ラ・フォル・ジュルネTOKYO 2018~3(東京芸術劇場) | 北十字の旅と音楽会記録が中心の日記

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旅と鉄道と温泉が大好き。
そして、クラシック音楽も好きなもんだから、音楽会を理由に、日本国内を旅しています。
音楽と旅を中心に、日記を書いていきます!

有楽町から地下鉄で池袋まで移動。会場が増えたのはいいのですが、移動が面倒なのは確か。ただ有楽町線のホームからはどちらも直結の通路があるのは便利かも。

↑芸術劇場の1階にあったLFJのパネル。なぜ電車?

T115
“Road to freedom”
 
18時30分~
東京芸術劇場 コンサートホール

ソプラノ:バーバラ・ヘンドリックス
ピアノ・オルガン:マティアス・アルゴットソン
ギター:マックス・シュルツ
ギター/照明デザイン:ウルフ・エングランド

紹介文は
『アフリカからアメリカへ。黒人奴隷たちが苦悩と希望を託した歌を起源とするブルースの、多彩な側面に迫る。』
 
こちらも先行販売で購入したチケット。1階5列はいいものの、左ブロックのどちらかというと、端に近い方。前回は大きなホールが良席だったのですが、今年は外れ気味。

ホールの両端にはスピーカーが設置。PA使用のコンサートでした。私の席だと、右手斜め前に楽器と歌手がいるのに、音が左斜め前から聴こえてくるという、歪な音環境。これなら後方席でオペラグラスを持って行った方が良かったかも。

プログラムは
『ブルース、黒人霊歌などを、ラ・フォル・ジュルネ スペシャルバンドで披露』
とあり、配布されたプログラムにも詳細は書かれないまま。

舞台の照明が消えて、スポットライトのカラーに彩られた舞台での歌唱になりました。
ヘンドリックスさんもマイクを持っての歌唱なので、歌の合間に語りがありました。
18世紀にアフリカから連れて来られた アメリカの黒人の歴史について、そのことと それに関連する歌について。
そこで歌のタイトルの紹介もありましたが、メモができなかったので、忘却の彼方。

↑1日遅れて インフォメーションに曲目が掲示されました。

ヘンドリックスさんの歌は、とっても優しい温かみのある声。前回 気になったビブラートの大きさは、今回の曲(PA使用?)のせいもあり、大きなビブラートをかけてはいましたが、それほど気になりませんでした。

私のヘンドリックスさんの印象は、最も好きな音盤のひとつ、ハイドン『トビアの帰還』(ドラティ指揮)での歌唱と、ハイドンのオペラの音盤での歌唱。
その後は音楽よりも、難民支援の活動で知名度を高めた感のある方でもあります。

今回の歌唱も、心をこめて ひとつひとつの言葉を紡ぎながら、聴衆に語っていくよう。素敵な歌を聴くことができました。
しかし、ホールの入りが7~8割程度だったのが本当に残念でした。全体的に池袋の公演に完売が少ないのが気になりました。

今日はコンサートのあと、1人1つ限定でのサイン会もありました。新しく出たベートーヴェンの民謡編曲集のCDを購入、そして『トビアの帰還』の日本盤のCDを入手したので家から持参、今回はトビア優先でサインをいただくと、持っていたベートーヴェンにもサインするからと言われ、2つにサインをいただくことができました。
ヘンドリックスさんの温かな心が感じられました。

今日はこれでおしまい。
池袋で夕食をとって、品川乗り換えで帰宅です。平日の音楽会より早く帰宅できるので 今日は早寝したいと思います。