自動車の鈑金に必要な道具タガネ
こんばんは、
レストア職人のSRです。
昨日、
日本代表のサッカーの試合を見て
開始早々から得点シーンに興奮して
応援してたら12時を過ぎてしまったので、
今日は寝不足です。
歳を重ねる度に夜更かしが出来ない体質に
成っていくようです。
それでは今回は、
自動車の鈑金に必要な道具でタガネ
を紹介します。
自動車の鈑金に使う専用タガネとは
どんなものか知っていますか?
普通のタガネは知ってると思いますが、
鈑金タガネは、
薄く作られているので刃先で鉄板を
切ることも出来ます。
自動車の鈑金作業の中でどんな時に
下の鈑金タガネを使うかというと、
一番良く使う作業が、
スポット溶接で止められたクォータパネル
などを取替える時に、
スポット溶接をスポットカッターで削った後、
インナー側とアウター側の鉄板に鈑金タガネを
差し込んで、切り残ったスポット跡を切りながら
パネルを外す時に使うものです。
ほかにもカケタガネという
平べったい扇形をした下のタガネがあります。
このカケタガネは、
自動車のライン部分が凹んだ時にパネルの
裏側から押し出す時に使うものですが、
レストア作業には欠かせないタガネです。
レストア作業に付き物なのが、
フロアーパンやアウターシルなどの部品の
制作になります。
車のパネルの一部や全部を作る場合に
必ず、直角に曲げられた部分があります。
鉄板のL型やコの字型などの曲げを作る時に
カケタガネが必要になります。
カケタガネを使ったパネルの作り方は、
時間が有る時にでもキチント紹介します。
レトロな道具!アセチレンガス溶接器
こんばんは、
レストア職人のSRです。
今日は、一日中、激寒でした。
今から春が来るのが待ちどうしいです。
さて、今回は
レトロな道具!アセチレンガス溶接器
と切断器についてです。
旧車の鈑金に使う溶接や切断にも
役立つガス溶接は、
アセチレンガスと酸素をトーチで混合して、
ガスの量と酸素の量を調整することで、
火力や火の大きさなどを変えることが出来ます。
アセチレンガスと酸素を混合するトーチには
溶接用と切断用の二種類あり
それぞれ、
鉄板の厚みにより、
火口の大きさを変えて使い分けます。
一昔前は、
アセチレンガス溶接で鉄板の切り接ぎや
伸びた鉄板の絞り、
真鍮ロウでスポット溶接の変わりに
ロウ付けで溶接などもしていました。
レストアをする場合には、
このガス溶接の技術を身に付けると、
高額なMIG溶接やTIG溶接機の代わりにも
使うことが出来ます。
ガス溶接する時には火を使うので、
鉄板が伸びますが、
溶接しながら伸びた鉄板を絞ることもでき、
少しの溶接棒があれば、
鉄板と鉄板を共着けすることも出来るので
溶接の跡もキレイに出来ます。
そして、
レストアでは良く行う作業に
アンダーコート剥ぎが有りますが、
ガス切断機のトーチを使えば、
アンダーコートを炙りながら、
スクレッパーやワイヤーブラシなど
を使いアンダーコート剥ぎにも使えます。
もちろん、
錆びて腐った鉄板をガス切断機で
切り落とす場合にも使えます。
以前にも話した、
緩まないボルトやナットを緩める時にも
ガスが有れば便利です。
今では殆ど使わなくなりましたが、
ハンダを盛る時にもガス溶接機を使います。
レストアをしてると旧車には、
新車当時からハンダが盛られて、
溶接の繋ぎ目や細部を成形していました。
昔から殆ど変わらないレトロな道具ですが、
アセチレンガスと酸素の溶接器と切断器が
有れば、殆どの溶接作業をすることが出来ます。
自動車鈑金の必需品スタッド溶接機
こんばんは、
レストア職人のSRです。
今日は、
一段と寒いですね。
めったに雪が降らない平地でも
雪がチラホラ舞っていまいた。
こんな寒い日は
コタツで鍋でも食べたいですね
もちろん!
お酒もね。。。
さて今回は、
自動車の鈑金に必要なスタッド溶接機
についてです。
自動車の鈑金をしてると、
ドアやステップパネルなど、
手の入らない場所がへこんだりしてる
ことが多くあります。
そんな、
箱になってて、手や工具も入らない
場所の鈑金作業は、
どのようにして鈑金すると思いますか?
かなり昔は、
レストア鈑金のように、
大きく凹んだ部分の鉄板を切り取り、
鈑金ハンマーで叩いて修理してから、
元の位置に溶接してたりしてました。
ところが、
今では、便利な道具があります。
自動車の鈑金に必要なその道具とは、
下のスタッド溶接機といって、
ワッシャーや専用のピンなどを
凹んでる部分に一瞬で溶接することが
できる優れものです。
ラインの部分など長い面のヘコミでも
連続してワッシーなどを溶接して、
スライディングプーラーで引き出したり
レバーブロックで全体を一度に引き出す
ことも出来ます。
また、
スタッド溶接機のオプション?の
ダイレクトプーラーを使えばワッシー
などを使わずに、
スライディングハンマーのような道具の
先端が鉄板に直接溶接することができ、
連続して広い範囲でも引き出し鈑金が、
可能になります。
そのほか、
スタッド溶接機で伸びた鉄板を絞ることも
出来ます。
スタッド溶接機の絞り作業は、
アセチレンガストーチで絞るより手軽で
初心者でも簡単に鉄板を絞る事が出来ます。
価格も8万円ぐらいからと、
個人が趣味の道具としては高価かも
知れません。
レストアしてると、
色々な道具や機械が必要になりますから
予算を考えて中古なら買いやすいと
思います。