ラ・フォル・ジュルネTOKYO 2018~10(東京国際フォーラム) | 北十字の旅と音楽会記録が中心の日記

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そして、クラシック音楽も好きなもんだから、音楽会を理由に、日本国内を旅しています。
音楽と旅を中心に、日記を書いています!

遅いお昼を食べて ホールE(展示ホール)に行くと、ちょうどサプライズコンサートが始まるところ。なんと昨日、圧倒的な合唱を聴かせてくれたエカテリンブルク・フィルハーモニー合唱団がいるじゃないですか! 正面側にまわって30分の演奏会を楽しみました。



ここの演奏では 通常PAを使っているのですが、今回はほぼ生の音が聴こえてきました。そして驚くべきことに、いつもはガヤガヤする後方の展示ブースも含め、演奏中の静かなこと。プログラムは昨日聴いたものの抜粋ですが、2度目、そして雑音の無い中なので、集中して聴くことができました。
とっても得した気分です。

演奏会のあと、ちょうどケフェレックさんのサイン会の時間。お友だちからいただいたケフェレックさんとの写真にサインをもらうことができました。

水分補給のガラナとおやつの北海道ソフトクリームを仕入れたあと、次の演奏会へ。


M345
18時15分~
東京国際フォーラム ホールC

紹介文
『1909年生まれの貴志は、スイスとドイツに留学した国際派。標題をもつ「仏陀」はベルリンで初演された。』

東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
指揮:本名徹次

日本の音楽作品、私は歌中心なので、少しひ器楽作品も聴かなくては… ということで、このプログラム。

こちらは一般発売のあとに、国際フォーラムのラ・フォル・ジュルネの公式販売窓口で座席を選んで購入したもの。1階7列目 中央の席で聴きました。
シティフィルは、12型のチェロを下手奥に置く両翼配置。

🎵貴志康一:交響曲「仏陀」
(楽譜提供 学校法人甲南学園 貴志康一記念室)
初めて聴くこの作品。4つの楽章からなる 交響曲形式。しかし楽章ごとに具体的な表題がついているあたりは、交響詩的でもありそう。

暗く凶暴さをも感じさせる序奏のあと、アレグロの主部は とっても親しみやすいロマン派の音楽。目隠しで音楽だけ聴いたらシューベルトからグノーあたりかなって思わせる響き。ちなみに「仏陀の登場」には程遠い?
第2楽章はアンダンテ。ここでは自然の音がいっぱい聴こえてきました。ベートーヴェンの『田園』とR.シュトラウスの『アルプス交響曲』中間あたりの自然讃歌の音楽。どこにも「気高いマヤ夫人」に結びつかない。
第3楽章はヴィヴァーチェ。ファゴットのソロが引っ張る主題は『魔法使いの弟子』そっくり。現代のミミからすると、どの角度からでも『優秀な映画音楽』なんだけど… 「閻魔様の地獄」には聞こえない。『小野篁がバイトに行く地獄の入口』くらいかも。
終楽章はアダージョという 遅いテンポで閉じられますが、ここも甘い音に溢れた、手を抜いたオーケストレーションでバレてしまったマーラーの偽作って感じ。どこが「仏陀の死」なんだ!
と、突っ込み満載の、とっても聴きやすい 日本人好みの音楽でした。数年前に大ヒットした、佐村○○の『ヒロシマ』より、百倍いい!

それにしても 予想をはるかに超える 空きっぷり。このような作品をやるには最適な時間帯だと思うのですが、これでは ラ・フォル・ジュルネで日本音楽の特集なんて到底無理かも。

そんな閑散としたホールに、本名さん率いるシティフィルの演奏の素晴らしいこと!この組み合わせでCDを作っても 何の遜色もないレベル。

行って大正解でした。

さぁ、あとは最終公演です。