第1回 関西の音楽大学オーケストラ・フェスティバル:京都コンサートホール | 北十字の旅と音楽会記録が中心の日記

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オムレツライスでお腹をいっぱいにして、コンサートホールまで 歩いて3分!

第1回 関西の音楽大学オーケストラ・フェスティバル 

京都コンサートホール
14時30分~


当日券で行ってきました。
関西の8つの音楽大学の合同オーケストラと合唱団の公演。

最初は秋山和慶さんの指揮で
🎵R.Wagner:ローエングリン 第3幕への前奏曲と婚礼の合唱
8つの大学だけあって ステージは満杯。合唱は後方席。
若々しい張りのある声の合唱は気持ち良い。
オケも含め 附点リズムが生き生き。素敵な婚礼になりました。

続いて 円光寺雅彦
さんの指揮で
🎵サン=サーンス:交響曲第3番『オルガンつき』
仙台フィルの常任の時に、素晴らしい演奏を聴かせてくれた 地味な実力派。今日 行くことに決めたのは円光寺さんの指揮だから。
配置転換でビックリ。上手手前がヴィオラからチェロにチェンジ。ついでにオケのメンバーも大幅にチェンジ。女性の服装が白から黒に変わりました。やっぱり8つの大学だと人数が多くなりますね。
第1部は弦楽器が健闘。ちょっぴり硬い感じはしたものの、細かい刻みをしっかり揃えてきました。オルガンとピアノの音が上手くミックスされた美しい第2部は、堂々とした演奏。大編成のオケと真正面から響くオルガンに圧倒。若さ溢れる演奏は見事でした。

休憩後は秋山さんの指揮で
🎵ホルスト:『惑星』
こちらは基本、ローエングリンのメンバーの様。
秋山さんらしくキッチリとまとめた好演。
火星は 打楽器と金管がバランス良く響く。音も安定しておりレベルの高さにビックリ。オルガンの細かい音の変化もなかなか。
金星は各ソロが上手い。繊細な音楽が余裕をもって聴けました。
チェレスタの美しい水星のあとは、弦楽器が大河のように流れてくる木星。弦楽器の合奏にスパイスのように加わる管楽器が 突出せず、いい具合に溶け込みました。
土星は管楽器の弱音が安定していたのがいい。最後のチャイムの盛り上がり方も自然な仕上がり。
打楽器中心にリズムが躍動した天王星。
そして神秘的な海王星は 普通は舞台裏の合唱を扉を開けてホールに入れるのですが、今日は舞台裏の合唱をマイクで拾い、天井のスピーカーから流すという手法。実に効果的。天井が天上に変わりました。

大拍手の中、今回の主宰者の挨拶。その間に配置転換。
アンコールは秋山さんのまま。
🎵エルガー:『威風堂々』第1番<合唱つき>
歌詩が日本語でとっても良かったのですが、オケが大きすぎて歌が聞こえてこない。せめて1回目の歌の部分は オケを絞って、歌(詩)を響かせて欲しかった。

京都北山で17時過ぎに今回のお出掛けが終了。
夕食をとって 真っ直ぐ帰宅したいのですが、今日は伊丹まわり。今回はJALのホテル2泊つきのパック。26000円だから…

でも帰りは後悔。時間かかり過ぎ。