ウェルキンゲトリクス(ヴェルチンジェトリックス)は、
ガリアの反ローマ戦線を率いた
若きオーヴェルニュ族長。

日曜日のライブで平泉→阿弖流為から
ウェルキンゲトリクスのことを連想し
塩野七生さんの『ローマ人の物語』ひっぱりだしてきた。
やっぱり、とっても興味深い人物。

父親は反乱の罪で公開処刑された。
30代で頭角をあらわし、
反ローマを掲げ、実の叔父を失脚させ部族長となり
各部族連携しての決起を促し、
時には厳しい罰則をもって反ローマの結束を固め
カエサル率いるローマ軍に戦いを挑む。

アレシアでの激戦、敗北。

運命に逆らうことはできないと
部族の保全のために自ら投降した。
カエサルは『ガリア戦記』に
「ヴェルチンジェトリックスは、自ら進んで捕らわれの身になった」と記している。

そして、ローマに護送され牢に入れられ
6年後にカエサルの凱旋式の後に処刑された。

どんな6年間だったのだろうか。

$RESTING ~ 毎日が祝祭 ~ 
Vercingetorix surrenders to Caesar
 François Guizot

若くして多くの部族長に一目おかれ、長となった彼は、
おそらく、とても姿の美しい人ではなかったか。

美しいガリアの最高武装をまとい、馬に乗り
投降したその華やかな緊張感に溢れた場面から、
囚われの6年間へ。

何を思って生をつないでいたのだろうか。

思いを馳せずにはいられません。



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昨夜のSARAVAH東京でのライブ。
堪能いたしました。

最初にMark Akixaさん トリオでの演奏。
藤原清衡公の「中尊寺落慶供養願文」の朗読から始まりまして、
物語の始まり。

(この辺りの歴史を調べると
阿弖流為と坂上田村麻呂が
『ガリア戦記』のウェルキンゲトリクスとカエサルに重なって仕方ない。
ウェルキンゲトリクス・・ケルト系ですね。)

あ、ついつい脱線しました。

Markさんトリオの演奏。
CDに納められた曲のほか、「Amazing Grace」も演奏されました。

昨夜のAmazing Graceは、なんと表現したらよいのか・・・。
美しく、
しなやかに地上に歩みを進めるスピリットのようで。
とにかく前へ、と背中を押してくれる響きがありました。

最後に「金鶏山落日賦」の演奏を聴く頃には
Markさんの姿は
前日に遭遇した鷹匠の連れた美しい鷹の姿と重なりました。

うーん、音楽についてあまり表現できていないな。
よっぼど縦横無尽に想像を駆け巡らせていたのでしょう。

このユニットの演奏だけでも「行ってよかった!」でしたが、
そのあとの演奏も素敵でした。

いろんな世界を見せてくれるテーマパーク状態。

それぞれに素敵だったのですが、
とりわけ印象深かったのが
パーカッションのよしうらけんじさんと
キーボード 石川さんのセッション。

キーボードもピアノも
鍵盤楽器で
鍵盤楽器は打楽器だったのね!

と、私にとってはかなり衝撃的な組み合わせでした。

メロディは奏でられるだけではなく、
刻まれるものでもあるのだ、と。
(実は、打楽器好きです。)

そんなこんなの音楽の魅力がもりもりで、
でもきっちりと、『平泉』をテーマに調和のとれた
一枚に仕上がったメモリアルCD
『久遠の鐘』
おすすめです ♪ 

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iPhoneからの投稿
本日 渋谷・松濤 SARAVAH東京にて開催される震災支援プロジェクトのご案内。

ケルト音楽、ネィティブ アメリカン フルート、アコーディオンと多彩な出演者。
平泉の地でInspireされ、作られた曲が演奏されます。

SARAVAH東京界隈は、最近気になっていた独特雰囲気地帯。
その地のエネルギーの中で
この多彩な演奏者の平泉がどう絡まり、展開し、表現されるのか、
数日前からわくわくしています。

MarkさんのNAF トリオ演奏はもちろん、
よしうらさんのパーカッションが、平泉をどう表現されるのかも楽しみ!

開催がWBCとちょうどぶつかっちゃいましたが、
野球観戦されない方には、おススメのライブです。

↓ 以下、SARAVAH東京のHPからの、抜粋情報です。 ↓

$RESTING ~ 毎日が祝祭 ~ 

2013年3月10日 (日) 18:00 open 19:00 start
Mチャージ(当日) 3,500円(1drink付)

出演:
オオフジツボ【壷井彰久(Violin),太田光宏(Guitar),藤野由佳(Accordion)】
笛織絵【坂上真清(CelticHarp),中藤有花(Fiddle),野口明生(Whistle),鈴木勉(Bass)】
Mark Akixa【Mark Akixa(NativeAmericanFlute),太田光宏(Guitar),よしうらけんじ(Percussion)】
よしうらけんじ × 石川智久【よしうらけんじ(Percussion),石川智久(Keyboard)】
※太田光宏ソロ曲の、リアレンジ合奏を予定。

2011年3月、東日本大震災。直後、世界からのエールとして奥州・平泉が世界遺産に認定されました。
戦乱の中世、グラウンドゼロともいうべき最悪の焦土から、東アジア屈指の文化都市として再生を遂げた平泉。
その歴史舞台にて、震災後、数度に渡って芸術フェスティバル「久遠の鐘」は行われました。
そのとき演奏したアーティスト達が、彼の地で感得したインスピレーションを結晶化させたのが、アルバム「久遠の鐘」です。
豊饒に流れる東北の詩魂を呼び覚まし、文化の面から再生を目指す事。
呼応し作品を捧げたアーティストが一同に会し、一挙上演いたします。
(主催:バスキングジャパン)