~春か夏か~
この間まで 寒かったと思っていたら、暖かいを超える日が… とうとう今日は 半袖になりました。
都営地下鉄乗り放題の切符を利用。電車に乗ったら 寒い。京急の快特は冷房ガンガン。まわりの人は皆さん長袖。上着を着ている人も多い。車内の蛍光灯が抜かれているのに 冷房ガンガン。外気に合わせての半袖だと寒い、という いつものごとく テキトーな京急で都心へ。
丸の内と新宿を駆け足で巡って、久しぶりの大江戸線。新江古田へ。
武蔵野音大 オペラ公演『魔笛』
15時~
武蔵野音大ベートーヴェンホール
👗W.A.Mozart:『魔笛』
オケと合唱は大学のメンバー
演出:十川 稔
指揮:本名 徹次
4日間の公演のうち今日はBキャスト。大学院を出たての若手の舞台。ちなみにAは講師中心の実力派のプロのグループ。完売のAに対してBは当日券もあった模様。
もちろんキャストの誰も知らない。プログラムは幕間で見たという状態で入りました。
荒唐無稽を通り越した わけわからないストーリーへの突っ込みは止めて、単純に前後関係を考えず その場を楽しむ態度で臨みました。
演出はオーソドックスで衣装、装置もしっかりしたもの。照明も鈴が鳴ると 水色に白い水玉模様で、草間さんの作品を思い出させる、視覚効果抜群でしたが、それ以外は真っ暗をも有効に使ったしっかりしたものでした。
若手の皆さん、演技は本当に上手い。演技をしている感じがないくらいな滑らかな動き。さすがです。
それに対して 歌は人によって様々。音が安定しなかったり、ビブラートが大きすぎたり。それにレチタティーヴォでのドイツ語が日本語発音になっていたりと、課題も耳に残るのは確か。そんなことを言いつつも、不満など言えないレベルの仕上がりになっていました。なにしろA席3000円ですから。
ただひとつ指揮者。テンポの速いこと。一部でブレス後、歌が遅れるのは、歌手の技術より そのテンポの設定にした指揮者の問題とも言えそう。
そして 合唱のテノールが アマの市民コーラス並みの 各自勝手に歌唱というレベルで、3人くらいがソロで聞こえる状態。これは酷すぎでした。
あと 3人の童子がビブラートをしっかりかけていて 子どもとは思えない色っぽい歌唱。第2幕のパミーナとの四重唱では それが見事に共鳴して良かったですが…
ってくらいです。
会場の反応も良く、拍手もしっかりで、安心して観れました。
印象に残った方は
パミーナの前川 依子がずば抜け。
パパゲーノの望月 一平(修士2年)。
パパゲーナの今村 朱里。
しかし 一番目立っていたのは、ロビーにいた錦織 健 だった。