天球院で 大満足のあとは、北山でコンサート。
京都市交響楽団 第585回定期演奏会
京都コンサートホール・大ホール
14時30分~
指揮:飯守 泰次郎
今日の席はソロが無いので リーズナブルな舞台後方席。上手側3列目のやや内側で舞台全体が見やすい席。これが2000円はお得!
この頃 定期演奏会が完売と聞く京響ですが HPによれば本日も完売とのこと。しかしホールを見渡すと 聴衆の入りは9割方。2階正面後方サイドなどはまとまっての空席もあったりしました。
プログラム前半は飯守さん得意のワーグナー
コンマスが出てきて驚いた❗今日は豊嶋泰嗣さんだった。昨日の大阪フィルは崔さんだし、新日本フィルのコンマスの掛け持ちの多いこと!ならば西江さんは神奈川フィルに客演して欲しいなぁ。
最初は
🎵ワーグナー:歌劇「さまよえるオランダ人」序曲
この曲は知っている旋律がふんだんに出てくるので 楽しい。
舞台の真下にチューバがあり なかなか強烈なバランスで響いてきました。キビキビした感じがしましたが 普段聴かないワーグナーだから何とも言えません。
🎵ワーグナー:ジークフリート牧歌
美しいこの曲、管楽器が入っているとは思わなかった!
20分近い長さですが、ワーグナーにすれば小品、ハイドンの交響曲1曲分だけど、そんな長さを感じさせない演奏でした。弦楽器が綺麗でした。
前半最後は
🎵ワーグナー:歌劇「リエンツィ」序曲
この曲が聴きたくてこの演奏会行きを決定しました。つまり今日の目的の曲。この曲が好きなのは 若い作品だから古典的だからかもしれない。飯守さんのプレトークでは この作品は若い時のだから バイロイトでは上演されないとか…
私も もしかして実演では初めて耳にするのかもしれません。
中間部でヴァイオリンで出てくる明るい旋律は 流れるような美しさ。それに対してのファンファーレは鋭く対比的になっていました。
休憩後は
🎵ブラームス:交響曲第4番ホ短調op.98
チューバが無いので オケの音がマスクされる心配がなくなりました。
ブラームスはなかなか近づけない作曲家の一人。仲良くなれた作品もまだまだ少ない。この交響曲第4番も 実演は優に10回以上聴いてはいるもののなかなか理解できない作品。
今日は温かさいっぱいの第2楽章と気合い十分の第3楽章が印象に残りました。
第4楽章では澄んだアンサンブルを聴かせてくれた管楽器が際立っていました。14型のオケを要所で気合いを入れながら操る飯守さんの渾身の音楽が聴けました。
ただ それを十分に咀嚼できない私の能力不足が このプログラムでは顕著になりました。
演奏会後に 本当はお昼にする予定だった 北山の神保町より美味しいカレーを食べれば もう外は真っ暗☆
帰りは出町柳から何年な振りの京阪に乗って京橋、環状線で天王寺に出て帰れば早かった。行きは乗り慣れたJRと阪急しか頭に無かった。おかげで嵐山をチラッと見れたから良しとしよう。
今夜も天王寺で連泊です。