心に灯るひかり〜息子と歩んだ日々と、これから〜

移植医療のこと、命のこと…意思表示の必要性などを考えるきっかけになれば。

皆様のお陰で元気になれた敬助の近況や母の想いを綴るブログです。



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熊本地震

熊本で大きな地震が発生してから、数日が経ちました。

おかげさまで、我が家はライフラインは普通通りで暮らせています。
ご心配いただき、ご連絡をくださった皆さま、本当にありがとうございました。

ですが、被害の全容が少しずつ明らかになるにつれ、胸が締めつけられる思いでニュースを見ています。


特にイオンモール熊本で起きた事故は、本当に言葉になりません。


亡くなられた方に心からお悔やみを申し上げます。


連日の猛暑の中、停電や断水で避難生活を余儀なくされている地域もあります。

この暑さの中で不安な時間を過ごされている方々を思うと、心が痛みます。


2016年の熊本地震を経験した私たちだからこそ、地震が日常を一瞬で変えてしまうこと、その怖さを忘れることはできません。

だから今は、被災された皆さまが少しでも安心できる日常を取り戻せることを、ただただ祈るばかりです。


毎日の余震は心が落ち着かず、いつでも外に出れるような服で寝ています。

今は、どうか余震が一日も早く落ち着きますようにも祈るのみです。


そして、被災地に少しずつ笑顔が戻る日が来ることを心から願っています。





ALSを知っていますか?

ALS―筋萎縮性側索硬化症。

体を動かす神経に不具合が起こり、筋肉が徐々に動かせなくなっていく病気です。

症状は少しずつ進行し、やがて手足を動かすことや、話をすることも困難になっていきます。

さらに、自力で呼吸をすることが難しくなる前に、ALSの当事者は「人工呼吸器を装着するかどうか」という大きな選択を迫られます。

現状では、7割の方が装着しない選択をしているそうです。

そんなALSと向き合いながら生きる、一人の女性を描いた映画が制作されたとのこと。

現在は長野県のみで上映されているようですが、この病気は決して特別な誰かだけのものではなく、誰がかかってもおかしくない病気です。

誰かに支えられ、
そして誰かを支えながら生きていく。

そんなことを改めて考えさせられる映画なのかもしれません。


それでも生きると決めた日から、17回目の5月

息子がドイツで心臓移植を受けて、17回目の5月になりました。


この日をこうして元気に迎えられること。
それだけで、十分すぎるほど嬉しいのです。


ここまで来るまでに、親子でたくさんの時間を積み重ねてきました。
日々の自己管理を続けてきた息子の努力があってこそですが、
何より「生きている」という事実が、何にも代えがたいものになりました。


ドイツでの待機期間中、
ブログにこんな言葉が届いたことがあります。


「自然淘汰される命を、人の金で助かろうとするな」


募金での渡航移植という現実を、
あの時、痛いほど思い知らされました。


移植を終えて帰国してからも、
心ない言葉を、息子が直接向けられることもありました。


忘れたくても、消えることはない記憶です。


それでも数年後、
私はある一曲を息子に聴かせました。


「よー、そこの若いの
 俺の言うことをきいてくれ
 “俺を含め、誰の言うことも聞くなよ。”」


あの言葉に、どれだけ救われただろうと思います。


誰かの正しさに押し潰されなくていい。
誰かの無責任な言葉に、人生を左右されなくていい。


ここまで生きてきたこと自体が、
もう十分に価値のあることだから。


17回目の5月。


今年もまた、
ただ元気でいてくれることに、心から感謝しています。







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