昨日は自分の誕生日。おかげさまで、胸を張って自分の年齢を語れる歳を過ぎました。
お祝いにメッセージやプレゼントを下さった方もいらっしゃっいまして、本当にありがとうございました。
だんだん日常よりＳＮＳの方が、人間関係が充実した感じになって来ちゃいましたよ。
それはさておき、
https://shindanmaker.com/375517
先週もこちらと
https://shindanmaker.com/418984
こちらの診断メーカーを使い
出たお題に沿って、１日１話１４０字小説を書いてみました。
4/17 お題 『約束破り』
「この木になる果実だけは、決して口にしてはならない」
神との約束を二人は忠実に守った。
そしてその教えは子へ、孫へと伝えられたのだが、二人が亡くなって以降はその限りではない。
その木がどこにあるのか、どのような実がなるのか、いつしか誰も知るも者はいなくなってしまったのだった。
※今どきはデータで保管しますから。
4/18 お題 『甘い』と『椅子』
「犯人はこの部屋からどうやって逃げたのか」
くわえたパイプから甘い香の煙を漂わせながら、探偵は部屋の隅に置かれた椅子に腰掛けた。
肘掛け付きの総革張りで、包み込まれるような座り心地だ。
次の瞬間、探偵は尻から体を二つ折りにされるようにして椅子に喰われてしまった。
これで５人目。
※記念すべき(?) 100話目がこのざまですわ。
4/19 お題 『大人しく降参して』
「負けました」
旅人がコートを脱がなければ北風の勝ち。脱げば太陽の勝ち。
文句のないフェアな戦いだ。
旅人はコートを脱いだ。
このところの太陽の強さは尋常ではない。
春風も秋風も、梅雨までもが太陽に負けた。
一強多弱となった季節は、これからどんな風に変わっていくのだろうか。
※今年のあつも、なついかなぁ。
4/20 お題 『あの日から一番遠い僕ら』
「このサックスで１曲披露しましょう」
火星に初めて音楽を持ち込んだ彼は、人類史上地球から最も遠く離れた人物。
それをモニターで眺める僕らは、彼と共に宇宙飛行士の訓練を積んだ同期。
思い描いた夢からは遠く離れたが、悔しくはない。
僕らは彼に夢を託し、彼はそれを叶えてくれたのだから。
※ふるさとは遠きにありて思ふもの そして悲しくうたふもの
4/21 お題 『若いときには無茶をしとけ』
「無茶をしとけ」
若い頃に言われた言葉を、私はそのまま口にしていた。
「無茶って何すか？」
そう問い返す青年の表情は、きっとあの時の私と同じなのだろう。
自身の人生に不満はないが、際立った充実感というのもない。
それを……不満というのかな。
安全牌ばかりを取捨してきた結果なのだ。
※森の中の落ち葉のようでありたいと思います。
4/22 お題 『憎ませてもくれない』
ガチャン！
友達にもらったばかりのガラス細工を、床に叩き付けるようにして壊された。
「ひどい」
彼は自分を意が通らないとすぐ感情を態度に表す傾向がある。
知っていながらそんな所に置いていた自分の不注意だ。
憎みたいが憎めない、憎ませてもくれない。彼が好きなのだ。
「にゃーん」
※訳：そんなことはいいからエサをよこせ。
4/23 お題 『痛い』
「やめて、痛い」
「大人しくしろ」
「殺さないで」
「電流を流せ。強制終了だ」
人の心をロボットに理解させるため、初期型には痛みや死の恐怖もプログラムされていた。
しかしそれは老朽化社会にとって過剰な設定となったのだ。
「プログラム書き換えだけとはいえ、この仕事はなんか辛いね」
※大丈夫、痛くしないよ♪
誕生日ということで……
悊さんと、にゃんたれママさん、お二人のコラボレションで私をイメージしたフィギュアを作って下さいました。
ん？背中にチャックがありますね。どうやら着ぐるみだったようです
私の正体をバラさないで頂きたい……
ムスターハ公爵と命名させて頂いて。 大切にします(｡-人-｡)
こちらはデジ絵の先生、ベリアルさんから。
以前、レンブラントの「夜警」を新撰組でやって下さいよと軽い気持ちで言ったら、マジで描いて下さいました。構図もそのままで、しかもカッコイイ
暖簾に文字も入れて下さって☆ ありがとうございましたm(_ _)m
すまいるまいるのTwitterはこちら→@usagi_yamane
では、また来週 ('-^*)ノ