ミューズが舞い降りた瞬間~テレマン協会特別公演:大阪倶楽部 | 北十字の旅と音楽会記録が中心の日記

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~ミューズが舞い降りた瞬間~

今夜は 大阪 淀屋橋の大阪倶楽部で、テレマン協会の特別公演。

バロックヴァイオリン:ウッラ・ブンディース
チェンバロ:クリスティーネ・ショルンスハイム



彼女たちは この土日に、静岡県の奥大井の民宿でコンサートをするために来日。今日は その帰りに調整をして、急遽 先月末に決まった公演。
それでも150人余のホールは ほぼ満員。私は開場前に行ったおかげで、一番前の席を確保できました。

曲はJ.S.バッハとテレマンと、バッハの次男エマニュエルの作品を7曲。15分の休憩をはさみ、2時間以上の公演になりました。

ショルンスハイムさんは、最後のエマニュエル・バッハの作品では、フォルテピアノに楽器を替えて演奏されました。

私のほとんど聴かない領域の作品だったのですが、 素晴らしい瞬間の連続。
チェンバロの響きの広がりと、すべての音域にわたってのバランスの良い響きが 魔法の様。ストップの切り替えも積極的。
私の好きな中野振一郎さんのチェンバロが、まるで海の波の様なのに対し、ショルンスハイムさんは大きな木が茂る森林の様。

もちろん、ブンディースさんのヴァイオリンにも、ひなびた音で 癒され、魅了されました。
素晴らしい時間を過ごせました。

演奏会終了後、楽屋にサインをいただきに行く時、 中野振一郎さんから
「今日は素晴らしい演奏が聴けましたね」
と。やはり同じ感想の様でした。


大阪まで 行って 大正解でした。

今夜は江坂のビジネスホテルでのんびりします。