それではですね、
予告していたヒーローもの、
マーベルでも、
DCでもなく、
サバンです(^^;
いや、これいいよ!(^^)
「パワーレンジャー」!
2017年 (原題 Power Rangers)
監督: ディーン・イズラライト
脚本: マックス・ランディス/ジョン・ゲイティンズ/マット・サザマ/バーク・シャープレス/アシュリー・エドワード・ミラー/ザック・ステンツ
原作: ハイム・サバン『パワーレンジャー』/東映『スーパー戦隊シリーズ』
製作: ハイム・サバン/ブライアン・カセンティーニ/マーティ・ボーウェン/ウィク・ゴッドフリー
製作総指揮: ブレント・オコナー/アリソン・シェアマー/ジョン・ゲイティンズ/ジョエル・アンドリック/鈴木武幸
製作会社: SCGフィルムズ/東映/テンプル・ヒル・エンターテインメント
配給: ライオンズゲート/サバン・フィルムズ/東映
キャスト
デイカー・モンゴメリー/ナオミ・スコット/RJ・サイラー/ベッキー・G/ルディ・リン/エリザベス・バンクス/ブライアン・クランストン他
【解説】“アイアンマン”、“スパイダーマン”を始めとする主演級のヒーローが一堂に会す究極のオールスター映画『アベンジャーズ』 法治国家における闇の正義“バットマン”の苦悩と葛藤を徹底的にあぶりだし、ヒーロー映画の新機軸を打ち立てた『ダークナイト』 革新的なVFXで世界に映像革命をもたらし、その後のロボット・アクション映画に多大な影響を与えた『トランスフォーマー』 あらゆるヒーロー・アクション映画が人々を熱狂させているまさに“ヒーロー映画全盛期”とも言えるこの時代に、新たなヒーローがハリウッドに名乗りを上げた。 始まりは20年以上前。日本で40年以上続く特撮シリーズ“スーパー戦隊”は、海を越えアメリカで英語ローカライズ版の放送が開始。 アメリカの子供番組史上最高視聴率を記録し、玩具の品切れ騒動がニュースになるほどの社会現象を巻き起こし、以後毎年新シリーズを発表し続ける“米国で最も成功したジャパニーズコンテンツ”とも言われている。それこそが「パワーレンジャー」である。 そして2017年、日本で生まれアメリカで育ったこのハイブリッド型ヒーローが、大型プロジェクトとして始動。 ハイクオリティに描かれるアクションと、歴戦のスタッフによって描かれるドラマ。 日本のヒーローにハリウッドの技術と経験が注がれると、一体何が起こるのか?世界の期待を背負って、日本に凱旋する。
【ストーリー】 小さな町・エンジェル・グローブに、普通に暮らす若者たちがいた。 ジェイソン、キンバリー、ビリー、トリニー、ザック。ありふれた日々を過ごす彼ら5人は、 偶然にも同じ時間・同じ場所で不思議なコインを手にし、超人的なパワーを与えられる。 自分たちの力に困惑する彼らの前に現れたのは、かつて世界を守っていた5人の戦士=“パワーレンジャー”の一人・ゾードンと、機械生命体・アルファ5。古代の地球で封印された悪の戦士=リタ・レパルサが蘇り、再び世界を滅ぼそうとしていること、そして彼ら5人はその脅威に立ち向かうべくコインに選ばれた、新たな“パワーレンジャー”であることが明かされる。しかし、自らの運命を受け入れられない彼らは、まだその秘めたる力を解放できずにいた。地球に残された時間はあとわずか。果たして彼ら普通の高校生に、この世界を救うことができるのか?世界が、そして仲間たちが危機にさらされた時、ついに“その力”が目覚める。
(東映ビデオより抜粋)
*****
パワーレンジャーはご存じの通り(?)
日本の戦隊シリーズ物を提供した人気のアメリカのテレビ番組。
日本でいえば「恐竜戦隊ジュウレンジャー」(1992)。
初のアメリカの放映が1993年。
恐竜をモチーフにした戦隊もので当時「ジェラシックパーク」が公開された年と重なります。
人物の出てくるところはアメリカ人が出てきて、
マスクをつけた戦闘シーン、また特撮シーンは日本の戦隊もののフィルムが使用されて放映されていました。
これが全世界で大当たり。
その後、日本の戦隊ものと同様、
モチーフを変え、パワーレンジャーとしてシリーズが今日まで継続されています。
日本で東映で撮影されている戦闘シーンをアメリカで同じものを撮影しようとすると、
なんと1年で3本くらいしか撮れないだろうと言われていますので、
今日まで戦闘シーンは日本で撮影されたものが使用されています。
今回はその一番最初の「マイティ・モーフィン・パワーレンジャー」(1993)のリブート化。
恐竜のモチーフもそのまま。
このパワーレンジャーになる5人の始まりの話。
高校の落ちこぼれクラスの5人が
とあることでパワーレンジャーになるというお話ではあるのですが、
変身するまでのプロセスがね、
なかなか変身することができないのですが、どうして5人が変身することが出来たか。までのプロセスがよい。
パワーレンジャーを知らずとも、
また戦隊ものが好きであればなおさら
お勧めできる作品であります。
ピンクの子は
「アラジン」の実写版のジャスミン役だったナオミスコットさん。
べっぴんさん。
この作品により、人気になったようです。
テレビシリーズの俳優さんたちはこちら。
今回のリブート作品も絶妙に似た感じ。
5人のバックボーンもなかなかよい。
レッドはアメフトの花形選手でしたが事故により選手生命を絶たれ、また素行不良により落ちこぼれ組へ。
ブルーはいじめられっ子の自閉症スペクトラム障害持ち。
ブラックは中国系の不登校児で祖母の看病をしている。
イエローは家で浮いた存在の転校生。
ピンクはチアリーダーだが何かあり。
ベースになるのは、1995年の当時の劇場版が登場人物とかかぶります。
5人を集めたゾードンも似た感じ。
今回のと、
95年の劇場版。
この95年の劇場版は
正直、当時見たことありますが、全く記憶にないほどのおもんない作品だったが、
この機会に観直してみたのです。
だいぶ2017年版のベースになってはいるけど、
観なくても問題はなし(^^;
テレビシリーズの延長のような作品でありましたが、気になる方はご覧あれ。
で、
95年劇場版のポスターの中央に陣取っているのは
ジュウレンジャーのキャラではなく、
後番組のダイレンジャーのキバレンジャーであります(^^
転身だぁ~♪
ダイレンジャーも懐かしいねえ(^^)
うちの長男が好きでしたねえ。
名乗りポーズもかっこいい作品でした(^^)
しかし、パワーレンジャーには真中のキバレンジャーのみの登場です。
テレビシリーズでは第3シリーズからダイレンジャーの後番組であるカクレンジャーが登場し、
その後大勢の戦隊(パワーレンジャー)が年々登場していきます。
日米ともに歴史を感じますねえ。
ではリブート版に戻ります
今回のデュランに当たるのは、
オリジナルと一緒のリタ・レパルサという女形の悪役。
エリザベス・バンクスがなかなかの好演をしておりますが、
オリジナルは日米で人気のこの方。
曽我町子演じる魔女バンドーラです!!
いい表情していますねえ。
ジュウレンジャーといえばこのバンドーラの印象が強いですねえ。
また何故かこのリブート版はサントラがよい。
良いというか、劇中にヒット曲が結構な数、挿入されています
ケイティペリーにディスティニーチャイルドのサバイバー、
カニエ・ウェストのパワー、
他にハンズクラップやスタンドバイミーなどヒット曲だらけ!!
このあたりもアメリカのちびっ子たちに突き刺さるように配慮しているようにも感じます。
アメリカでは大ヒットまではいかなかったようですが、
続編もあるようで、
次回はグリーンも登場しそうな感じです!
正直なところ、
製作費1億2千万ドルの超大作です。
ちなみに同時期では「デッドプール2」が同じくらいの製作費!
こんな予算での戦隊ものが観れるなんて、
ガッチャマンの実写版で喜んでいる場合ではなかったわけで(^^;
ヒーローものの好きな人たちにとっては至高の作品になるのではないかと思いますよ。
せっかくですのでジュウレンジャーのお話も少し(^^;
ジュウレンジャーは戦隊ものではあの「鳥人戦隊ジェットマン」の後番組として放映。
前作ジェットマンは、
かなりの異色作で脚本の井上敏樹と雨宮慶太監督が今までの概念を破壊するかのような作品でした。
しかし、これが非常に面白かった。
戦隊ものの可能性が一気に広がったようなエピソードが多数ありました。
これに対し、
後番組のジュウレンジャーは、逆に王道に戻して制作を開始したようです。
しかし、それは既存のものに戻しただけではなくてジェットマンのような変化球のストーリーをなくし、
分かりやすい物語に戻しつつ、王道の冒険もの、ファンタジーアドベンチャー的なこれまでにないストーリーを築き上げました。
安心して見てられる悪役。
シリーズ随一のかわいらしさを持った恐竜型のロボット(ギミック含む)。
RPGファンタジーアドベンチャー的なストーリー。
そして、シリーズ初の新レギュラー、6人目の仲間の登場。
ドラゴンレンジャー、ブライの登場は画期的でしたねえ。
こんなシチュエーションのヒーローには楽器が似合う!
演じる和泉史郎さんも人気になりました。
またピンクには当時アイドルの千葉麗子を起用し人気を集めました。
当時はジェットマンがジェットマンだったので、
王道に戻ったことで肩透かしを食らった面もありましたが、
今思うとこれで戦隊ものが破綻するのを守った回帰作品にもあたると思いますね。
はい。
そんな感じで脱線しまくりで終わりますが、(^^;
今回のリブート作品はなかなかの熱量を持った傑作でした。
そろそろ、ヒーローものもマーベル作品などもやりますかね。
では。