置いていかれた。
2日連続でだ。今までこんなこと無かったっていうのに。
ルーミアが帰ってきて、荷物を置いたから一緒にゴロゴロしようと思ったら

ルーミア「用事があるから行ってくるね♪」
カリンカ「え、……い、行ってらっしゃい?」

バタンと閉まる扉。…孤独。
畜生泣きそうだ。何だろう、これ。
…ルーミアがいないとこんなに静かなんだな、この家。
ルーミアがいない。その一瞬ですら空しい。
だが、その一瞬が続く。ルーミアがいないのが辛い。
まったく、どんだけ依存してんだよオレは。
自嘲で、自覚で。質問で、回答で。
このまま何もしてないと死んでしまいそうだ。
しばらくまどマギでも見てるかな。
いや、鬱はまずい。オーズだ、オーズにしよう。
ふとした瞬間にルーミアに話しかけようとして、その度泣きそうになった。
ルーミアが帰ってきて、

ルーミア「りんかぁ~!」

って抱きついてきて。
ここからはルーミアと一緒にいれる。
ルーミアが遊びに行きました。
どうやらオレは着いて行ってはいけないようです。
まさか逢引、なンてこたァ無ェだろォなァ?
少し心配ですの。少し心配ですの。少し心配ですの。少し心配ですの。
気が気じゃない。狂ってしまいそうだ。
何であンなに楽しそうに出て行ったンだァ?
オレが着いて来ちゃいけないってところも気になる。
オレにバレるとまずい事なのか?
と、なると彼氏か?小3にはまだ早いだろォが。
いやルーミアに限ってそンな…、
いやいや、うちの子に限ってっつう考えは危険だ。
例えば、もし、だったとしたら、あくまで仮定だ。
万が一、彼氏が出来てたとしよう。
どう殺すか?違ェ、どうするかだ。
最近の子どもはませてるそうだが、性教育は済ませたな?
正しい知識は持ってるな?避妊とか考えてるよな?
オレが着いてくべきだったか?
何も出来ないオレが情けねェ…!

既にルーミアは帰ってきたが、デリケートな話題だ。
黙っとくべきなのか?
カリンカ「ルーミア~、ちょっとこっち来な~」
ルーミア「な~に~?」

トテトテトテトテトテトテトテトテトテトテトテトテトテトテトテトテびたん。
何か凄い音がががががが。
何だ何だよ何ですかっと状況把握しに行く。
うつぶせに倒れているルーミアとすすり泣く声。
ルーミアを抱き起こすと、

ルーミア「りんかぁ~っ、ころんだぁ~」

よしよしと撫でる。どうやらルーミアは落ち着いたようだ。
まだ涙目だが、撫でられているのが気持ちいいようで
目を細めて、なんとなく嬉しそうだ。

ルーミア「痛いからだっこして~」

よいしょ、っと。よっぽどだっこがお好きなようで。
オレも人の事言えないけどさ。
カリンカ「…」ピト
ルーミア「―――ひぃ!」

成功。

ルーミア「むぅ! りんかおてて冷たいからちゃんと暖めないとダメ!」

そういって向こうの部屋へと駈けてくルーミア。
何を取りに行ったのでしょうか?しばらく待つと、
お風呂の用意ではあーりませんか!温まれってことか。
丁度良いことに、もうご飯は美味しく頂いた。
ルーミアの口元にミートソースがついてる…。
ちゅ、って食べてみると少し赤面ルーミア。
ちゅっちゅは慣れてるかと思ったが、不意打ちには弱いそうだ。
などと一人で納得していると、目の前にルーミアが、
ちゅ。ちょっとばかし驚いたが、ルーミアの頭をわっしゃわしゃ撫でて、
はにかんだルーミアとお風呂場へ行ってきます。
なんて出来るわけ無いだろうッ!
節分。ですの。で・す・の。
ルーミアに豆を10こ渡しておく。ルーミアと話し合って10歳ぐらいって決めたのでね。
んでオレも豆を14こつまむ。…味がしねェ。
食べ終わったら、豆を撒く。勇儀さんと勝負ってやつ。
一粒でも豆を当てたら勝ちですので。
…見事に全弾かわされた。流石は鬼。
次は恵方巻きだ。ぶっとくて黒い棒。
オレは切って食べたけど、ルーミアはちゃれんじ。
…撃沈。噛み切っちゃった。
でもルーミアが楽しそう。ジンクスとかは楽しむためにあるんだな。
ちなみに、守矢神社で神奈子様に向いて食べてた。
ルーミアと早苗さんと諏訪子で。
幼稚園?
ルーミア「りっ、りんかぁ! 結果はどうだったのっ?!」

今日は都立推薦の合格発表でしたの。
でもってオレは落ちたので

カリンカ「意外と落ちてた」

正直言って気にも留めてませんのでしたが

ルーミア「…わ、私がなぐさめてあげるねっ!」

お願いします。落ち込んで無いけどさ。
てか受験者本人が無傷で、その庇護者のほうがリアクション大きいって。
とりあえず、ルーミアには座ってもらって、
抱きしめる!撫でる!すりすりする!
ルーミアはされるがまま、だが反撃してきただと?!
ルーミアに慰めて?もらうつもりがなですり合戦に。
お料理レッスン。
肉の炒め方ですの。フライパンとヘラ。
ルーミアはひよひよエプロン装備で俄然やる気。
早速台所へ。…ルーミアの身長だと届かないのか。
安定性の高そうな椅子を用意。低いのね。
を設置。その上に立って、届きました。椅子になりたい。
後ろからルーミアを見守っています。
肉をばらすルーミア。with包丁。肉になりたい。
そしてフライパンの中へ肉を。
楽しそうにヘラでかき混ぜてます。肉になりたい。
ソースをかけて炒めた肉です。
ルーミアが作ってくれました。満面の笑みで

ルーミア「召し上がれ♪」

オレとして生きてて良かった。
ルーミアと一緒に美味しくいただきました。
カリンカ「オィ! ソレ反則じゃねェの?!」

何処へ行った?真っ暗で何も見えない。
上、下、左、右。そして目的地と現在地。
何も見えない。何故なら、一面の闇だから。
ただ1つだけ解ること。

ルーミアを見つけなくてはいけない。

静かな暗黒の中。探し続ける。
どんなに僅かでも、ルーミアの手がかりを逃せない。
例えば、吐息。例えば、心音。例えば、気配。
何処だ、何処にいる。きっと、近くにいる。
ふと、思った。ルーミアはオレを呼んでいる。

カリンカ「―――はは。 なんだ、簡単なことじゃないか」

ルーミアはきっと。
ほらね、ここにいた。

ルーミア「―――見つかっちゃったね」

暗闇が終わり、ルーミアは微笑む。
2人のもっとも近い場所。押入れの、布団の中で。
さて、次はオレが隠れる番か。
カリンカ「ルーミアー、風呂洗い頼んだー」
ルーミア「わかったー!」

とてとてとて。
ルーミアは走って風呂へ。
やる気充分なルーミアはお風呂隊長。ベテランだ。
お風呂洗いはルーミアが担当しているのだ。
お風呂場から鼻歌が聞こえてくる。

ルーミア「ひゃう!」

何だ?! お風呂場直行。
ルーミアがぐっしょり。なんてこと。
シャワー暴発か。タオルと着替えよーい。
うさぎパジャマです。着替えて、ご飯食べたらお風呂入ります。
お風呂洗い終わるまで濡れた服で頑張るルーミア。
を体育座りで見るオレ。
カリンカ「ミルクティー甘いの苦いの」
ルーミア「甘いの~」
カリンカ「りょうか~い」

ルーミアはホットミルクティが好きなんですよ。
甘いのが特に好きで、落ち着くそうなのさ。
両手でカップを持ってんくんくミルクティを飲む姿は必見。
もとより小さめのルーミアが更にちんまり見える。
デフォルメみたいな感じになるんだよ。ちんまりルーミア。

ルーミア「りんか、どうしたの?」
カリンカ「ん?ルーミア可愛いなって思って」
ルーミア「ふえっ!?/// あ、ありがとう!」

いきなりすぎたか。ルーミアがちょっと動揺してる。
頭を撫でる。カップで赤くなった顔を隠すようにミルクティを飲むルーミア。
そーいうところが可愛いんだよ。