京都の旅館を8時過ぎに出発。
地下鉄の東山駅まで歩いて、山科でJRに乗り換えて、名古屋まで。
またまた『あいちトリエンナーレ』へ。
今日は再訪の展示を選んでゆっくり。名古屋市美術館と四間道・円頓寺エリアに絞ってまわる予定。
名古屋駅からなので、順番に歩いてまわろうと、円頓寺会場に行くと、女性職員が
「12時からで、ここは有料ですよ!」
と、入場を断るような雰囲気。Tシャツ姿が良くなかった? ちなみに先週の県立芸術センターでは、アーティストと間違えられましたが…
それにしても、気分を害す言い方は、スタッフ失格。
12時まで30分ほどだったので、ブランチで1日目の夕食で使ったスパゲッティ屋さんに行くと、休み。もう1軒チェックしていたスパゲッティ屋さんも、休み。仕方なく、全国チェーンとなった名古屋の喫茶店へ。
期間限定に弱い私は、カツカレーサンドと、イチゴシェーキ。
サンドイッチの強烈さにKOされました。
12時を過ぎたので、まずは 1日目に疲れと日暮れとの闘いの中訪れた、伊藤家住宅へ。
↓円頓寺・四間道エリアを8月に訪れた日記 https://ameblo.jp/repun-berg/entry-12508188616.html
良ければ併せてご覧ください。
S01:津田道子
2つの和室の襖がアート。部屋の仕切りの襖は両面とも鏡。
奥の部屋の庭に通じる襖は障壁画ように映像を映している。
それがフィルムなのか、今の映像なのか、時空間の変化が知らぬ間に繋がって見える不思議が めちゃくちゃ愉しい。
それと併せて、作者からのメッセージを聴く席もあり、今日はほとんど待たずに聴けました。アートと生活空間について考えるお話でした。
同じ伊藤家住宅内の蔵では
S02:岩崎貴宏
炭を敷いた名古屋の町の模型。焼けた名古屋を思わせるジオラマ。それが 骨董品の上に作られていました。
伊藤家住宅から少し歩くと円頓寺商店街。
円頓寺商店街のアーケードには、綱が左右に張られています。それが作品。
S06:エルクメン
その綱が作品です。そんな単純なものでも、新しい綱はアーケード内を明るい感じにしていました。
荷物を案内所に預かってもらい、次に、昨日の日曜美術館のアートシーンで紹介された作品へ。そこは1日目で、私が最も興味を覚えた作品。
S05:葛宇路
今日は映像作品も最初から最後まで、しっかり見ちゃいました。どうみても、私のツボなんですけど。詳細は1日目の日記を!
S10:弓指寛治
交通事故を扱った 絵を軸にした作品。
こちらも詳細は1日目へ。
S11:毒山凡太朗
台湾在住のお年寄りへの日本統治時代についてのインタビューの映像作品。日本の歌を歌ってもらって締めている。その歌の多くが『蛍の光』なのに 苦笑してしまいます。
S09:越後正志
特になし。よければ1日目を参照。
案内所で荷物を引き取り、四間道へ。
『エスプラナードギャラリー』
が、トリエンナーレに合わせた企画をやっているようなので、立ち寄り。
アイデンティティーにかかわる3人の写真展。
アイデンティティー:柴田祐希
いつもありがとう:ルイージ・ストラニエリ
心が砕け散る:安江塁
どれも、ちょっぴり考えさせられるテーマ。
古民家を利用しているので、そちらを見る目的でも、いい。屋根裏部屋にも机があり、ゆっくりできそう。ただ私は荷物があったので、自由がきかず、即退散は 残念でした。
S03:梁志和+黄志恆
前回、訳わからなく、流し見た作品。
今回は空いていて、ゆっくり観れたのと、担当のスタッフが説明しているのを聞いて、わからなかった 2つの展示(古い写真と新しく引き伸ばされたカラー写真)の繋がり(古い写真の中に写る女性のファッションに合わせたのカラー写真)がわかりました。
ところが ここで驚いたのが、この展示を行っている建物の方が興味深いということ。
2階部分に屋根神という社を置いているのもの。
初めて見るもので、テンションアップしたのですが、この建物 文化財認定を受けている様子がないのに ちょっぴりびっくりでした。
ここで 20分ほど歩いて、名古屋市美術館へ。
写真を多く載せたいので、名古屋市美術館からは後半になります。