北欧産サイキックスリラー映画だが、大友克洋の漫画『童夢』をオマージュしている
監督は「わたしは最悪」の脚本家エスキル・フォクト
「イノセンツ」
202３年日本公開 / 117分 / ノルウェー・デンマーク・フィンランド・スウェーデン (原題：DE USKYLDIGE/THE INNOCENTS)
監督/脚本： エスキル・フォクト
製作： マリア・エケルホフド
撮影： シュトゥルラ・ブラント・グロヴレン
音楽： ペッシ・レヴァント
制作会社： ゼントロパ/フィルム・イ・ヴェスト
配給： ロングライド
キャスト
ラーケル・レノーラ・フレットゥム/アルヴァ・ブリンスモ・ラームスタ/サム・アシュラフ/ミナ・ヤスミン・ブレムセット・アシェイム/エレン・ドリト・ピーターセン/モーテン・シュヴァルトヴェイト他
ヨアキム・トリアー監督の「テルマ」「わたしは最悪。」の共同脚本で注目を集めたノルウェーの鬼才エスキル・フォクト監督による長編監督２作目となるサイキック・スリラー。郊外の団地を舞台に、大人の目の届かないところで不思議な超能力を身に着けた子どもたちが、無垢ゆえの残虐性でその危険な遊びをエスカレートさせていくさまをリアルな筆致でスリリングに描き出す。
家族と郊外の団地に引っ越してきた９歳の少女イーダは、自閉症で口のきけない姉のアナばかり優遇されていると感じて不満を募らせていた。そんな時、不思議な能力を持つ少年ベンと知り合い、仲良くなる。一方アナは、離れている相手と意思疎通できる少女アイシャと仲良くなっていく。やがて４人は一緒に過ごすようになり、互いに自分たちの不思議な能力を磨き、次第に思い通りに使いこなせるようになっていくのだったが…。（allcinemaより抜粋）
オフィシャルサイト
Wikipedia：The_Innocents（FILM）
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どーもです。
こちらは大友克洋の漫画「童夢」にインスパイアされたとのことで気になっていた作品
先に簡単なあらすじをば。
少女イーダが車の後部座席で転寝をしているところから物語ははじまる
顔に光が当たり目が覚める
前座席には父と母、
隣には姉アナがいる
姉が障害がある子で会話すらできない
ここでイーダは姉のアナの腿を親に見つからないようにギュッとつねる
姉は痛点が鈍いのか表現が出来ないのか黙っている
イーダたち家族はとある山間にある団地に着く
ここに引っ越してきたようだ
イーダは少年に出会う
ベン
サイコキネシスを使う
最初は軽いアルミのキャップくらいしか動かせられなかったが
次第に能力は増大する
狂暴性のあるベンにイーダは興味を持つ
姉は喋れないままだったがシャーマンの能力を持つアイシャと出会い
2人は気持ちがシンクロしていく
イーダには能力は開かないが、
姉はテレパシーとサイコキネシスが身につく
最初はこの4人で能力で「ごっこ」を楽しんでいたが
ベンが狂暴になっていきバトルへ発展
「童夢」にインスパイアをうけたというか
最後のオチ迄、まんま「童夢」である
しかし、刑事とかは出てこず子供だけの話になっており
漫画にある血まみれた部屋や空中浮遊、コンクリめりめりなど
派手な描写は一切なし
つまりはストーリーは拝借し見どころを削除した作品になっています
派手さがなくなった分、リアルさは増し、子供の心理描写や残虐性に重きを置いた作品になっている
でもそれだけでも十分に観れるし面白い作品ではあります
派手なシーンが無くても面白いのですから「童夢」が映画化になったらどんだけ面白いのだろうと
当時10代の頃にハマった世代にとってはとてもモヤモヤする作品でもあります
ずっと映画化の話は昔からあったのですがね、
叶いませんね
こうなりゃアニメでもいいからしないかねえ。。
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