瀬戸内国際芸術祭2013:人、ひと、ヒトの直島へ | 北十字の旅と音楽会記録が中心の日記

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旅と鉄道と温泉が大好き。
そして、クラシック音楽も好きなもんだから、音楽会を理由に、日本国内を旅しています。
音楽と旅を中心に、日記を書いていきます!

~旅の条件~

大風呂つきのホテルは正解。夜行列車明けには 最高でした。おかげで二度寝をしてしまい、朝寝坊。 ホテルの出発が、予定より1時間以上遅れてしまいました。

当初予定していた島は『本日お休み』と、昨日の観光案内所での情報収集で仕入れていたので、今日はお隣の島へ。
港に行くと、船が出たばかり! と思っていたら、 こちらは高速艇とかで、庶民的なフェリーは乗り場が別。こちらは出航まで1時間弱あるので、フェリー乗り場隣の 芸術祭会場に。

昨日の日記のコメントにあった、高松港アート工房「ベルガル島」
朝の時間はまだお休みで残念でしたが、40近いブースには展示されたままの作品や、準備段階でもワクワクしちゃう断片も多数。

↑『編編』後ろに金属スクラップのオブジェ

気合が入ってフェリー乗船。
今回も私の『旅』の条件、フェリーに乗りました。

フェリーで1時間。
今日の直島、宮浦港行きのフェリーは猛烈な混みよう。
昨日は直島がお休みで、今日は豊島がお休みのためらしい。

混み混みのフェリーから、混み混みのバスで向かうは地中美術館。着けば長い行列。入場には整理券が必要で、それをもらうと 3時間待ち。
ならば、と バスを乗り継ぎ本村エリアの『家プロジェクト』へ移動。

最初「南寺に行って整理券をもらって下さい」とあり、そこへ向かうと、ここでも3時間待ち。とあきらめかけたら「1人ならキャンセル出たから入れます」と。待ち時間無しで入れるラッキー。
真っ暗闇に霧のスクリーンが、朧気に広がる。
アドレナリンがジワジワ。

その後
『はいしゃ』へ。


この、廃屋を蘇らせた展示は、私好み。

次に
『石橋』
千住明の作品。障壁画や壁画の手法は『千住明』してました。当たり前か…

『碁会所』
はい そうですか…って作品。

『角屋』
家の中心、居間に水を張り、そこに数字が私好みだ。

『護王神社』
ガラスの階段がユニーク。石棺に入って見る ガラスの階段も驚き。それより神社にアートを持ち込んで いいのか。

そんなところをまわっていたら、そろそろ移動時間。

次にバスに乗って着いたところには
水玉模様で有名な あのお方の
『カボチャ』


たいそう混雑をしていたのですが、まわりの方々は 誰の作品か知らない模様…

そんな中、さらにバスを乗り継ぎ 地中美術館へ。

14時45分入場。絶対に時間が足らないぞ~と思って入ると…

ダイナミックな建築 という雰囲気。天井の穴から射し込む太陽光が 地下3階まで届く、という、なんとも不思議なもの。その中に建築そのものを1点と数えた、4点の作品が展示されていました。

その残り3点は
最初はスリッパに履き替えて、マネの睡蓮の作品を5点、真っ白い壁に囲まれた中に展示している部屋。そこに入るのに15分くらい待ったけど 5分で十分に満足。

続いて20分待って、いや 待っていた部屋からアートだった様ですが、単色の光に包まれた空間に入り込んだ時の 空間認知力の混乱を狙った作品。ゆっくりしたいも 少人数入れ替え制で のんびりできず。

最後は広い階段のある空間に、大きな石の球体のある作品。四方に金箔装飾の木の彫刻が置かれている。
こちらは3分待ちでのんびり観れました。

これでおしまい。

地中カフェという喫茶ルームをのぞくと、外に出れそう。でも 喫茶を注文しないと外に行かせないオーラが強かったのですが、知らん顔して通り過ぎることができました。
斜面に位置するテラスは 海風が気持ち良く、高松の町と瀬戸大橋がくっきりと見えました。


ここが 一番良かった場所かも、って感じでした。
そして チケット売り場、つまりバス停まで戻る途中の道沿いに、ビオトープみたいな花壇があったのですが、そこの池に睡蓮がいっぱいあった理由がわかる帰り道になりました。

戻った時間は余裕のバス発車15分前。入場料金 2000円はないでしょう という施設でした。

バスに乗って 港で赤い水玉カボチャを見ようと思っていたら,2台で来たバスが満員。途中で さらに1台バスが投入されるも、手際の悪いバス配置で遅れる 遅れる。
結局 フェリーに時間ピッタリに乗船。カボチャはお預け。それより フェリーターミナルの混雑が、 新春大売り出しのデパートみたいでした。

その後宇野で、列車が目の前で出てしまい、40分待ちは痛かった。
岡山からレンタカーで今日の宿泊先に移動しようとしたら、渋滞にハマって 1時間半以上。

しかし今夜の宿は、その疲れが吹き飛ぶような夜景がきれいで、大きなお風呂が気持ちいい 遙照山ホテル。驚くような安価で泊まれて、恐縮するほど…

さぁ、2回目のお風呂に行ってこよう!