～心 落ち着く お寺巡り～
今日は、京都府の南端の(普通のガイドブックには奈良版に載っている)、３つの静かな寺院を訪れました。
最初に訪れたのは 海住山寺。ここには美しい国宝の五重塔があります。初層の裳階が広いものの、その上はほぼ同じ広さ。
均整のとれたスマートな姿が 深い山に静かに映えていました。
細い道を抜けた山の中腹のお寺。ゆっくり 俗世から逃れるには最適な場所。拝観料が不要というのも、国宝を有する施設にしては異例。
大学時代から行きたかった寺院でした。
次は当尾の岩船寺と浄瑠璃寺。
紫陽花寺とも言われる岩船寺。
くすのきの一木彫の見事な阿弥陀様は、穏やかながら 堂々としていました。
室町期の三重塔は彩色し直し、鮮やか。四隅(垂)に彫られた天の邪鬼がかわいくて印象的。
浄瑠璃寺は浄土信仰期に建立されたため、庭園とあわせて、コンパクトにまとまった素敵なお寺。
本堂に並ぶ九体の阿弥陀仏から、九体寺とも。その阿弥陀仏を安置する本堂に、池を挟んで対する三重塔はスマートで魅力的(２つの建築物と阿弥陀仏は国宝)。
非常に詳しいパンフレットが本堂拝観の折りにいただけます。
ここも花の時期には、庭が鮮やかに彩られるところ。今日は暖かい太陽の下で、のんびり素敵な時間が過ごせました。
帰りは京都から 新幹線で横浜へ。行きとちがって、あっという間に帰ることができました。