グッバイ・クルエル・ワールド(2022) | Bokuと映画  Chackn'sBlog

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大森立嗣監督のクライムアクション映画

 

出演は西島秀俊、斎藤工、宮沢氷魚などが顔を揃える

 

 

色々なクライム映画のオマージュてんこ盛り作品

 

 

「グッバイ・クルエル・ワールド」

 

 

 

 

2022年公開 / 127分 / 日本 (米題:Goodbye Cruel World) +R15

 

監督    大森立嗣
脚本    高田亮
製作    甲斐真樹/大畑利久/永田芳弘/高口聖世巨
主題歌    Bobby Womack「What Is This」/「California Dreamin'」
撮影    辻智彦
編集    早野亮
制作会社    スタイルジャム/ハピネットファントム・スタジオ
製作会社    「グッバイ・クルエル・ワールド」製作委員会
配給    ハピネットファントム・スタジオ

 

キャスト

西島秀俊/斎藤工/宮沢氷魚/玉城ティナ/宮川大輔/大森南朋/奥野瑛太/片岡礼子/螢雪次朗/モロ師岡/前田旺志郎/若林時英/青木柚/奥田瑛二/鶴見辰吾/三浦友和他

 

「星の子」「MOTHER マザー」の大森立嗣監督が西島秀俊、斎藤工、宮沢氷魚、玉城ティナ、宮川大輔、大森南朋、三浦友和ら豪華キャストを起用して贈るクライム・サスペンス。一夜限りの強盗団がヤクザの大金を強奪したことから、警察も巻き込んだ壮絶な潰し合いが繰り広げられるさまを、過激なバイオレンス・アクションとともに描き出す。
 ヤクザ組織の大金を狙って結成された、互いに素性を知らない一夜限りの強盗団。さびれたラブホテルで行われていた資金洗浄の現場に乗り込み、その金を奪うことに成功する。しかしヤクザが黙っているわけもなく、悪徳刑事を使って強盗団の正体を暴き、壮絶な復讐に乗り出してくるのだったが…。(allcinemaより抜粋)

 

 

オフィシャルHP

 

 

 

Wikipedia:グッバイ・クルエル・ワールド

 

 

*****

 

早速行きましょう

 

 

今作はヤクザの金を強奪した一味が、追われるアクションということで

 

内容的には石井隆の「GONIN」をベースにした物語であります

 

かなりオマージュもあります。

 

「GONIN」では真っ先にヤラレてしまう若い二人ジミーとナミィー(椎名桔平と横山めぐみ)が

 

もし生き残り、トゥルーロマンスのような逃避行をしたらという感じでしょうか。

 

 

冒頭からも他のクライム映画を彷彿させるところもあり

 

丸目のアメ車は「スーパーフライ」

 

主題歌を歌うボビー・ウーマックは「ジャッキー・ブラウン」

 

その他も言い出すときりがない

 

 

強盗団の連中は

 

仲間のことも良く知らずにあつまった5人+共犯者1人

 

1人は元ヤクザの安西=西島秀俊

 

 

 

家族と一緒になるため金が要る

 

 

1人は浜田=三浦友和

 

 

右翼まがいのことをするのに金が要る

 

 

1人は萩原=斎藤工

 

 

 

ヤミ金業者。ヤバいことは何でもこなす冷酷男

 

 

そして美流=玉城ティナと

 

 

武藤=宮川大輔

 

 

 

この二人が金が集まる情報をつかみ

 

借金がある斎藤に話を持ち掛け計画される

 

 

もちろん金が要る

 

 

そしてホテルに金の集まる話を一番初めに玉城に教えたのが

 

そのホテルの従業員だった矢野=宮沢氷魚

 

 

 

ちなみに父さんはTHE BOOMの宮沢さん(似てますな)

 

 

計画は成功するが

 

ヤクザから追われ

 

仲間同士の裏切りもあり

 

 

タイトル通りクルエル(cruel:非情な)ワールドへと突き進んでいく

 

 

その他にはヤクザとどっぷりの刑事蜂谷に大森南朋

 

 

 

ヤクザには親分さんに奥田英二に

 

幹部に鶴見辰吾(「GONIN」と被ります)

 

 

三浦友和の活動員には

 

前田旺志郎、若林時英、青木柚

 

 

これは非常にもったいないキャスティングだ

 

ある意味贅沢なのか

 

 

 

物語は正直、ありきたりでもあるが

 

犯罪映画の定番としていかようにも面白くなる内容であり、

 

キャストもそれなりによくBGMもしゃれてる

 

 

しかし細かなディティールが曖昧であり

 

非常に惜しい作品ではなかろうかと感じました。

 

 

これまた粗を探せばキリがないので1つだけ

 

玉城とホテル従業員の宮沢は親分の奥田英二に強盗仲間を殺してくるように言われ実行する

 

 

 

クライム映画でよくあるアングル

 

 

この喫茶店の襲撃シーンは

 

 

逆光の中でショットガンを撃ちまくるのだが

 

ホコリ一つ舞わない

 

せっかくの逆光がもったいない

 

ホントなら

 

喫茶店に押し入る2人を後ろから手持ちのカメラで追うところからアクションが始まるのに

 

そのまま、なんなら1カットで撮り続ければメチャかっこいい映像になったのだが

(つまりは松田優作の「遊戯」シリーズ的な)

 

すぐに画面転換し玉城たちの前にカメラが来る

 

 

それは個人的にただ単に観たい画なわけですが

 

逆光で銃を撃つのにホコリすら飛ばないのはどんなもんかと思われる

 

 

まあこれに限らず

 

ちょっと惜しいかなと思いましたね

 

 

役者さんでは

 

玉城さんと斎藤工さんが良いでした

 

 

 

てなところで

 

今日は日曜日

 

よい休日をば(て、もう昼過ぎww)