おなかいっぱい、お風呂でサッパリでスタート。曇ってはいたけど降りそうにないので 今日は数年来 行きたくてもなかなか時間が取れずにいた 知多半島の半田市にある
「新美南吉記念館」
に 行くことにしました。
いまだに路線網が把握できない名鉄に乗り、半田口で下車。駅に降りると そこはごんぎつねの世界になっていました
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20140824/19/repun-berg/80/8d/j/o0640048013045136637.jpg?caw=800)
駅から10分ほど歩いて 新美南吉記念館へ。着いてびっくり!それらしい建物が無いと 思うや、なんと 半地下のモダン建築。公園のちょっとした丘が 実は記念館でした という具合。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20140824/19/repun-berg/72/a6/j/o0720040513045136642.jpg?caw=800)
思っていたよりかなり充実した施設でびっくり!
展示室に入れば 資料の解説のガイドが数人おり、丁寧な対応が有り難かったです。
新美南吉は そのいくつかの作品を知ってはいるものの、その人物や故郷についてはまったく知らなかった。
訪問して驚いたことは 彼の童話の多くが、この身近な半田の町を舞台にしているってことでした。そんな点では 宮澤賢治と、対象の範囲の広さは違うにしても、似ていろようにも感じました。
そんな中、最もびっくりしたのは
『ごんぎつね』が
権現山のキツネのことだとわかったこと。また、兵十のモデルもいたということも❗そして兵十が魚を採っていた川が 記念館の向かいだったということ。下の写真は記念館の向かいの花畑になった休耕田で、その奥の山が権現山です。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20140824/19/repun-berg/ef/77/j/o0720040513045136658.jpg?caw=800)
特別展示は「南吉と良寛展」
良寛物語について、出版までの経緯や その作品と他の作品との関連性など、私は読んでいなかったのですが、とても仔細に論じた展示は、良寛所縁の場所の写真の展示もあわせて、良かったです。
記念館には勿論 図書館があり、その設備は 閲覧用の机も整備されており、このような文学関係の資料館としては充実していました。私もゆっくりとたくさんの絵本を中心に閲覧することが出来て 満足しました。
最後に作品と展示の内容と合わせて考えたことは、新美南吉の作品を理解するには 半田に行って その風景に接しないことにはダメじゃないかなと いうこと。
遅いランチのあと、ごんぎつねの川の本流にあたる 矢勝川の堤防の散歩道を歩いて、新美南吉の生家へ。ただ 矢勝川も三面コンクリートの有機物が浄化できないドブ川になっており、残念。田んぼの中に流れる川ですから、地下水と微生物の活動を有効に使える環境があるのに…と思いました。
最後に中に入ってびっくりの半2階建の新美南吉の生家に寄りました。父が畳屋を営んでいた部屋は天井が竹で組まれていて、びっくり! 昨日のしょうざんの『峰玉亭』と同じようでしたから❗
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20140824/19/repun-berg/7e/b4/j/o0720040513045136667.jpg?caw=800)
あとは半田口より名鉄、そしてJRの各駅停車で横浜へ
長いぞ~