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朝食のあと、せっかくなので早めに出発。
京阪電車でびわ湖ホールへ。
ラ フォル ジュルネびわ湖2日目
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今日は快晴で暖かい☀まずは湖岸に出て散歩。環境が抜群のホール。まずは10時~の無料の演奏会が始まったので 上の回廊で。
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ガラスの奥にはびわ湖。船の浮かぶ風景が良くわかる。
無料の演奏会のあとは そのガラスの席のレストランでケーキの時間。
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びわ湖を見ながらのんびりは最高。
今日最初は
ジラール弦楽四重奏団
11時30分~
びわ湖ホール 小ホール
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紹介文には
『ベートーヴェンの傑作ラズモフスキー2番、星のきらめきを描いているといわれる2楽章は限りなく美しい。』
と、ありました。
私はもちろんプログラム前半のハイドンが目的。
小さいホールはP列と後ろ(から4列目)寄りでしたが、小さいホールなので 音的には満足の位置でした。
🎵ハイドン:弦楽四重奏曲 第67番 Hob. III-63「ひばり」
第1楽章から速めのテンポで若々しい。チェロが轟轟と一直線に弾いてくるのが気持ち良い。伸ばす音でのヴィブラートは古楽系を主に聴く私にはとても新鮮に響きました。
🎵ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第8番 op.59-2「ラズモフスキー第2番」
第3楽章と第4楽章がちょっぴり知っていた程度。紹介文通りに第2楽章がとても美しかったのが印象的。
はっきりとした端正な音づくりのこの4人の兄弟姉妹の団体には ハイドンよりベートーヴェンの方が似合っているようでした。
朝一番にピッタリの 清々しい演奏が楽しめました。
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オリヴィエ・シャルリエ(ヴァイオリン、指揮)
日本センチュリー交響楽団
13時~
びわ湖ホール 大ホール
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↑お友達推薦の大ホールのアングル
『クラシック音楽史上最大のヒット曲のひとつ、ヴィヴァルディの「四季」。季節を鮮やかに描き出す作品を、気品高く洗練された演奏が持ち味の名手シャルリエがオーケストラを弾き振りで演奏。緻密なアンサンブルに定評のあるセンチュリー響との初共演も楽しみ。』
と、ある。
オリヴィエ・シャルリエのヴァイオリンで
🎵ヴィヴァルディ:四季 (ヴァイオリン協奏曲集《和声と創意の試み》op.8より)1階J列中央という、最高の席。
昨日と違い、第1ヴァイオリンを6に刈り込んだセンチュリー響はシャルリエさんに身を任せての合奏を楽しんでいる様子。
シャルリエさんのソロは楽譜通りの音を辿ってはいましたが、音色を自在に変えたりとの取り組みがみられました。テンポを大きく動かしたり、描写の部分を強調するなどのイマ風の強烈さはありませんでしたが、 ヴィヴァルディの音楽の流れをしっかりと味わえる演奏は好感がもてました。
松浦さんの率いる センチュリー響の引き締まった音もとても良かったです。
ところでヴィヴァルディの『冬』ですが、4/28に鈴木秀美さんのメンデルスゾーンの『イタリア交響曲』でのお話で、イタリア交響曲の第2楽章が『イタリアの冬』ということを思い出しながら聴けば、ヴィヴァルディの『冬』はイタリアではなく、ドイツ、もしくはオランダの冬の風景みたいなんですが…
今日3つ目の公演も 休みなくそのまま
アンヌ・ケフェレック(ピアノ)
『水の物語』
14時15分~
びわ湖ホール 中ホール
前から7列目の右ブロック。鍵盤は見えませんが、ケフェレックさんの表情はしっかりと見える席。右寄りですが音には満足の位置でした。
昨日同様、ホールに入ると書が背後に掲げられていました。本当に迫力ある作品。大ホールに移動させてもっと多くの人にも見てもらえればいいのにと思いました。
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『洗練のピアニズムで紡がれる水の物語。さざめき、流れ、凪ぐ水の音色を満喫したい。』
ピアノ:アンヌ・ケフェレック
「水の物語」
🎵ドビュッシー:水の反映(《映像》第1集より)
🎵ドビュッシー:オンディーヌ(《前奏曲集》第2巻より)
🎵ドビュッシー:沈める寺(《前奏曲集》第1巻より)
🎵ケクラン:漁師たちの歌(《陸景と海景》より)
🎵ラヴェル:海原の小舟(《鏡》より)
🎵リスト:悲しみのゴンドラ
🎵リスト:波の上を渡るパオラの聖フランチェスコ(《2つの伝説》より)
どれも繊細でピアノの美しさを存分に味わえました。
ドビュッシーの内に向かうような音楽。それに対してリストではfからpまでを駆使した これぞピアノ という外に発する音楽。
静から動への水の姿を音楽で現した演奏会って感じでした。
一気に3公演。ここ びわ湖も大ホールの合間に中と小のホールの公演を互いに入れていくので、休みなく続けて行けるのはいいのですが、お昼を食べる時間すらないのが、大変。