さっきからルーミアがはしゃいでる。
何か踊ってるのですよ。ちっこいのがぴょんぴょんしてると可愛いです。
歌にあわせて踊ってるんだが、テンションが高い。
理由は単純。曲のテンションが高いから。

これに合わせて踊るルーミア。どうやら振り付けは自作のようです。
てかダンス激しいぞ?何か疲れてばたんきゅーとかしそうだよ?
合いの手?も元気に歌います。無邪気だなぁ。
子どもの元気な姿を見るのが保護者の楽しみだよね。
決めポーズも決まってるね♪

ルーミア「ひぃ! ふぅ! みっつどもえっ!」
なでりこ。なでりこ。なでりこ。
ルーミアの頭を撫でています。わしゃわしゃ。
気持ち良さそうに目を細めるルーミア。猫みたい。
もっと~、とでも言いたそうなルーミア。任せてくれ。
撫でてると、ルーミアの髪がぐしゃぐしゃに。
撫で終わったら梳かすか。っても、どのタイミングで撫でるのを終わるのか。
いや、終わりたくないんだけどさ。でも髪梳かさないと。
撫でるのをやめる。寂しそうな顔をするルーミア。
痛む心を抑え、髪を梳かすぞと告げる。途端に笑顔になるルーミア。
つっても、櫛だけですよ。オレが櫛持ってソファに座る。
そしてルーミアがオレのひざの上にちょこんと座る。
ルーミアはこっち向いてます。にこやか。
なんていうのかな、楽しいのが抑えきれない感じのルーミア。
じっとしていられないっていうか、踊りだしそうな。
櫛で梳く。やんわりとウェーブのかかった金髪は
絡まることなくすり抜けていく。綺麗な髪だ。
あー、撫でて欲しそうにしてる。
髪をくしゃっとしない程度に軽く撫でた。
ルーミア「えっとね…、今までごめんなさいっ!」
カリンカ「うん? なんのこと?」
ルーミア「私、最近一人で外に行ってたでしょ? 寂しい思いさせちゃったな、…って」

あー、確かにアレは寂しかったね。って言っても、ルーミアが謝ることじゃないでしょう。
ルーミアが笑顔でいるのが一番、そしてソレがオレにとっても幸せなのさ。なんてカッコつけてみた。

ルーミア「でも、りんかが寂しいのはいやなの…。 どうすれば寂しくない?」
カリンカ「ギュってして…?」

正直に言うと、ソレは付け焼刃でしかない。
今が満たされていたとしても、次には空っぽだ。
だから、一瞬でも寂しくないように。
ルーミアは笑顔で両手を広げる。
そして、その小さな体で抱きしめる。
強く抱きしめる。だってオレは弱いから。
耳元で、微かに声が聞こえた。

    「次からは、また一緒にお散歩出来るね」
帰宅。返事は無い。
なら、オレが返事をする番なんだな。部屋を暖かくして待ちますの。
がちゃり、鍵が開き扉が開く。そして

ルーミア「ただいまっ♪」

我が家のアイドルが帰宅。フライングだいしゅきホールド(※非エロ)を受け止める。
いい具合に暖まった部屋へ移動。ぬくぬくですの!
おこたでぬくぬくほへ~ってしてるルーミア。へちょ絵モードだよ♪
嬉しそうにえへへと笑う。なんかを楽しみにしてる感じに見える。
何だろう、気になるぜぃ。っと温かくて甘いココアが入りましたよ~。

ルーミア「りんかっ! プレゼント~♪」

渡されたのはてのひらサイズの可愛く包まれた箱。
開けてみると、入っていたのはチョコレート。
バレンタイン、ということらしい。とても嬉しい。
とりあえずルーミアのおやつ用にクッキーを用意。
ルーミアとおやつタイム。
プリキュアってまどマギ見てると平和を感じる。
ルーミアが不安そうな顔をしてないのもある。
ルーミアがキャッキャして楽しそうなんだよ。

プリキュアを見終わって、そわそわするルーミア。
あぁ、あれか。ルーミアの頭をポンポンとして言う。

カリンカ「楽しんできな」

せめてこうでもしなきゃ、ルーミアの保護者なんて名乗れないよね。
怖いさ、ルーミアがオレ以外の誰かを見るのは辛いよ。
でも、それで縛り付けたく無い。縛り付けるのは、ルーミアがソレを望んだときだけだ。
なんてことを考えてみた。きっと、理性はこのためにあるんだよ。
せめて、ルーミアの前ではカッコよくいたいじゃない。
俯いてたルーミアが呟いた。

ルーミア「待っててね」

ルーミアがどんな表情をしていたかはわからない。
だから、オレは待つ。ルーミアが笑顔で帰ってくるのを。
そうです。本日は私立高校合格発表ですの。
朝にいきなりこんなこと言われたら驚くよ。ルーミアが。
そんなわけでキョトン顔のルーミアをあとに出発。
どうせルーミアも逢引でしょうし。とぼとぼ雪の中を歩いてゆきます。
寒い。寒い。寒い。寒い。
独りになると、どうしても余計なことを考えてしまう。
どうしても辛い方向へ思考が向かう。我ながら面倒な奴だ。
保護者なんて名乗っておいて、実際はただのネガティブな寂しがり。
保護者なんてのも廃業にすべきだろう。ルーミアに悪影響しか与えないだろうし。
高校で合格通知書を貰い、家へ向かう。
鍵を開ける。ただいま、と言おうとしたがやめた。
返事のない言葉はつらいから。代わりに溜息を吐き出し、家に入る。
突然の衝撃。ソレは

ルーミア「りんかっ!」

飛んで抱きついてきたルーミア。

ルーミア「けっ、結果はどうだったの…?」

ルーミアは気まずそうに聞いてくる。あぁ、オレ暗い顔してるのか。
合格通知書を見せると、ルーミアはホッとしたように

ルーミア「良かったね、りんか♪」

オレの頭を撫でるルーミア。
もう少しだけでもルーミアの保護者でいたいなんて、わがままを思った。
今日は休みの日。だからきっと

ルーミア「いってきま~すっ♪」

ほ~らねっ♪明るく言っても楽しくならない。
多分しばらく帰ってこないよね。
アルトネリコでもやろうかな。2にしようか。
クローシェ様ルート攻略しようかな?いいや気が乗らない。
外を見ると雪が降っている。ルーミアはちゃんと厚着してったよね。
クローゼット確認。モコモコした装備だったようだ。
すっ転んだりしてないよね?手袋もして行ってる。
ルーミアのいない家でルーミアのことを考えるのは辛い。寂しい。
寝よう。もう何もしたくない。

ルーミア「りんかっ! 起きてよりんかっ!」

目を開けるとルーミアが。モコモコしたルーミアが。
見てもらいたいものがあるって?ちょっと待って、着替えるから。
そして外、ルーミアは左手だけ手袋。そして降り積もった雪の中には、
小さめのかまくらが。

ルーミア「一緒に入ろっ♪」

純粋な笑顔で言うルーミア。その頬は冷たく。
この寒い中、頑張って作ったんだな…。
うん。わかってたよ。
帰ってきてもルーミアがいないってのはわかってたさ。
扉を開けるときにルーミアロケットが来ても大丈夫なように
身構えてたけどわかってるからルーミアがいないのは。
だからもう寝よう。余計なことを考えないように。
…ルーミアを抱きしめてないと寝にくい。
無理矢理にでも寝る。

頭が痛い。昼寝って大抵こうなるんだよね。
…腕の中にルーミアがががががががが。
ちょっとギュってしてみる。

ルーミア「………り、んか?」

あらら、起こしちゃったかな。
寝ててもいいんだぞー。ぎゅ~っと。
抱きしめ返すルーミア。あったかい。
ぽんぽんとルーミアの頭を軽く叩く。
どうやらルーミアは起きるようです。オレも起きるかな。
おはようさん。可愛い奴め。
今日は4時間授業だったぜ。
問題はルーミアがいるかどうかだ。
…考えるのを止めよう鬱になる。なるようになるさ。
…ルーミアが嫁入りとかしたらオレ死ぬんじゃないかな?
っと帰宅。ロケット飛来。直撃。抱きとめてすりすり。
ルーミアが温かいミルクティーを用意してくれたよ!
甘いうまい。ずずずと啜っていると、

ルーミア「それじゃ、行ってくるね♪」

ルーミア外出。…勉強しようかな。数学とかさ。
空間図形苦手なんだよね。
…がちゃり。

ルーミア「ただいまー!」

ルーミア帰宅。わかるだろ?ルーミアいないと記事が3行で多いんだぜ?
そんなわけでルーミアロケット帰宅バージョンを食らってしまっ

ルーミア「あれっ? りんかお勉強してるの? 頑張ってね♪」

あああルーミア行かないでぇ。邪魔じゃないから必要だから!
畜生こうなったらお風呂とおやすみでルーミア分を補給しなくては…
カリンカ「はぁ…」

溜息と共にオレ帰宅。
何故なら今日もルーミアがいないからだ。
またあの鬱時間が始まるかと思うと気が重い。
どうやって気を紛らわせよう、まどマギでも見ようか?
いやいや死ぬ気かオレは。うめてんてー繋がりでひだまりでも読もうか。
そうだそうだそうしよう。ルーミアも好きって言ってたし。
…えち画像探そう。
この間僅か0.2秒。

ルーミア「りんかぁ~!」

ぐごがっ!
ルーミアが飛びついてきた。慣れてなかったら危険だよコレ。
ってか今日は用事無いのか?

ルーミア「りんかと一緒にいたいんだもん♪」

さっきまでの鬱はどこへやら。今は目の前の幸せを楽しもうか。
ひだまり鑑賞会でもしよう。