「中谷宇吉郎雪の科学館」と加賀パフェ、21世紀美術館の『池田学展』では目が点 | 北十字の旅と音楽会記録が中心の日記

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旅と鉄道と温泉が大好き。
そして、クラシック音楽も好きなもんだから、音楽会を理由に、日本国内を旅しています。
音楽と旅を中心に、日記を書いていきます!

柴山潟の展望独り占めの朝は最高!


温泉に入って、予想以上に美味しかったバイキングの朝食でお腹いっぱい。

9:00の開場に合わせて
『中谷宇吉郎 雪の科学館』へ


ここは3回目の訪問。
忘れた頃に来ると勉強になる博物館。


北海道や岩手に居た頃に来ていれば良かったなぁ~と思ってしまう施設です。
今回は氷のチンダル像の実験は私一人。その変化の過程をじっくりと観ることができました。「なぜそうなるのか? なぜそうならないのか?」はあまりに難しい質問だったみたいで、担当者を困らせそうになったので、それ以上の追求を避けましたが、満足。
他にも 過冷却とダイヤモンドダストの実験は団体さんの中に入って 楽しい実験・観察ができました。
今日の特別展は中谷宇吉郎の絵画でした。絵も描いちゃうという…
今日も愉しく観察できました。そして冬の北海道に行きたくなりました。

科学館から歩いて
『片山津温泉総湯』へ。


本当は入る予定にはしていなかったのですが、バスの2日券についていた施設無料利用券が1枚余ったので(昨日の那谷寺が利用できないのが残念) 寄ることにしました。
湯槽の奥には柴山潟が広がる明るい温泉。入っている時はそれほどはっきりした性格ではないような感じでしたが、バスに乗ったあとになって、肌がツルツルになりました。
ここは洗い場に洗浄剤が置かれていない地元の銭湯ですが、とてもモダンな建物。

そのモダンな建物の2階は昼食のできる喫茶店。メニューにパフェがあったので躊躇せずに行きました。
全面ガラス張りの明るいお店。私が食べたのは
『加賀パフェ』880円


地産地消というよりは、安心できる食材を使ったという印象の強い、大きなパフェ。器から加賀を打ち出したパフェは、健康そのものの絶品といえるものでした。
加賀パフェは加賀市のご当地グルメだそうで、手に取ったパンフには市内6箇所のお店で880円で提供しているとのこと。お店によってトッピングは異なっている様なので、6回訪問しても飽きないってこと?

総湯の前のバス停からキャンバスで加賀温泉駅。続いてJRの各駅停車で金沢へ。
駅前からバスで21世紀美術館へ。

金沢21世紀美術館は今回の目的のひとつ
『池田 学 展』


緻密でワンターランド的な構図の異次元の世界や 野生動物やそれから派生した空想の生物の絵画の数々。

もう 目が点!というか、目がチカチカ!
多くの作品で、空想の町を作り上げ、その中を極めて詳細に描いていく。私はまず、絵画から2~3m離れて全体像を観てから、絵画から30cm程度まで近づいて、筆の1本1本まで…ではなく、緻密に描かれた対象物の中の人や物を観ていく。
空想の町は大きな山や木の中にあったりと、それはまるで『バベルの塔』や『ラピュタ』の世界。そこに微細な人や動物、それに鉄道や車などまで描きこまれている。真剣に観れば1枚に10分かけても足りないくらい。多くの人たちは絵画にくっつきながら歩いていて、絶対に離れて全体を観なきゃダメなのに~と私は前後の移動を繰り返しながら…
なんか そんな絵を見ていると 鉄道模型のジオラマみたいで、子どもの頃に空想の路線図を書いたりしたことを思い出しました。鉄ちゃんにも楽しめそうな展覧会では…とも。
これはもう一度観たくなる展覧会でした。
ちなみに10月上旬に日本橋高島屋で2週間ほど巡回する様です。

まわりは今日も濡れないで入れるプールを目的に入ってくる人がいっぱい。



あわせて、無料で公開していた
『川越ゆりえ展』
を ちょっぴり観覧。


昆虫を素材に 人間の弱さを投影した昆虫を作り出す発想が面白かったです。


今日は美術館そばのビジネスホテル。チェックインして荷物を軽くして、金沢駅まで武家屋敷群を通って散歩。


これから 石川県立音楽堂でコンサート。そちらのレポートは 次の日記に分けますね。