昨日から書き始めたこのブログ。

10月末からのわたしの気持ちを、
少しずつ綴っていこうと思ったんだけど、
さっき爆笑したので、ちょっとだけ。

実は、最近毎日のように先生と電話でお話しています。
さっき携帯に電話をしたら、
先生はクライアントと打ち合わせをするために、外出準備をしていた。

わたし「先生、出かける前の忙しい時に電話してごめんなさいね。」

先生 「いや、いいよ。さーて、事務所出るか!バックはもったし。
    あとは、えーーっと携帯は?
    あれ??携帯どこにおいたっけ?

わたし「・・・、ぷぷーーー ^m^ 
    先生!それって、マジで言ってる?」

先生 「???
    がははははーーー(^○^)」

先生とわたし携帯で話してるっチューねん!をいっ(^O^)/


   
ふと、時計が気になる。
22時45分。
23時まであと15分しかない。

あと1時間くらい遅れてもいいかな?
自分の中で葛藤が始まる。

でもやっぱり、もうしばらく一緒にいたい。

先生が優しくわたしの服を剥ぎ取る。
下着姿になるわたし。

「ほんとうに、いいのだろうか・・・。」
不倫なんて、誰にとってもいいことはない・・・。
そう思ってきた。
そう憎んできた。

でも、もう気持ちは止まらなくなっていた。

下着を自らはずす。

先生も・・・。

「すごく、緊張してて・・・。
出来ないかもしれない。
その時は、ごめんね。」

先生もこういう経験は少ないみたい。


静かに、静かに、時間が過ぎる。
先生の首に腕を回して、じっと抱きしめあうわたしたち。
3分?5分?10分?

ふたりとも、動かない。
お互い、違う辛さを噛み締めていた。
それと同時に、だまったまま、癒しあっているのがわかる。

先に動いたのはどっちだろう。
どちらかが少し身体を動かした時、自然に顔が向かい合い、
そっと唇が触れた。

軽いキス。
優しさが伝わってきた。
2回、3回。

隣りに座っていたわたしは、
もっと近づきたくて、もっと密着したくて、
先生の両方の太ももをまたぐ形で先生の上に座った。
「わたしにしては、大胆な・・・。」と心の中で苦笑。

そして、またぎゅっと抱きしめあった。
そのままの状態が、また続く。

わたしの頭の中は、いろんな思いがグルグル駆け巡る。
アニメで言えば、トムとジェリーに出てくる
「悪魔のジェリー」と「天使のジェリー」といったところ。

黒服のわたしは「いつまでじっと抱き合ってるんだよお!こっちから先生を押し倒しちゃえ!!」
白服のわたしは「不倫をしている夫を非難していたのに、こんなこと・・・いいのだろうか?」
そして素のわたし「先生は、今何を考えているのだろう。このまま、わたしたちは、どうなるの?」

そういう思いが伝わったのかどうか不明だが、
先生の右手が動いた。

頭を撫でてくれた。
次に背中を。
わたしも同じように先生の背中を撫でた。

先生の手のひらが、戸惑いながら、
わたしの胸元にたどり着いた。

長い、長い、迷い道の末、ようやくたどり着いた。
そんな感じ。

「いやだったら言って・・・。」
先生が、ベットの方にわたしの身体を向けた。

この歳で、情けないほど男性経験の少ないわたし。
「こんな時、どうすればいいんだろう?」
なんてハジメテの少女のように、バカみたいに考えてる。

恥ずかしい、でも決して「イヤ」ではない。
すすーーーっと、急いでベットにもぐるわたし。
続けて、先生がわたしの隣に横になった。

向かい合って、再びそっと抱きしめあった。



時々、商店街を歩く人たちの視線を感じながら、
道端で先生の腕の中に納まっているわたし。

5分くらい・・・、そう感じたけど実際はわからない・・・。
じっと固まったままの二人。
時折、わたしの「ぐすっ」という、
決して可愛くはない鼻をすする音。

「もう一件飲みに行くか?」
「あと30分だけ、先生と一緒にいたい。ぐすっ。」
「そうか、ゆっくり泣ける場所のほうがいいのかな。
 部屋に行くか?」

戸惑いの色を見せながら、遠慮がちに先生が尋ねる。
「あ、先生を困らせてる。道端で泣いちゃいけないなあ。」わたし。

でも、やっぱり・・・あと30分だけ、先生と一緒にいたい。
今、22時30分。
23時には帰らなきゃ。

「じゃ、いくか。」と軽く先生がわたしの背中を押す。
先生の部屋はシングルだからフロントの視線を気にしながら、
エレベーターに乗り込んだ。

サラリーマン風の男性も一緒だ。
わたしは顔を伏せていた。

先生の部屋に着いた。
椅子に座る。
「ここで、思いっきり泣いていいよ。」
隣に先生が座る。
並んで座ると、20cmほどある身長の差はあまり感じない。

みるみる、涙があふれてきた。
本当に辛かったのです。主人との確執。
徹底的に言葉の暴力で攻められた日々。
やり直したい一心で、自己嫌悪に陥りながら、
自分を奮い立たせて主人に尽くした日々。

本当に辛かったのです。
そして、今も現在進行形。

本当は、先生も友人の死で辛い思いをしてるはずなのに、
わたしを力づけてくれる。

「先生、ありがとう。
 先生も辛い気持ち、全部吐き出していいですよ。」
わたしが、言い終わらないうちに、先生の目も潤み、
わたしの胸元に先生の顔が近づいてきた。

今度は、わたしが先生の頭をぎゅっと抱きしめた。
「本当にメールに書いたように、癒しあいになってしまいましたね。」

いつも明るくて、豪快な先生の涙を初めて見た。
「なんで、あんなに元気で陽気だったあいつが・・・、
 こんなに早く逝ってしまったんだ・・・。
 今も、信じられない。」

先生が、わたしの腕の中で泣いている。
抱きしめるわたしも、泣いている。

初めて会った日、いや昨日まで、とても予想できないことだった。

とても現実とは思えない、そんな不思議な感覚だった。



店を出てから、少しだけ気を取り直して、
人通りの少なくなった商店街を先生が泊まるホテルまで並んで歩く。
口数が少ないわたし。

この角を曲がるとホテル。
そこで、わたしたちは立ち止まってしまった。

先生は知っていた。わたしたち夫婦が壊れてしまったことを。
主人に口止めされていたけど、隠さなくてもいいんだ。
そう思うと、胸が苦しくなった。また涙があふれてきた。

「大丈夫?」
「はい。」ぐすっ・・・。
隣に並んで立っていた先生が、気がつけば正面にいた。
先生の広い胸がぐっと近づいてきた。
先生の腕がわたしの背中に回る。

「無理しなくていいよ。よく頑張ったね
わたしが誰かに言って欲しかった言葉だった。
よく頑張ったね、と。

ちょっとだけ、胸を貸してね。先生。
顔を先生の胸にうずめた。
「あったかい。」
ずっと欲しかった。
寄りかかるもの。
今は、ひとりで踏ん張らなくてもいい。
ここちいい。

「もう少しだけ、あと30分だけ、先生と一緒にいたい。」