ヒッチハイクで大雪山 ミニ縦走 | 北十字の旅と音楽会記録が中心の日記

北十字の旅と音楽会記録が中心の日記

旅と鉄道と温泉が大好き。
そして、クラシック音楽も好きなもんだから、音楽会を理由に、日本国内を旅しています。
音楽と旅を中心に、日記を書いていきます!

~3台乗車~

今日は朝6時起き。
7時前の列車で上川へ。
上川8時50分のバスで層雲峡へ の予定でバス停に行くと
『バスが無い』
調べたのに…

仕方なく 国道まで歩いてヒッチハイク。上川の今まで何度もヒッチハイクを行った慣れたポイント。ところが、そこが なんと自動車道の出入り口となって、信号まであり、これはヒッチハイカーにとってはラッキー。
ところが なかなかつかまらない。観光客も多いから仕方ないけど、ダメでも挨拶すらしてくれない。北海道の道路ヒッチハイクは19年振りだから。変わってしまったなぁ~
15分で田舎にお墓参りという 家族の車が停車してくれました。感謝。

9時20分のロープウェーに乗車。その後、リフトに乗って 黒岳7合目へ。

↑尖ったところが、黒岳

10時ちょうどに黒岳7合目を出発できました。
登山口では『慣れた』シマリスがたくさん挨拶に来ていました。ところが登山道に入ると『野生の』シマリス4匹(1家族)を見るくらい。
こちらは雪溶けの早い斜面なので、もう秋のもの、蒼いトリカブトも、たくさん咲いていたので、シマリスの食べるものも出てきたのでしょうね。

↑エゾトリカブト(蝦夷鳥兜)

のんびり、のんびり、マイペースで登ること65分で、黒岳頂上に到着。


60分で登るはずが5分のオーバーは、写真かそれとも年齢か。
黒岳頂上では、雲がいい具合に流れて、空をずーっと見ていても飽きない。


20分ほど休んで頂上を出発。
黒岳石室に下る斜面では、私の大好き ナキウサギ の声が聞こえるものの、ゆっくり出来ないので、その姿を見ることは無理でした。

↑クロマメノキ(黒豆の木)←めちゃ美味しい

↑お鉢とチングルマ(稚児車)

今日はお鉢を反時計まわりに。

エゾウサギギク(蝦夷兎菊)

↑チングルマ(稚児車)の実

↑コマクサ(駒草)

昼食休憩はお鉢平展望所という場所で。
すると左下からナキウサギの声。おにぎりくわえたまま 崖下を見ると、いました。かわいいナキウサギ。毛並みの良い個体。その後 携帯を持って待つも、現れず、残念。

そこからは雪渓などもあり、楽しい、というより 緊張を伴う登山でした。

↑コケモモ(苔桃)

↑ユキバトウヒレン(雪葉唐飛廉)

途中荷物を置いて身軽になって、北鎮岳へ。

素晴らしい大雪山西部の風景が360°


疲れがぶっ飛んでしまう。

荷物を背負って、中岳へ。

↑稜線に芸術作品が!

↑南側からのお鉢の風景

その先から 右に折れて、中岳温泉へ。登山道の脇に湧く、超ワイルドな温泉。今日は浸かる時間がなく、そこを素通りして、 ロープウェーのある姿見の池に16時45分に到着。


晴れていたけど、雲がプカプカいたずらしに来て、途中長袖に着替えることも。
風が強い場所はきつかったけど、涼しく快適な山歩きでした。

旭岳温泉に着くと、17時30分のバスは天人峡温泉に寄らないってことがわかり、またまたびっくり。

それなら登山道で下ろうとしたら
「今は廃道同然だよ~」って。

ならば、
『ヒッチハイク』

2台目で、姿見の池で働いている観察員の車に乗せていただけて、天人峡分岐まで。
その後は厳しいかなぁ~ と思うも、1台目で東京からの家族の観光客の車が止まってくれました。明日、旭山動物園に行ってから、網走まで走るらしい。

そうして3台の車の方々の温かい心に感謝して、今夜は 天人峡温泉泊。1人6畳で2食つき7000円。夕食部屋出しで、めちゃくちゃお得。
このあと温泉三昧で、ゆっくりします。