ティムバートン監督版の映画「バットマン」の1作目になります
ジョーカー役にジャックニコルソンの起用し話題にもなりました。
月夜に悪魔と踊ったことはあるか?
「バットマン」
1989年公開 / 127分 / アメリカ (原題:BATMAN)
監督 ティム・バートン
脚本 サム・ハム/ウォーレン・スカーレン
原案 サム・ハム
原作 ボブ・ケイン
製作 ピーター・グーバー/ジョン・ピーターズ
音楽 ダニー・エルフマン/プリンス
撮影 ロジャー・プラット
編集 レイ・ラヴジョイ
製作会社 ワーナー・ブラザース/ザ・グーバー・ピーターズ・カンパニー
配給 ワーナー・ブラザース
キャスト
マイケル・キートン/ジャック・ニコルソン/キム・ベイシンガー/ロバート・ウール/マイケル・ガフ/パット・ヒングル/ビリー・ディー・ウィリアムズ/ジャック・パランス他
DCコミックスの誇るスーパー・ヒーローを巨費を投じて映画化した大作。ゴッサム・シティの闇に跳梁し悪を粉砕するバットマンと犯罪組織の新ボス・ジョーカーとの戦い。単純明解な娯楽編にはせずにひねった作品を目指していたのか、バットマンの誕生の秘密やジョーカーの設定などかなり暗めの話で、それはそれで面白くなりそうだったが結果的には演出がもたついて効果を上げていない。ニコルソンの怪演は凄いとしか言いようがないが……。
(allcinemaより抜粋)
Wikipedia:バットマン(映画)
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それでは今日は
1989年版のバットマンです
89年と言えば昭和から平成へと変わった年でございます。
この年の映画の作品というのも、かなり今でも印象深い作品が多くありますが
どちらかというと洋画のほうが人気だった時代でございました。
私も高校を卒業しバイトしながら映画館によく行っていた時代です
バットマンは89年の12月公開で
ちょうど「ゴジラVSビオランテ」の公開時期と被りますね
89年と言えば他にも今でもフェバリットムービーに入る作品が多いです
「ニューシネマパラダイス」に「レインマン」「フィールドオブドリームズ」がこの年公開
アクション系では「バックトゥザフューチャー2」「インディジョーンズ/最後の聖戦」「ダイハード」等々、錚々たるラインナップになっている
特にアクション系は80年代の大味なアメリカ作品から
完成度の高い、金のかかった娯楽映画が連発されていた頃だった
そして平成初めてお正月映画となる年、
話題に上がるのは今作「バットマン」と「バックトゥザフューチャー2」だった
アクション物では他にスタローンの「ロックアップ」、そして「ゴジラVSビオランテ」
アクション以外の話題作ではビリークリスタルの「恋人たちの予感」、アルパチーノ映画復帰作「シーオブラブ」、他に「セックスと嘘とビデオテープ」や「ニューシネマパラダイス」が同年の12月に公開されている
「バットマン」は公開前からプリンスの主題歌の「BATDANCE」が
ガンガンMTVなどで見かけていた
正直当時のバットマンはこのMVのイメージも強い
映画館でももちろん観に行ったが、
ちょっとジャックニコルソンのアクの強さが最初気になるのだが
個人的にはバットマンのかっこよさ
これに尽きます
この闇夜に見えるシルエットのカッコよさ
そして重厚な
大人の鑑賞にも耐えうるヒーローもの
アクションに関してはたしかに派手さはないものの
私はあのかっこよさに魅了された映画でありました
ジョーカーに比べると控えめな感じなのも
これまでにない生身のダークヒーローとしても
少し重そうな漆黒のコスチュームも含め
とても好きなヒーローとなる
ジョーカーとの比率も良い
一方、ジョーカーに関しても
今作のジョーカーもかなり狂気の男を演じている
最初はジョーカー自体の免疫がない為、クセの強さに非常に戸惑うのだが
段々とこいつはヤバいと思ってくる
化粧を特定の使用方法で顔が笑ったように引きつり死亡する事件が相つぐ
ちょっとティムバートンらしいダークさも入っており
監督はジョーカーのほうが実は好きなのかなとも感じれるくらい
ジョーカーのほとんど物語と言っても過言ではないほどです
なにせ1作目であるのにバットマンの誕生ではなく
ジョーカーの誕生を追う話で進んでいく
そのヴィラン好きは次作の「バットマン・リターンズ」にてもっと明らかとなるのでした。
バットマン/ブルースウェインを演じていたのが
バートン監督の前作「ビートルジュース」でも主役を務めていたマイケルキートン
お若いねえ(^^)
ちょっとお人よしっぽい金持ち社長であり、
裏の顔はバットマンという2面性を持った男
この方は目が特徴的であるため
マスクをつけた時も分かりやすい「目」であることも良かったのかもしれませんね
そして今は現在公開中の「ザ・フラッシュ」にて再びブルースウェインを演じることになりました。
こちらも評判良さそうなので楽しみです
本作に戻りますと、
バットマンの恋人ビッキーベールにキムベイシンガー
ジョーカーにはハーレクインではなくアリシア=ジェリー・ホールが愛人として登場
他には後のトゥーフェイスになるハービー・デント検事に「スターウォーズ」のランド・カルリジアンを演じたビリー・ディー・ウィリアムズが登場
それからジョーカーの部下のボブ=トレイシー・ウォルター
執事のアルフレッドは名優マイケル・ガフ
執事のイメージはやはりこの方がお強い
物語も少しだけ説明しますと、
ゴッサムシティという架空の街の中で
バットマンは誕生は描かれてはいないものの
まだ何ものかも知られずに悪事を働く者に制裁を一人加えていたころ
ジョーカーが現れ、
彼を退治してバットシグナルが登場するお話となる
ストーリーの両者の比重は50/50くらいです
両者が対峙するときに
ジョーカーがブル-スにとって
忘れようにも忘れられない聞き覚えのある言葉を吐く
それこそが二人の宿命のキーワードとなる
こちら若い頃のジョーカー
宿敵ジョーカーとバットマンの有名なエピソードを
きちんと物語として作っています。
その後も魅力的なジョーカーが映画でも登場するわけだが
ジョーカーはいろんな役者さんがやってみたい役かもしれませんね
このティムバートン版「バットマン」により
これまでのアメコミヒーロー作品の映画版とも違う
という意味では今のアメコミヒーロー映画の礎となった作品と言ってもよいかと思いますが
このダークな雰囲気になるきっかけの一つとなったコミックが
「バットマン:キリングジョーク」でした
アメリカでは映画公開の前年、1988年に刊行されています
うちの息子も購入していたほどの有名な名作アメコミでございますが
この頃には日本の漫画のみならず
アメコミにもアート志向な作品が多数でていた頃でもありました
一番最初にジョーカーが登場したのが1940年
ジョーカーはこれからも色んな役者さんが演じるかと思われます
それもこれからの楽しみでもありますね
まずは現在公開中の「ザ・フラッシュ」
観に行きたいすねえ。。
そんなわけ
次回は2作目にするか、
それとも「フラッシュ」か・・
では。