(五行論の“土”に属する)
胃をはじめとする消化の働きをコントロールしているのが「脾」(ひ)です。
「脾」は消化によって飲食物から「気・血・津液」を作り出し全身に送る働きがあります。
このようにエネルギーを補充して生命を養う事で健康が保たれているのです。
脾の不調は、胃もたれ・倦怠感・食欲不振などを引き起こし、口唇の色にも表れます。


特に「脾」の不調は口や唇にあらわれると言われ、脾の働きが反映されやすい「唇」の色やつやが悪くなる事が多いです。
また、味覚がにぶくなったり、口の中が甘かったり、粘るなどの味覚異常や食欲不振などが特徴です。全身の倦怠感、手足のだるさが出ることもあります。
脾の不調からくる食欲不振は、過度の水分補給を控えたり、無理に食事を取ろうとせず、空腹を感じた時に温かい飲食物を取るのが良いと言われています。