リプロダクションクリニックは高刺激なんだ、というイメージをお持ちの方もおられるかも知れませんが、実際には高FSHの方に対するFSH調節法や、低AMHの方に対する低刺激法での採卵もたくさん行っております。

 

FSH調節法から低刺激、中刺激、高刺激までなんでもできます、と書くと、特徴がないみたいで魅力を感じないかも知れませんが、やはり周期によって好不調もあるし、いつもは低刺激だけど、今回は卵胞いっぱい見えるから思い切って高刺激してみましょうとか、逆に、いつもは普通に卵胞取れてるけど今回はFSHが高い、でもキャンセルしたくない、等という時に臨機応変な対応ができますので、その周期、その周期に合った採卵計画を立てられるのは、幅広い状況に対応できる当院ならではの特長ではないかと思います。(余談ですが、こういうところで、当院が唯一とかナンバーワンとか最高とかそういう言葉を使うと医療広告ガイドラインに抵触しちゃう可能性があるので非常に気を遣って綴っております)

 

当院では一定の制約はありますが7月から保険採卵も実施しております。当院では卵巣機能が正常ならPPOS(黄体フィードバック法)でしっかり刺激をして採卵しています。全員ではありませんが、AMHが1前後でも10個程度の卵子が得られる場合もあります。卵子の数が増えたからといって卵子の質が落ちることは決してありませんので、体外受精が初めての方、他院で低刺激や中刺激で満足いく結果が出なかった方は、ぜひ一度当院で刺激周期で採卵していただければと思います。ただし、他院に保険採卵した胚が残っている場合、当院で保険採卵周期に入ることはできませんので、その点だけご了承ください。

 

HMGフェリングが供給停止になってからそろそろ1年になりますが、いまだ販売再開の兆しはありません。今までフェリングで反応がよかったのに使えなくなってしまったという方向けに、当院ではlow dose hCG療法を行っております。HMGフェリングはFSHとhCGの合剤であり、HMG製剤(FSHとLHの合剤)とは微妙に異なりますので、HMGフェリングでないと反応がよくない方が一定数おられました。low dose hCG療法は、FSH製剤やHMG製剤とhCG製剤をそれぞれ注射することでHMGフェリングと同様の反応が期待できるものです。この治療は自費でしか実施できませんが、気になる方はぜひご来院ください。

 

low dose hCG療法についての詳細はこちらの記事をご覧ください。

排卵誘発における low dose hCG療法とは 

low dose hCG療法 2

low dose hCG療法 3

 

その他、当院の保険採卵については、こちらをご覧ください。

 

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