T323
“パリのモーツァルト”
14時~
東京芸術劇場 シアターイースト
ヴァイオリン:梁 美沙(ヤン・ミサ)
ピアノ:ジョナス・ヴィトー
紹介文は
『旅人モーツァルトは滞在先のパリで実母を亡くす。が同時に現地の音楽の華麗な作風から大きな刺激を受けた。』
先行販売で来た席は、なんと1列目のど真ん中。梁さんまで2mという 聴くにも緊張する位置。ただ舞台が高めなので、特にピアノの音が頭の上を飛んでいく感じは否めませんでした。
最初にピアノソロで
🎵モーツァルト:「ああ、ママに言うわ」による変奏曲(キラキラ星変奏曲) K.265
なんと 反復をすべて行いました(45分のコンサートなのに!)。テンポは速めで 音もホールにあわせて軽いタッチで、爽やかなモーツァルトの仕上がり。
第8変奏と第11変奏、テンポの遅くなるところでは、おもに後半の反復で 装飾を入れて変化をつけてはいたものの、速いテンポの箇所では 反復しての変化が乏しかったのが残念。
小さなホールでモダンピアノでモーツァルトを弾く『お手本』的な演奏という感じ。
梁さんがここから
🎵モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第21番 ホ短調 K.304
モーツァルトで一番有名なヴァイオリンソナタかもしれない。
第1楽章は前後半の反復実施。ちょっぴり梁さんの音楽が流麗ではあるものの、四角四面的に聴こえた部分もありました。
ところが第2楽章に入ると、基本インテンポでしたが、梁さんの大きな表情のロマンティックな演奏が聴けました。中間部ではピアノがしっかりとヴァイオリンを先導して 美しい世界を作り上げていきました。ただ梁さんのトリルがちょっぴり固め。機械仕掛けの様に聴こえたのは私だけ?
続いて
🎵モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第23番 ニ長調 K.306
これは先日、大阪でクラシカル楽器で聴いたばかり。
第1楽章のテンポの速いこと!ピアノのコロコロと転がるような音がきれい。第2主題を思い切り歌わせての第1主題との対比が面白く聴けました。
穏やかなアンダンティーノの第2楽章。反復後、ピアノの積極性が前に出てきて、梁さんもそれに乗る感じで 大きな歌を聴かせてくれました。
狩の音楽の第3楽章。静と動の対比を大きくとったスタイル。ヴァイオリンは音を濁らせたり、装飾を加えたりと 大きな表現。再現部では音を森の彼方へ飛ばすような野外で聴いているような音楽が気持ち良かったです。🍀
池袋から有楽町に移動。遅い昼食のあとは、ホールEで休憩。次の演奏会に備えます。
