RENT / レント(2005) | Bokuと映画  Chackn'sBlog

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おきにいり映画、 地元鹿児島のこと、 70年代、80年代のおもしろかったこと、 
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伝説の大ヒットブロードウェイミュージカルの映画化

 

監督は「ホームアローン」「ハリーポッターと賢者の石」のクリスコロンバス

 

 

貧困、同性愛、ドラッグ、エイズ・・

 

原作者のことも含めお話しましょう

 

 

「RENT / レント」

 

 

 

 

 

2006年日本公開 / 135分 / アメリカ (原題:RENT)

 

監督    クリス・コロンバス
脚本    スティーヴン・チョボスキー
原作    『レント』ジョナサン・ラーソン
製作    ジェーン・ローゼンタール/ロバート・デ・ニーロ/クリス・コロンバス/マイケル・バーナサン/アラン・S・ゴードン/マーク・ラドクリフ
製作総指揮    ケヴィン・マックコラム/ラタ・ライアン
音楽    ジョナサン・ラーソン
撮影    スティーヴン・ゴールドブラット
編集    リチャード・ピアソン
製作会社    レボリューション・スタジオズ/1492ピクチャーズ/トライベッカ・プロダクションズ
配給    コロンビア ピクチャーズ/ブエナビスタ

キャスト
ロザリオ・ドーソン/テイ・ディグス/ウィルソン・ジャメイン・ヘレディア/ジェシー・L・マーティン/イディナ・メンゼル/アダム・パスカル/アンソニー・ラップ/トレイシー・トムズ他

 

 

ピュリッツァー賞も獲得したブロードウェイの大ヒットミュージカルを映画化。80年代末のニューヨークを舞台に、家賃(RENT)さえも払えない貧しい生活の中、ドラッグやエイズといった様々な問題に直面しながらも夢に向かって生きるアーティストの卵たちの姿を綴る。監督は「ハリー・ポッターと秘密の部屋」のクリス・コロンバス。
 1989年のクリスマス・イブの夜。イースト・ヴィレッジにある古いアパート。家賃を滞納し電気も暖房も止められた一室に暮らすルームメイトのロジャーとマーク。ミュージシャンのロジャーは恋人がエイズを苦に自殺して以来すっかり引きこもり状態。秘かに階下に住むヤク中のダンサー、ミミに心惹かれる。一方、映像作家志望のマークはカメラを持ち歩きあらゆるものを記録する。マークの元彼女モーリーンは地域の再開発反対をパフォーマンスで訴える。彼女の現在の恋人は女性のジョアンヌ。ロジャーたちの親友トム・コリンズはひょんなことからドラッグ・クイーンのエンジェルと恋に落ちる。そんな彼らのかつての仲間で、家主の娘と結婚して以来すっかり変わってしまったベニーは、一帯の再開発を目論み住人の追い出しを図る。

(allcinemaより抜粋)

 

 

Wikipedia:RENT/レント

 

 

*****

 

 

今日の音楽に関する映画はこちら

 

ミュージカルからの映画化作品

 

 

 

ミュージカルの話は後程しましょう

 

こちらも好きな作品で、DVDも持っていましたが特典を観ていませんでしたので

 

特典映像を観た後に今回は観返しました。

 

するとまたこれが、、

 

泣けますなあ。。

 

 

この映画が公開された2006年の頃、

 

私は今振り返るとドン底の底のほうに居た

 

もう自分自身が必死に生きていたころはこんな感化なんてされるわけでもなく

 

自分のことで精いっぱいになっていた頃です

 

いい映画だなとは思いましたが

 

どこか流行りに乗ってた感もありました。

 

さほどハマったわけではない。

 

 

しかし、年を重ね、

 

この作品の原作者ジョナサン・ラーソンのことを知り、

 

見返してみるともう、

 

2部が始まりだすと涙が自然と出てくる

 

彼らが愛おしく感じる

 

 

私も

 

 

人を好きになれるようになったんだなと

 

あの頃とは変われたんだなと感じた次第です

 

 

 

はい。

 

 

前置きが長くなりましたが

 

本題です

 

 

舞台はニューヨークのイーストサイド

 

時代背景は1989年のクリスマスイブから約525,600分(minutes)の物語は始まる

 

メインのキャラクターたちは

 

芸術を志す者たち

 

映画監督志望のマーク=アンソニー・ラップ

 

 

ニューヨークの街、そして生きゆく人たちを8MMに収めている

 

 

 

同居人のロジャー=アダム・パスカル

 

 

コックミュージシャンを目指している。HIV感染者である

 

 

同写真の娘はミミ=ロザリオ・ドーソン

 

 

下に住んでいる

 

この二人の関係性

 

ロジャーはHIVの陽性患者であり、前の恋人のこともあり

 

恋に進めなくなっている

 

ミミは自分もHIV患者であることを告白し一緒になる

 

 

マークとロジャーの元ルームメイトに

 

トム・コリンズ=ジェシー・L・マーティン

 

 

 

 

思想家。

 

 

彼が襲われていた時に駆け付けたのがエンジェル=ウィルソン・ジャメイン・ヘレディア

 

 

ドラァグクイーンで同性愛者

 

 

 

トムといい仲になる

 

2人ともエイズ感染者

 

エンジェルはストリートミュージシャンでもあり、パフォーマーでもある

 

 

そして、パフォーマーとして自分をさらけ出し生きているモーリーン=イディナ・メンゼル

 

 

 

大々的なアートパフォーマンスを手掛ける

 

 

 

マークの元カノでもある

 

 

 

で、今カノがジョアンヌ=トレイシー・トムズ

 

 

 

舞台から映画になるときに出演者はほぼ舞台のキャスティングと変わらなかったが

 

このジョアンヌとミミの2名が新しく配役されている

 

 

またこの二人、

 

タランティーノ監督の「デス・プルーフ in グラインドハウス」でまた競演するという

 

 

 

妙な縁をお持ちな2人です

 

 

 

彼等は貧しいなかでコミュニティが出来、

 

協力し合い暮らしているが、

 

 

この時代背景の89~90年にかけて

 

たくさんの著名人がエイズでお亡くなりになっている

 

有名なところではアーティストのキースヘリング

 

エイズに関しては80年代の中ごろに話題となり、日本でも言葉が浸透する

 

私は高校生だったが避妊具のゴムが感染対策になりますと、

 

学校で先生から言われたのを覚えている

 

 

 

そして、

 

原作者のジョナサン・ラーソン

 

 

 

彼は7年の歳月を経てこの舞台を作り、

 

初公演のプレビューの当日、1996年1月25日自宅で亡くなっていた。

 

享年35歳

 

 

かれはずっと作中のような貧しい中で

 

舞台の音楽家として食べていけるのを夢見て生きていた

 

最低限食べていけるようにカフェのウエイターを週3で勤務していた

 

そんな中できた仲間たち、

 

そしてその仲間たち3人をエイズで亡くした。

 

「RENT」の舞台がようやく形になり公演が決まりだしたころ

 

ようやく10ウン年続けていたバイトもやめたらしい

 

 

 

亡くなった当日は公演していいのかを親族に聞いたところ

 

是非幕を開けてほしいとのことで質素な舞台に変えて始めたらしい

 

無事終わり、大喝采の後、観客はその場に座り込み動けなかったという

 

数分の沈黙があり、

 

1人のファンが言った一言、

 

これが映画の最期にもテロップで流れる

 

 

それが、

 

「Thank you!Jonathan Larson(ありがとう、ジョナサン・ラーソン)」だった。

 

 

 

ここから客が途絶えることなく

 

オフブロードウェイだったのが、

 

本格的なブロードウェイミュージカルへ

 

キャストはずっとそのままで

 

客は著名人らも観劇するようになる

 

ついには当時の大統領のビルクリントン大統領が娘と見に来るまでになる

 

 

映画化の話はずっとあったらしいが

 

公演の初日から10年経ち、映画が公開される

 

監督のクリスコロンバスは

 

実際大学の頃ニューヨークの安アパートに居て貧困生活に明け暮れてたらしい

 

 

 

 

 

映画はミュージカルではあるが

 

街の撮り方、そして出演者の生きざまがリアルに感じる撮り方を意図して撮っている

 

ミュージカルの演出はエンタメとして浮かないようにストーリーにスムーズにインサートされている

 

 

一番最初の横一列

 

 

 

 

主要人物に最初から歌わせることで免疫を作っている

 

 

そしてラストは2パターンあったという

 

 

1つは上と同じく

 

横一列でオープニングと同じように終わるか、

 

8MM映像のニューヨークの街の人々のリアルで終わるか。

 

 

実際はラストは8MM映像で終わっている

 

そのことで舞台の中の話じゃなく

 

リアルさを前面に出すことで

 

出演者たちにリアルさがでてきて

 

原作者ジョナサン・ラーソンが

 

この映画のなかに息づいているようにも感じる

 

 

ジョナサン・ラーソンが経験してきたことが

 

この物語とシンクロされていくのだ。

 

 

 

そんなところで

 

 

今回はお仕舞。

 

 

次回はまだ決めてませんが

 

 

ちょっと映画館でも観たいのがあるのですが、、

 

 

体調も崩し気味で悩み中でございます。

 

明日、体調良ければ

 

行ってみよかな(^^)

 

 

 

では。