ルーミア「ん、もう大丈夫」
カリンカ「体温も問題ないみたいだね」
ルーミア「ってことは?」
カリンカ「治ったね!」

寝起き、寝巻きのルーミアの頭をなでなで。
照れ笑いで応えるルーミア、撫でたから少し髪の毛が乱れてしまった。
ルーミアの髪の毛を今度は優しく撫でて整えると、嬉しそうにしていた。

カリンカ「だけど、念のために今日と明日は安静にしてようか」
ルーミア「うん! …ねぇりんかぁ」
カリンカ「ん?」
ルーミア「その、…今日と明日は一緒にいて?」

首を傾げ、少し寂しそうに問いかけるルーミアの瞳は、
…うっすらと潤んでいたように見えた。

カリンカ「そうする。ルーミアと一緒にいたいもん」
ルーミア「…うん、ありがと!」

その日、私はルーミアとずっと手を繋いでいた。
昨夜、寝る前にルーミアから7時半に起こしてと言われました。
ルーミアの言うとおりにその時間に起こしてみたけど、

カリンカ「ルーミア、起きろっ、時間だぞっ」
ルーミア「ん、りんかぁおはよ~」
カリンカ「そろそろゴーカイが…、ん?熱、下がってるんじゃない?」
ルーミア「あ、ほんとだ!何か久しぶりに元気だ!」
カリンカ「よくがんばったね、ルーミア!でも病み上がりが一番危険だから、今日は安静ね?」
ルーミア「うん、わかった!」

しかし、やっぱり昨日までに比べると随分元気に満ち溢れている。
なんというか、元気が有り余って仕方がないみたいな。

カリンカ「昨日とは打って変わって元気いっぱいだね」
ルーミア「えへへ、りんかがそばにいてくれたからだよ!」
カリンカ「嬉しいことを言ってくれるじゃない!」ナデナデ
ルーミア「だってりんかに喜んでほしかったんだもん♪」

えへへ、といった感じで撫でられている。ルーミアは可愛かったです。
昨日風邪を引いてしまったルーミア。

カリンカ「うーん、まだ熱があるな」
ルーミア「りんかぁ、あついよぉ…」
カリンカ「ごめんね、でもからだは温めないと」
ルーミア「つらいけど、がんばる」
カリンカ「早く良くなるといいね」ナデナデ

熱でグロッキーになってるけど、なでなでされるのは心地良い様子。

ルーミア「…もう、ずっとなでなでしててほしいな」」
カリンカ「そっか、じゃあルーミアの気が済むまでなでなでしてるよ」
ルーミア「…うん、ありがと!」

タイトルを見ただけでわかった人もいるでしょう。
ルーミアは風邪を引いてしまったのです。

ルーミア「ぅ~、あたまくらくらするぅ…」
カリンカ「今日は、休んだほうが良いかな」
ルーミア「うん、きょうはねてる」
カリンカ「じゃ、ちょっと待ってて。おかゆ作ってくる」
ルーミア「…学校はいいの?」
カリンカ「弱ってるルーミアを置いていったら授業も上の空だよ」
ルーミア「ぅぅ…、ごめんなさい」
カリンカ「謝ることじゃない、おかゆは少し冷ますよ?」
ルーミア「あ、あったかいのがいい」
カリンカ「んじゃ、火傷しない程度に」
ルーミア「りんかぁ、ありがと」
カリンカ「どういたしましてっとおかゆ完成」
ルーミア「ありがと、…いただきます!」

ちょっとルーミアはポーッとしてたけど、どうやら食欲はあるようで一安心。
黄色のかっぱを着て、ひらりひらりと回るルーミア
今日は灰色の街を散策しています。灰色の中に踊る黄色の花が素敵です。

ルーミア「あ!けろたん!」
カリンカ「緑…、アマガエルかなぁ?」
ルーミア「まじまじと見るのは初めてかも…」
カリンカ「よく見ると不思議な形してるなぁ」
ルーミア「ねぇねぇりんかぁ、ケロケロなかないの?」
カリンカ「え、私が?!」
ルーミア「違うよけろたんだよぉ?!」
カリンカ「だ、だよね、あー驚いたぁ。で、ルーミアはけろけろ鳴かないの?」
ルーミア「鳴かないよぉ?!」

そうしてしばらくけろたん観察をしていたら
豪雨に見舞われあわてて帰宅したルーミアとりんかでした。
ルーミアと散歩をしていたら、ルーミアがしゃがみ込んで

ルーミア「にゃー、にゃー」
カリンカ「何してるの?」
ルーミア「見て見て!ネコちゃん!」
カリンカ「ん、ホントだ」
ルーミア「にゃーん、にゃーん」
カリンカ「…反応してない?」
ルーミア「しっぽ!しっぽパタパタしてる!」
カリンカ「一応聞こえてはいるのかな?」
ルーミア「にゃー!にゃにゃにゃ!」
カリンカ(ルーミアかわいいな…)
ルーミア「あ!みてみてこっち来た!!」
カリンカ「お、きたきた!」
ルーミア「にゃんにゃ~ん!」ネコスリスリ

やっぱりルーミアが一番可愛いです。
そしてルーミアの飛行特訓を見守っているんですが、

ルーミア「ぅう…、飛べないぃー」
カリンカ「流石にすぐには飛べないよねぇ」
ルーミア「やっぱり、しばらく飛んでなかったからかなぁ」
カリンカ「まぁ、勘を取り戻せばすぐに飛べると思うな」
ルーミア「ぅ~、なんかむずかしい~」
カリンカ「飛べない方からすると、飛ぶ感覚がわからないんだよねぇ」
ルーミア「えっと、ね?なんかふわふわぴゅ~って」
カリンカ「まったくわかりません」
ルーミア「うぇ~っと、こんな感じ?」ふよふよ
カリンカ「ルーミア、飛べてる飛べてる」
ルーミア「あ、ほんとだ」
カリンカ「と、いうわけで。ルーミアの飛行特訓を始めます!」
ルーミア「はい!」

昨日のことで飛べないことが判明したルーミア。
っても、どうやら長いこと私と歩いていたから最近飛んでいなかったことが原因かと。

ルーミア「えっと、どうやれば飛べるのか思い出せないの」
カリンカ「じゃあさ、飛べる友達に聞いてみたらどう?」
ルーミア「えぇ、えっと、飛べないの言うのは…」
カリンカ「ん、なぁに?」
ルーミア「ちょっと、…恥ずかしいなって///」

本当に恥ずかしそうに笑うルーミア。
思わずドキッとしてしまったのは内緒。

カリンカ「ん、じゃあどうしよう。 守矢神社の皆さん?」
ルーミア「ぅえ、ひ、一人で頑張ってみる!!///」

なので、私はルーミアの特訓を見守る係になりました。
待ちきれなくてもう麦わらルーミアとお散歩。
夕日の小道を、麦らわワンピースルーミアとおててつないで。
夕日に照らされて燈に染まるルーミアは、いつもとは違ったきれいさがある。
燈の光と麦わら帽子の陰に彩られたその表情は、永い年月を生きてきた妖怪としての

ルーミア「まって~!」

風に飛ばされた麦わら帽子を追っかける姿を見て、いや子どもだと確信。
さっきの姿とは逆に、子ども特有のかわいさを発揮するルーミア。
ほほえましいけど、追っかけてるルーミアは必死。
そして私もルーミアを全速力で追いかけています。
…しばらくして、麦わら帽子を捕まえて2人でぜぇはぁ。

カリンカ「…あのさ、今更だけど、はぁ。と、べば、よかったんじゃ、ない?」
ルーミア「はぁ、はぁ、た、たしかに、そう、かも…」

そうして、飛んで見せようとするルーミア。

ぴょんぴょん。

ルーミア「…飛べない」
ふと、ルーミアに麦わら帽子を買おうと思い立った。
ので、お店に行って買ってきてみた。

カリンカ「ルーミアぁ、プレゼントだよ~」
ルーミア「ふぇ? なになに?」
カリンカ「そろそろ夏だし、麦わら帽子でも」
ルーミア「ありがとう!」
カリンカ「ほら、ルーミア水色のワンピース持ってたじゃない?あれと着てかぶるといいと思う」
ルーミア「ちょっと待ってて~」

とててててて、

ルーミア「じゃじゃーん!」
カリンカ「おぉ! 似合ってる似合ってる! 可愛い!」
ルーミア「えへへ、今度これでお散歩しよ~?」

楽しみが一つ増えましたの。