当店の新着情報でもお知らせしました通り、ロシアのウクライナ侵攻を受け、5月7日付で当サイト代表名義にてUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)へ寄付をいたしましたことをご報告いたします。
また、今回のブログでは、寄付する先がウクライナ大使館ではなくUNHCRになったいきさつについてお話できればと思います。
多くの報道の通り、戦況はロシア優勢とされ、ロシア軍によりウクライナ国民へのひどい仕打ちが行なわれているとされています。
一方でロシア側から、後者についてはフェイクニュースと反論があったり、親ロシア地域に対するウクライナ政府からの冷遇が指摘され、当該地域が砲撃されていたことを一部の日本の報道でも耳にし、どちらを応援するか迷いました。
両国の言い分が正しいとすると、ロシア軍の行為は軍事行動というには目に余るものがあり、ウクライナ政府が非人道的な冷遇を行なっていたとしても、非難するのは他国の内政干渉にあたります。
報道でしか現地を知ることができず、何が正しいのかについても結論は出ませんでした。
また、寄付したお金がウクライナ側の弾薬などに充てられる場合、少しでも支援があれば挽回できるのか、もっと多くの犠牲が伴わないと戦況は変わらないのかについても判断できかねたことが、ウクライナ大使館を寄付先に選ばなかった理由です。
筆者としては、双方の犠牲をこれ以上出さずにウクライナからロシア軍が撤退し、クリミア半島を含む両国のこれからを、命のやりとりなしに議論・決めていってほしいと望みますが、こればかりは見守ることしかできません。
「今回の侵攻に、戦争に関わらずに関わりたい」
矛盾するような思いに悩みながら、いきついたのが「難民」という言葉でした。
つづきます。