あいちトリエンナーレ:4日目前半~四間道・円頓寺エリア | 北十字の旅と音楽会記録が中心の日記

北十字の旅と音楽会記録が中心の日記

旅と鉄道と温泉が大好き。
そして、クラシック音楽も好きなもんだから、音楽会を理由に、日本国内を旅しています。
音楽と旅を中心に、日記を書いていきます!

京都の旅館を8時過ぎに出発。


地下鉄の東山駅まで歩いて、山科でJRに乗り換えて、名古屋まで。

またまた『あいちトリエンナーレ』へ。
今日は再訪の展示を選んでゆっくり。名古屋市美術館と四間道・円頓寺エリアに絞ってまわる予定。
名古屋駅からなので、順番に歩いてまわろうと、円頓寺会場に行くと、女性職員が
「12時からで、ここは有料ですよ!」
と、入場を断るような雰囲気。Tシャツ姿が良くなかった? ちなみに先週の県立芸術センターでは、アーティストと間違えられましたが…
それにしても、気分を害す言い方は、スタッフ失格。

12時まで30分ほどだったので、ブランチで1日目の夕食で使ったスパゲッティ屋さんに行くと、休み。もう1軒チェックしていたスパゲッティ屋さんも、休み。仕方なく、全国チェーンとなった名古屋の喫茶店へ。
期間限定に弱い私は、カツカレーサンドと、イチゴシェーキ。


サンドイッチの強烈さにKOされました。

12時を過ぎたので、まずは 1日目に疲れと日暮れとの闘いの中訪れた、伊藤家住宅へ。

↓円頓寺・四間道エリアを8月に訪れた日記 https://ameblo.jp/repun-berg/entry-12508188616.html 
良ければ併せてご覧ください。


S01:津田道子
2つの和室の襖がアート。部屋の仕切りの襖は両面とも鏡。


奥の部屋の庭に通じる襖は障壁画ように映像を映している。


それがフィルムなのか、今の映像なのか、時空間の変化が知らぬ間に繋がって見える不思議が めちゃくちゃ愉しい。

↑中央の襖には 背後の座卓と庭の風景が映っています

それと併せて、作者からのメッセージを聴く席もあり、今日はほとんど待たずに聴けました。アートと生活空間について考えるお話でした。

同じ伊藤家住宅内の蔵では
S02:岩崎貴宏
炭を敷いた名古屋の町の模型。焼けた名古屋を思わせるジオラマ。それが 骨董品の上に作られていました。

↑名古屋城の石垣

↑円頓寺商店街のアーケード

伊藤家住宅から少し歩くと円頓寺商店街。
円頓寺商店街のアーケードには、綱が左右に張られています。それが作品。


S06:エルクメン
その綱が作品です。そんな単純なものでも、新しい綱はアーケード内を明るい感じにしていました。


荷物を案内所に預かってもらい、次に、昨日の日曜美術館のアートシーンで紹介された作品へ。そこは1日目で、私が最も興味を覚えた作品。
S05:葛宇路


今日は映像作品も最初から最後まで、しっかり見ちゃいました。どうみても、私のツボなんですけど。詳細は1日目の日記を!

S10:弓指寛治
交通事故を扱った 絵を軸にした作品。


こちらも詳細は1日目へ。

S11:毒山凡太朗
台湾在住のお年寄りへの日本統治時代についてのインタビューの映像作品。日本の歌を歌ってもらって締めている。その歌の多くが『蛍の光』なのに 苦笑してしまいます。

S09:越後正志
特になし。よければ1日目を参照。

案内所で荷物を引き取り、四間道へ。

『エスプラナードギャラリー』


が、トリエンナーレに合わせた企画をやっているようなので、立ち寄り。
アイデンティティーにかかわる3人の写真展。
アイデンティティー:柴田祐希
いつもありがとう:ルイージ・ストラニエリ
心が砕け散る:安江塁


どれも、ちょっぴり考えさせられるテーマ。
古民家を利用しているので、そちらを見る目的でも、いい。屋根裏部屋にも机があり、ゆっくりできそう。ただ私は荷物があったので、自由がきかず、即退散は 残念でした。

S03:梁志和+黄志恆
前回、訳わからなく、流し見た作品。
今回は空いていて、ゆっくり観れたのと、担当のスタッフが説明しているのを聞いて、わからなかった 2つの展示(古い写真と新しく引き伸ばされたカラー写真)の繋がり(古い写真の中に写る女性のファッションに合わせたのカラー写真)がわかりました。

ところが ここで驚いたのが、この展示を行っている建物の方が興味深いということ。
2階部分に屋根神という社を置いているのもの。


初めて見るもので、テンションアップしたのですが、この建物 文化財認定を受けている様子がないのに ちょっぴりびっくりでした。

ここで 20分ほど歩いて、名古屋市美術館へ。

写真を多く載せたいので、名古屋市美術館からは後半になります。