横浜ではじめて暮らした町に再訪 | レジン作家 kumaさんのWeblog

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もう30年以上前、19歳の時に映画の専門学校に通うために横浜に出てきて、初めて暮らした懐かしい町へ行ってきた。

 

本当は横浜に戻ってきたらすぐに行こうと思っていたのだけれど、それどころではなくなってしまい、なかなか時間が作れないまま1年半が経ち、今日ようやく再訪がかなった。

さだめし変わったことだろうな。

 

私が最初に暮らした町は、京浜急行の日ノ出町駅の近くだった。

と、人に言うと「・・・へぇ~、ずいぶんガラの悪いところに住んでたんだね、大丈夫だった?」と言われる、そんな町でした。

 

 

京浜急行 日ノ出町駅。

駅はほとんど変わっておらず、この古いアーチ状の鉄骨がむかしから好き。

 

 

 

駅前は立派なマンションが建ったりして、少し変わっていたけれど、すぐ横にいまだにストリップ劇場があり、場外馬券売り場もあり、呑み屋がいっぱいあり、猥雑さは相変わらずだった。

 

 

 

駅からすぐのところに急な坂がある。

この坂の途中の、古い木造アパートに住んでいたのね。

 

 

 

坂の名前は見たまんま、そのまんま。

 

 

 

はたしてアパートはどうなっているでしょうか?

あった!! まだ建っていることにびっくりしたけど、人が住んでいることにさらにびっくりした!!(失礼)

 

築50年は確実に越えているはず。

1階の手前の部屋に住んでいた。 まったく陽の当たらない、ちょっとアレな体験をしたぼろい部屋だった。(失礼)

いやぁービックリだわ。

 

 

 

猥雑でガラの悪い雰囲気も、この狭い階段を上って丘の上に出ると一変する。(この階段もむかしのまま、懐かしい)

 

 

 

なんと、すぐに横浜迎賓館に出る。

このギャップがすごい。

 

 

 

丘の上には野毛山動物公園があって、よくひとりで散歩に行った。

動物園は入り口の場所が変わって、入園無料になっていた。

 

 

 

さて、入ってみて驚いた。

ゾウさんがいない! 休憩所になっていた。

 

 

 

白クマさんがいない!

 

 

 

しかも中には入れた。

 

 

 

でもキリンさんとライオンさん、トラさんはいたよ。

ま、しょうがないよね、予算的にも、ワシントン条約的にも、動物愛護の観点からもね。

 

 

 

 

 

だから最近の動物園は、絶滅危惧種の繁殖や、希少動物の違法売買や飼育で摘発された時に、保護された個体の飼育と繁殖などに力を入れるようになったよね。

野毛山動物園は爬虫類の飼育に関する高い実績で知られているので、保護されたカメなどを飼育、繁殖しているのは以前から知っていた。

 

去年生まれたリクガメの赤ちゃん、かわいかった。

 

 

※野毛山動物園は2020年3月31日まで一部改修工事をしていますから、それが終わるともっと展示がよくなるようですよ※

 

 

動物園から富士山が見えた。

天気が良かったからきれいでしたよ。

 

 

 

公園はだいぶ変わって、動物ふれあい広場がなくなって(動物園内に移動していた)、プールもなくなって空き地になっていた。

 

展望台からの眺め。

大きなビルが増えて、ほとんど海が見えなくなってしまったな。

 

 

 

さて、それではまた坂を下って、今度は伊勢佐木町へ行ってみよう。

と、その前に、アメージングをはじめて、ハンドメイド作品の販売をしていた20数年前に、よく買いに通ったパッケージ問屋さん。

これまた懐かしい。 ご健在でうれしい限り。

 

 

 

伊勢佐木町の商店街、イセザキモールもひっさしぶり。

だいぶさびれた、ということは聞いていたけれど、私が大好きだった古書店は残っているだろうか?

 

 

 

まだありました!

 

 

イセザキモールにはこうした昔ながらの古書店がまだけっこう残っていて、うれしかったな。

全部のぞいて回って、2時間くらい楽しめたし、いい本も見つけられてラッキー。

古書店めぐりは至福の時。

 

 

 

それにしてもイセザキモールの変容ぶりにはがっかりした。

私が大嫌いなバチンコ屋があっちこっちで幅を利かせて、あとはラーメン屋ばっかりで、おしゃれだったイメージはみじんも残っていなかった。

変わるのはしょうがないけれど、なんか乱雑すぎて興ざめした。

その乱雑な雰囲気が好きな人もいるんでしょうけれどね。

 

 

専門学校に通っていた時、イセザキモールの入り口に今もあるケンタッキーでバイトしてた。

当時は3階に厨房があって、そこでチキンを揚げてたよ。

横浜スタジアムでナイターがある時はものすごく忙しかったな。

店長がいい人で、「クマザキ君はひとり暮らししていてエンゲル係数が高そうだから、これ持って帰って食べなさい」って、余ったチキンやチキンフィレサンド、ポテトなんかをバーレルに入れていつもくれた。

今はそんなことしちゃいけないのかもしれないけれど、そういう人の情がうれしかった。 懐かしい。

 

 

 

イセザキモールを後にして、関内から馬車道へ。

 

 

 

今日のもうひとつの目的、神奈川県立歴史博物館へ行ってきた。

今まで一度も入ったことがなかったのが不思議だけど、行ってよかったよ。 なかなかいい展示だった。

ちなみに私が興味があるのは、石器時代から縄文時代、弥生時代前期までで、古墳時代以降は権力争いの歴史ばかりになるから、あまり興味なし。

 

 

 

横浜は、やっぱり歩いてこそ楽しい街。

いい一日だった。

 

 

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