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第46回 これぞ リターンエイジング~!細胞の若返りの話ですが・・・
若返りたいと思われている皆様に、朗報です。
「関西学院大理工学部(兵庫県三田市)の関由行准教授らのグループは、マウスの胚性幹細胞(ES細胞)が分化して万能性を失った細胞に、遺伝子の1種類を働かせることで、再びES細胞に戻せることを発見した(Yahooニュースより)」
とのことです。
細胞が若返るという報告は、チラホラ見かけるのですが、今回は、その筋の人たちには有名な万能細胞(ES細胞)で、しかも遺伝子をたった一つ動かすだけとは、凄いです。
因みに、マウスのES細胞で、テロメアが短いES細胞ほど、Zscan4(というタンパク質)が増えていることを確かめ、この現象が老化を防いでいることを裏付けたという報告もあります。(※テロメアについては後述します。)
ということで、細胞レベルでのリターンエイジング、アンチエイジング的な研究は、確実に進んでいるようでして、頑張って長生きしていれば、いずれ、不老長寿の時代がやってくるかもしれません(今、生きている人には、間に合わないかもしれませんが、多少は、恩恵があるかもです)
そこで、リターンエイジング技術が進化するまで頑張ろう!という方のために、老化の基礎知識のおさらいです。
生命科学的老化(エイジング)の原因
老化の原因は様々な説がありますが、ここでは、最新の研究成果に基づく老化原因について、いくつかご紹介します。(以前、ご紹介したものも取りまとめてみました。)
1.糖 化
老化の原因物質の一つにAGE(終末糖化産物)の存在があるようです。AGEとは、糖とタンパク質がくっついた状態で熱変性した(焦げた)物質で、普通に食事をするだけで増加し、一旦体内に蓄積すると体内にどんどん溜まって、細胞の老化を促進し続けるという、まことに恐ろしい物質です。
しかも悪いことに、AGEは、体内に一旦蓄積すると、永遠に残り続けます。つまり、老け顔の人は、多少改善することはあっても、基本、死ぬまで老け顔のままということです・・・恐ろしい・・・(ー_ー)!!
とは言え、美容と健康のためにも、極悪AGEが、なるべく溜まらないようにしたいところです。とういことで、いくつか秘策を伝授したいと思います。
①野菜、肉類、糖類(糖質はなるべく控える)の順番に食べる。
②お酢を多用する。(特に黒酢はおすすめです)
③加工肉(ベーコン、ウインナー、サイコロステーキなど)は食べない。
④肉は焼かない。茹でたり、蒸したりがおすすめ。
⑤ポリフェノールをたくさん摂取する。(コーヒー、緑茶など)
因みに、AGEを退治するために必要なアプタマー(目印みたいなもの)ってのが、見つかったようなので、やっぱり、長生きして、実用化されるのを待ちましょう。
2.ミトコンドリア
老化が細胞の活力低下だとすると、その原因は、ミトコンドリアの不活性化にあります。ミトコンドリアとは、細胞内にある器官の一つで、細胞が活動するために必要な唯一のエネルギー源であるATP(アデノシン3リン酸)という物質を作り出しています。
つまり、ミトコンドリアが元気をなくすと、ATPの生産も低迷し、結果、細胞も元気がなくなる(≒老化)ということです。(最悪の場合、細胞が死に至る場合もあります。詳しくは【第11回 お肌が若返る?ミトコンドリアの活性化でリターンエイジング?】を参照ください)
尚、最新の研究によれば、遺伝子(DNA)のメチル化がミトコンドリアの活力低下(=老化)の原因との報告もあります。(詳しくは【第24回 老化の原因は遺伝子のメチル化・・今すぐ始められるアンチエイジング法とは?】を参照下さい。)
3.活 性 酸 素
細胞にとって活性酸素は大敵です。細胞内の様々な器官を傷つけるほか、細胞膜やDNA(遺伝子)まで破壊してしまいます。通常、体内の活性酸素のほとんどは、普通に行っている呼吸によって発生し、その量は体内に取り入れた酸素の約2%、一日当たり10リットルもの活性酸素が発生しています。
その多くが細胞内の活性酸素除去システムによって取り除かれますが、栄養不足や体調不良などにより活性酸素除去システムに異常をきたすと様々な弊害が現れます(肌荒れや敏感肌など・・・)。(詳しくは、【第14回 リターンエイジング(若返り)の切り札「スカベンジャー」とは?活性酸素とアンチエイジング】を参照ください。)
以下は、活性酸素をやっつける仕組みの一つですが、世間でよく言われる、「ポリフェノールで活性酸素退治!」なんて、簡単な仕組みではないので、えせ科学には、騙されないようにした方が良いかと思います。
内容が難しいので、読み飛ばしてくださってよろしいのですが、体内の活性酸素除去システムに不具合が生じると、細胞が大変なこと(老化)になるとだけ、覚えておいてください。
<活性酸素の一つ、過酸化水素の分解(還元)の仕組み>
1.ニコチンアミド・ヌクレオチド・トランスヒドロゲナーゼ (NNT) はミトコンドリア膜電位をエネルギーとし、NADP+ の還元当量を NADPH へと移します。
2.還元が進んで NADPH が増加すると、酸化型グルタチオンの還元が進み、H2O2 (過酸化水素)のH2O(水) への還元反応が進みます。結果としてタンパク質を構成するアミノ酸のチオール/ジスルフィド比率を変え、転写因子や転写酵素を調節し、巨大分子の合成反応を進めます。
3.細胞質内の NADPH は、ペントースリン酸経路において IDH1 がリンゴ酸をピルビン酸へと変換する際に、生成されます。
4.これらの経路に何らかの変化が生じると ROS(活性酸素種)量が増加し、細胞内の代謝反応や増殖に多大な影響を及ぼします。
4.腸内フローラ
腸内フローラとは、腸内に住み着いている100兆個もの細菌の生態系の総称で、近年の研究により、病気、肥満、寿命、性格など、人に多大なる影響を与えていることがわかってきました。
例えば、腸内細菌が作り出すエクオールという物質は、老化を防いだり、お肌を若々しく保つことが実証されているそうです。逆に、腸内フローラが悪玉菌ばかりだと、老化が促進されるなんてこともあるようです・・・(詳しくは、【第6回 腸内フローラとは?リターンエイジング(若返り)にも効果あり!】を参照下さい。)
5.光 老 化
言わずと知れた紫外線による老化です。前述の4つが生理老化と言われる加齢による全身の老化現象であるのに対して、紫外線による老化は光老化(主に皮膚の老化)と言われます。
一般に、皮膚の老化の80%は光老化と言われており、美容にとっては、紫外線は大敵です。皮膚が紫外線を浴びると、皮膚の防御機能により、その大半は無害化されるのですが、その代わりにメラニンが増加したり、皮膚が硬くなったりします。
さらに影響が大きいのが、コラーゲンの破壊です。光線性弾性線維症と言われる現象で、重症の場合なかなか元に戻らないやっかいな現象です。
原因は、皮膚が紫外線を浴びることによる細胞内の活性酸素の増加にありますので、体内の抗酸化システムが健全な若い方の場合は、それほど心配する必要はありませんが、体内の抗酸化システムも加齢とともに機能低下してきますので、アラフォー以降の方は気を付けたほうが良さそうです。
詳しくは、
【第14回 リターンエイジング(若返り)の切り札「スカベンジャー」とは?活性酸素とアンチエイジング】
コラーゲンの修復は、こちら
第9回 肌荒れの原因は【微量元素】不足?コラーゲン生成に赤信号!?
第40回 しみ、しわの主犯?HSP(ヒートショックプロテイン)のショックな事実!
6.テ ロ メ ア
細胞には分裂する回数に制限があり、細胞分裂ができなくなると細胞死が訪れるという説があります。この細胞分裂の回数を決めているのが、DNA(遺伝子)の端っこにくっついているテロメアという部位です。
クルクル巻の構造をしていて、DNAを守るお仕事をしているのですが、細胞分裂のたびに短くなっていきます。なにもしなければ、やがてテロメアがなくなり細胞死に至ります。
そこで登場するのが、テロメラーゼという酵素です。テロメラーゼは、テロメアを修復する機能があり、若い方は細胞内にたくさんあるのですが、加齢とともに減少してきますので、アラフォー以降の方は、外部から摂取する必要があるかもしてません。
(詳しくは、【第13回 若く見えると長生きする?美容と寿命の関係】を参照下さい。)
以上の理由以外にも、DNAのコピーエラー、生活習慣、環境悪化、ストレス、免疫機能低下など様々な要因で老化が促進されているようです。思い当たる節がある方は、正しいエイジングケアを行って、早めにご対処されることをお勧め致します。
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