中間パテ(ボディーフィラー)の特徴
鹿児島と宮崎は火山の爆発で
大変な状況ですね。
空から小石のような噴石が降ってる
所もあるようですから、
車のガラスなども割れたら危険ですので
注意して走行してくださいね。
さて、
今回は中間パテ(ボディーフィラー)の特徴
についてです。
パテにも種類があるといいましたが、
私が一番使ってるパテは、
ポリエステル系の中間パテです。
というか、
レストアに適しているパテだと思うので
殆ど中間パテしか使いません。
中間パテは、
鈑金パテと薄付けポリパテの両方の特徴
を持ち合わせています。
中間パテの特徴は、
薄付け用ポリパテに比べて強度があり、
薄付けもできるようヘラ伸びもいいです。
そして、
ある程度の曲げにも対応出来るので、
PPバンパーにも使用できます。
ただ、
硬化すると、薄付け用ポリパテより硬いので
研磨性はポリパテより劣ります。
板金パテほど厚盛りはできませんが、
普通のパテ処理なら十分だと思います。
中間パテを厚盛りしたい場合は、
一度に厚付けせず、
2~3回に分けて盛れば大丈夫です。
中間パテを研ぐのは、
サンダーで機械研ぎ8割程度研磨してから
手研ぎで仕上げると早くてキレイに歪が
取れます。
手研ぎのペーパーの粗さは、
空研ぎの場合、120番→180番→240番
水研ぎの場合、180番→240番→320番
上記のペーパーの荒さで研いでいって、
サフェーサを塗ればペーパー目は
消えます。
最近はパネルに防錆処理された
亜鉛メッキ鋼鈑が使われていて、
亜鉛鋼鈑対応のパテを使用しないと
密着不良をおこして、
剥がれの原因になりますので、
パテを購入する時は注意が必要です。
ポリエステルパテ(ポリパテ)の特徴
こんにちは、
レストア職人のSRです。
今日は、
ポリエステルパテ(ポリパテ)の特徴
についてです。
自動車の補修塗装で使う場合、
鈑金パテや中間パテと併用して使う事が
多いのが仕上げ用のポリエステルパテ
(ポリパテ)です。
主に仕上げ用として使われる薄付けが
基本のポリパテは、
亜鉛で防錆処理された亜鉛鋼鈑には、
対応していない物が多いようです。
亜鉛鋼鈑に直接付ける場合は、
厚盛りタイプや中間タイプを選ぶほうが
無難です。
仕上げ用ポリパテの特徴は、
キメが細かくヘラ伸びも良いいので、
薄く延ばして付ける事が出来る反面、
厚付けには不向きです。
硬化後は、
研磨性が良いので歪を取りやすいけど
厚盛りすると割れや剥がれの問題が残ります。
亜鉛鋼鈑ではない鉄板に直接付けた場合でも
他のパテに比べると密着性に劣り
衝撃や曲げに弱くパテが割れやすい
と感じます。
そのため、
板金パテや中間パテでほぼ歪を抜いた後
最終仕上げとして、
薄い歪やペーパー目消し、
巣穴を埋めるために用いることが多く、
仕上げ用のパテとしての性能を重視
してるのが薄付け用ポリエステルパテですね。
薄付け用ポリパテを研ぐのは、
サンダーで研ぐより手研ぎのほうが
歪を取りやすいと思います。
手研ぎのペーパーの粗さは、
空研ぎの場合、180番→240番
水研ぎの場合、240番→320番
上記のペーパーの荒さで研いでいって、
サフェーサを塗ればペーパー目は
消えます。
パテの種類と鈑金パテの特徴
こんばんは、
レストア職人のSRです。
昨日の日韓戦にはシビレましたね。
おかげで、寝不足です。
さて今日は、
パテの種類と鈑金パテの特徴
です。
自動車の塗装の前に必要な工程が
パネルが凸凹になてる場合に歪を
パテで取ってやることです。
パネルの歪は透かして見るか
手を歪がある場所を色々な方向から
滑らすように動かすと、
手の平をガイドにして指先がセンサー
のように凸凹が指先に感じてきます。
分かりにくい場合は軍手をはめて
滑らせば分かりやすくなると思います。
歪んでる場所が分かれば、
パネルの歪を取るために必要なのが
パテになります。
パテのメーカーにもよりますが、
パテにも種類があります。
・鈑金パテ
・中間パテ
・ポリエステルパテ(ポリパテ)
・UVパテ
・スポットパテ
・スプレーパテ
などがあります。
板金パテの特徴は、
普通の鈑金パテにも材質に色々な
ものが使われ、
アルミパテやカーボンファイバーパテ
などレストアをしてると良く聞く
特殊な厚盛りパテもあります。
上記のような特殊なパテは、
硬いので、サビでも抑えられると思うかも
しれませんが、
サビには敵いません。
サビはサビ処理したあとでパテ仕上げを
しないと早くて数ヶ月から数年以内に
サビが顔をだしますよ。
鈑金パテは、普通の補修塗装では
殆ど使いませんが、
レストアのような広範囲のパネルの
大きな凸凹を埋めるのに使う場合があります。
鈑金パテは硬いため仕上げには不向きで
研ぐ時は60~80番の粗いペーパーを使い
粗研ぎをサンダーで機械研ぎます。
かなり厚盛りした場合などは、
パテを削るためのカンナもあります。
これを使う場合は、
生乾きのときにサクサクと削ります。
そのほかのパテは次回にお話します。