有楽町から地下鉄で池袋まで移動。会場が増えたのはいいのですが、移動が面倒なのは確か。ただ有楽町線のホームからはどちらも直結の通路があるのは便利かも。
T115
“Road to freedom”
18時30分~
東京芸術劇場 コンサートホール
ソプラノ:バーバラ・ヘンドリックス
ピアノ・オルガン:マティアス・アルゴットソン
ギター:マックス・シュルツ
ギター/照明デザイン:ウルフ・エングランド
紹介文は
『アフリカからアメリカへ。黒人奴隷たちが苦悩と希望を託した歌を起源とするブルースの、多彩な側面に迫る。』
こちらも先行販売で購入したチケット。1階5列はいいものの、左ブロックのどちらかというと、端に近い方。前回は大きなホールが良席だったのですが、今年は外れ気味。
ホールの両端にはスピーカーが設置。PA使用のコンサートでした。私の席だと、右手斜め前に楽器と歌手がいるのに、音が左斜め前から聴こえてくるという、歪な音環境。これなら後方席でオペラグラスを持って行った方が良かったかも。
プログラムは
『ブルース、黒人霊歌などを、ラ・フォル・ジュルネ スペシャルバンドで披露』
とあり、配布されたプログラムにも詳細は書かれないまま。
舞台の照明が消えて、スポットライトのカラーに彩られた舞台での歌唱になりました。
ヘンドリックスさんもマイクを持っての歌唱なので、歌の合間に語りがありました。
18世紀にアフリカから連れて来られた アメリカの黒人の歴史について、そのことと それに関連する歌について。
そこで歌のタイトルの紹介もありましたが、メモができなかったので、忘却の彼方。
ヘンドリックスさんの歌は、とっても優しい温かみのある声。前回 気になったビブラートの大きさは、今回の曲(PA使用?)のせいもあり、大きなビブラートをかけてはいましたが、それほど気になりませんでした。
私のヘンドリックスさんの印象は、最も好きな音盤のひとつ、ハイドン『トビアの帰還』(ドラティ指揮)での歌唱と、ハイドンのオペラの音盤での歌唱。
その後は音楽よりも、難民支援の活動で知名度を高めた感のある方でもあります。
今回の歌唱も、心をこめて ひとつひとつの言葉を紡ぎながら、聴衆に語っていくよう。素敵な歌を聴くことができました。
しかし、ホールの入りが7~8割程度だったのが本当に残念でした。全体的に池袋の公演に完売が少ないのが気になりました。
今日はコンサートのあと、1人1つ限定でのサイン会もありました。新しく出たベートーヴェンの民謡編曲集のCDを購入、そして『トビアの帰還』の日本盤のCDを入手したので家から持参、今回はトビア優先でサインをいただくと、持っていたベートーヴェンにもサインするからと言われ、2つにサインをいただくことができました。
ヘンドリックスさんの温かな心が感じられました。
今日はこれでおしまい。
池袋で夕食をとって、品川乗り換えで帰宅です。平日の音楽会より早く帰宅できるので 今日は早寝したいと思います。