さがす(2021) | Bokuと映画  Chackn'sBlog

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おきにいり映画、 地元鹿児島のこと、 70年代、80年代のおもしろかったこと、 
趣味の話、 最近の出来事など。。

大阪を舞台にした佐藤二郎主演の映画

 

コメディではなく、バイオレンスなサスペンスドラマ

 

 

 

さがしものは何ですか?

 

 

 

「さがす」

 

 

 

 

2022年公開 / 123分 / 日本 (米題:Missing)

 

監督    片山慎三
脚本    片山慎三/小寺和久/高田亮
製作    井手陽子/山野晃/原田耕治
音楽 高位妃楊子
撮影 池田直矢
編集 片岡葉寿紀
製作幹事/制作/配給 アスミック・エース
製作 『さがす』製作委員会

 

キャスト

佐藤二朗/伊東蒼/清水尋也/森田望智/石井正太朗/松岡依都美/成嶋瞳子/品川徹他

 

「岬の兄妹」の片山慎三監督が佐藤二朗と「空白」の伊東蒼を主演に迎えて記念すべき商業デビューを飾ったサスペンス・ドラマ。大阪を舞台に、中学生の少女が、失踪した父親を必死に探す中で、思いもよらぬ真実へと近づいていくさまをミステリアスに描き出す。共演は清水尋也、森田望智。
 大阪の下町で父の智と2人暮らしをしている中学生の楓。ある日父は、300万円の報奨金が出る指名手配中の連続殺人犯を見つけたと言った後、そのまま姿を消してしまう。警察に相談するも相手にされず、たった一人で父を探し始める楓。やがて日雇い現場に父の名を見つけるが、そこにいたのは、父の名を騙る連続殺人犯の青年だった。

(allcinemaより抜粋)

 

オフィシャルHP

 

 

 

Wikipedia:さがす

 

 

*****

 

みなさまこんばんみ

 

最近はちょっと意図的に比較的新しめの作品をばアップしております

 

今までは鑑賞してアップしない作品も多かったですが

 

なるべくアゲていこうかなと思っています

 

まあ、それでも昔の東映作品や日活作品は最近鑑賞してても上げてない作品も多いですが、

 

 

今作も正直どうすっかなと考えましたが

 

まあ、ネタバレなしで

 

ご紹介しましょう

 

 

監督は「岬の兄妹」で話題となった片山慎三

 

「岬の兄妹」は観る勇気がなく観てなくて

 

それよりも商業性が強そうな新作の「さがす」を観てみました

 

監督は韓国のポンジュノ監督に師事していたことがあり

 

「母なる証明」の助監督を務めていたそうです

 

それを後程知り納得。

 

 

どこか韓国映画ポイのです。。。

 

 

 

 

一度本題に入ります

 

 

舞台は大阪下町

 

具体的名称は割愛されているが

 

多分西成であろう

 

釜ヶ崎三角公園の炊き出しが出てくる

 

 

父=佐藤二郎は

 

日雇いの仕事で食いつないであるがどこか頼りない

 

しかし、どこか憎めない男

 

 

 

20円が足りなくて万引きをする

 

妻を亡くしてから鬱を発症したようでもある

 

 

娘=伊東蒼は

 

 

 

 

普通の学生(中学生?)でしっかりもの

 

そんな父にあきれたりもするが好きでいる

 

 

父はある日、懸賞金のかけられた連続殺人犯を見つけたと話す

 

そしてその後失踪。

 

 

娘は父を探すが

 

父の名前で日雇いに出ていたのは

 

目撃された連続殺人犯=清水尋也だった

 

 

 

 

それから物語は展開していくが、、

 

バイオレンスな描写、

 

後々、素性が解るストーリー展開

 

そして

 

どこかご都合主義の脚本

 

また頼りにならない警察

 

 

頼りにならずに自分で何とかするという流れは

 

韓国映画でよくみるストーリーです

 

 

またそもそも感の強い

 

ご都合主義な脚本も

 

じつは韓国映画は多いと思うのですが

 

韓国映画はそれを演者の上手さ、また熱量でカバーできるので

 

そこはあまり気にせず面白く観れるのです

 

 

この作品の演者さんは

 

ちょっと「演じてる」感が強すぎる

 

特に佐藤二郎さんは非常に熱演していらっしゃるのですが

 

もう日本で有名人なわけで

 

どうやっても演じてると思ってしまうのが足枷となってしまう

 

病気の妻も同じく

 

まだ無表情で人間味を消したほうがリアルだ

 

 

この韓国映画のテイストにするのであれば

 

演技をリアルにしなければ

 

どうしても物語にリアル感が無いので絵空事になってしまう

 

 

 

これがもっと演劇ぽく派手に演じて

 

過剰に演出すれば

 

園子温作品になる

 

 

まあ、

 

 

そうは言うても

 

ラストのオチも

 

親子のシーンもなかなかよい

 

ラストが良いだけに

 

序盤から中盤が絵空事となり見てられなくなるのが残念だ

 

粗はここでは書きませんが

 

 

何故父がなにも言わず家を出たのか

 

何故仕事を「ヤツ」に変わったのか

 

そして父はなぜ携帯を「ヤツ」に渡したのか

 

何故、

 

警察は取り持たないのか

 

全てが物語を進める為のご都合であるのです

 

 

私的には大好きな「母なる証明」も

 

この「そもそも感」がかなりあり、

 

冷静にあの話を考えると

 

コントにもなりえるほどだが

 

演者の熱量であそこまでの傑作になりえたのです

 

 

それと

 

 

二郎さんはジミーちゃんに見えてしょうがないのだが(^^;

 

 

 

 

そこは狙ってたんかなあ。。

 

 

ジミーちゃんのドラマ

 

観たいなあ、、

 

 

またNETFLIX入ろかな。。(^^)

 

 

 

そんなわけで

 

今作は個人的にはこれまた惜しい作品です

 

良い作品とは思います

 

 

今度、「岬の兄妹」もチャレンジしてみよかな。。

 

 

では。