~鳥がいた~
蒸し暑くて どんよりな天気で 空気は最悪って感じなのに、夕方には藤沢から富士山がくっきり見えるという 変な天気。
今日は仕事のあと 川崎へ。
フェスタサマーミューザ
オルガニストの極意Ⅲ
『音楽が先か 楽器が先か』
20時~
ミューザ川崎シンフォニーホール
オルガン:武久 源造
ミューザ川崎のパイプオルガンのコンサートです。
席は指定席で2階センターという絶好の位置と思ったら、オルガンをかなり上に見る席でした。
武久さんは先週 ミューザの小さな部屋で 素晴らしいチェンバロとフォルテピアノの演奏を聴いたばかり。それは今回の前座であり 今日が本公演みたいな感じです。
プログラムは
🎵J.Sebastian Bach:前奏曲とフーガ ハ長調
正攻法なのでしょう。
手堅くまとめた感じ。面白みはイマイチでした。バッハに面白みを求めてはいけないですが…
🎵J.Sebastian Bach:オルガン協奏曲 ハ長調
これはA.Vivaldiのヴァイオリン協奏曲を編曲した作品。
鮮やかな旋律と、それを支えるバスの音が明瞭に区別されているから、ストップ(音色)の操作がわかりやすい。
オルガン初心者の私に ちょうど良い感じ。
ここでお話が入って
🎵A.Vivaldi:「四季」~春
武久さんの編曲。4段の鍵盤を生かして描写音楽ってところを前面に出した演奏をします、との解説を受けての演奏。
鳥の囀りの描写は、こんなに高い音が出るのかっていうくらいの、それは鳥の囀りにそっくりの音色に、驚きました。
嵐は足の鍵盤が大活躍。低音の迫力がすごかったです。
🎵スウェーリンク:「我が若き命は絶え」による変奏曲
🎵デ・エレディア:「エンサラーダ」
どちらも当時の旋律をアレンジした作品。特に後者は様々な旋律をつぎはぎした ポプリ形式の曲。明るい楽しい曲が聴けました。
「吹奏楽の曲は、発音が同じだから合うはずだ」
というひとことで 武久さんの編曲で2曲。
🎵ホルスト:組曲第1番
吹奏楽で有名なこの曲。特に旋律がはっきり出てくる第2楽章と第3楽章が楽しめました。
オルガンは旋律とリズムを明瞭に聴き分けられるのがいい。
🎵ヴォーン・ウィリアムズ:「イギリス民謡組曲」
懐かしさを感じられるイギリス民謡。ゆっくりな部分では、オルガンの立体的な組み立ての壮大さを実感できました。
第3楽章の『サマセットの民謡』は楽しい音楽にウキウキしちゃいました。
オルガンのストップの切り替えを積極的に行うなど、カラフルな演奏を楽しめました。
今日は珍しい 20時~ の演奏会。終わったら21時30分。でも気分は20時半という、1時間の時差を感じる音楽会になりました。