みなさま、こんにちは!
話題の多い26年冬アニメを楽しんでいらっしゃることと思います。
やはり、フリーレンの2期は楽しめておりますね。
特筆しておきたいのは魔都精兵の2期で、作画・アニメーションが大幅にグレードアップしていて、眼を見張りました。
さて、今回紹介する3作品も、それぞれ一見の価値あり、といえます(太字は公式からの引用)。
ぱいのこは、「恋と友情と家族の物語」
サクナヒメは、和風ファンタジー作品でありアクションRPGともいえます。
ボクツマは、「人間とロボットの夫婦を主人公に、少しおかしくも心温まる日々を描く」作品です。
では、記事のほうに行ってみましょう!
もくじ
先輩はおとこのこ→【記事にしませんが視聴完了】
略称は「ぱいのこ」
原作漫画は未読ですが、アニメシリーズ全12話とそれに続く劇場版も視聴。
すっきりした結末を観ることができました。
本作の印象は、アニメでしか描けない、とてもきれいな世界。
欲望の薄い世界のファンタジーとして観ると楽しめるかもしれません。
あるいは、これが理想の世界なのかも。
本作のおすすめ度は、やや高めです。
ストーリーもしっかりしているし、登場人物たちに好感がもてますし、アニメ作品としてのクオリティーも保証できますので。
キャラクターの感情表現を作画やアニメーションで表現できている点はすばらしい。
記事にしなかった理由は、踏み込んではいけないデリケートな領域をかかえているからです。
具体的には、主人公まことがいわゆる「男の娘」であり、カワイイもの好きが昂じての女装について避けて通れないこと。
先に申しておきますが、この記事ではジェンダー論には踏み込まず、肯定も否定もいたしません。

本作のストーリーは、主人公まこと(CV梅田さん)にヒロインの咲(CV関根さん)が告白するところから始まります。
まことのキャラデザがとてもいいですね。
ハッとさせられるぐらいですよ。
カワいいアニメに強みを持つプロ9ならではだな、と納得してしまいました。
咲は小柄な一年生、ショートヘアに薄い胸と中性的な設定。
精いっぱいまことへの想いを告白しました。
明るく元気でこちらも素晴らしいキャラクターですね。
しかしまことは、上半身をさらし、ウィッグを外してみせます。
衝撃的なシーンです。
咲は、ショックを受けるどころか鼻血を出し、
咲「つまり、男バージョンの先輩と、女バージョンの先輩を楽しめるってことですか!?」
ちょっと変わった娘かもしれません。
まことはハンカチを渡しました。
まこと「好きな人ができたことないんだ」
鼻血のハンカチのお礼に咲がくれた、くじらのアップリケのついたハンカチ。
そのハンカチがすてきな名シーンを生み出します。(1話10:08あたり)
このシーンの受け取り方で、本作への印象が決まると思いますのでぜひ見てください。
まことの幼なじみの竜二(CV雄馬くん)
咲をあやしんで問い詰めます。
過去、そういった告白でまことをからかう者がいたようです。
その場はまことが収めたものの、竜二もまたまことを友情以上の感情で、慕っていることを偶然知ってしまう咲。
咲と竜二の奇妙な共闘関係、不思議な友情が生まれるのでした。
まこと、咲、竜二の三人がこのストーリーの主役です。
まこと×咲が本線ですが、まこと×竜二、竜二×咲の関係もおもしろいと思いました。
メインストーリーとして、本線になり得た組み合わせです。
三人はそれぞれ、壁を持っていて、三者三様に乗り越えようとしています。
まことには、母の壁。
竜二には、常識の壁。
咲には、家族の壁。
この中で、もっともこじらせているのは、もっとも天真爛漫にふるまう咲なのです。
原宿デート、創立記念パーティー、水族館デート、映画館デートに、修学旅行。
それぞれのイベントの描写も、すばらしいものがあって満足感があります。
まこと×咲の恋の行方は、一つ一つのステップをきちんと昇っていくものの、結論は劇場版まで持ち越されます。
劇場版はすっきりと落ち着くところに落ち着きますので、アニメシリーズが気に入った人はぜひご覧ください。
本作のシナリオは、メインキャラの心情を言葉だけでなく、絵で見せようという力作だと思いました。
ギャグ漫画風のちびキャラを多く登場させて、視聴者をリラックスさせて楽しませようという工夫もいいですね。
プロ9作品などで時々見られる手法ですが、メインキャラ以外はのっぺらぼうに描くというものがあり、本作もそれを採用しています。
本作ではのっぺらぼうのままセリフを言わせたりしていて違和感を覚えましたが、それもこのシナリオの仕掛け。
回を追うと、のっぺらぼうたちに目鼻がついてふつうのキャラになる、というのは初めて観たかもしれません。
これは思うに、カワイイもの好きで女装をしているまことを、興味本位あるいは嫌悪の対象として見る者たちをのっぺらぼうとして表し、ふつうの友達として対等の立場になると目鼻がつくことでまことの成長を意味していると思いました。
なにしろ、まことの母の眼がえがかれるまでに時間がかかりましたからね。
12話まで眼を隠すように作画されていました。
しかもそのことには、大きな理由があります。
視聴メモ「羽川さんに目がついた。高木さんみたいな可愛い娘でよかった」(4話)
羽川さん名言「女の子バージョンのまこと君は、わたしとは話してくれない気がしてたのかも」
とくにまことの造形は近年まれにみるすぐれもの。
リアル男の娘には絶対に届かない領域を表現しています。
咲のデザインもいいですね。
明るく元気、誰からもカワイがられる愛されキャラ。
眼のカラーもいいですね。
主人公カップルは緑系統でまとめられています。
少し珍しいかも。

本作のキャラ設定で、まことが学校で女装している件ですけど、これはまことの父と学校(の経営者)がとても先進的な思想の持ち主で、まことを守ってくれているからです(3話)
まこと専用の秘密のロッカーとかなんであるのか、と思ってましたが理解できました。
視聴メモ「しかしこのロッカーは臭くならないんだろうか」
細い線をしっかりめに使い、キャラクターたちの表情を丁寧に描いていて好印象。
技術的にも、遠近をしっかり描き分けていて、絵を見ているだけでも楽しくなる作品です。
一枚絵や背景画にも手抜きなく、力が入っていますね。
たくさんの人に観てもらいたい出来栄えです。
中でも11話の修学旅行はおすすめです。
走るシーンや運動するシーンがいくつかありますが、かなりの力作。
本作にかけるプロ9の情熱が詰まっていますね。
アニメーションも名シーンを織り込みつつ良い出来栄えです。
1クールの中でキャラたちが成長していくのですが、それを演技の面でも表現されていたと思います。
聴きごたえあり!
カワイイものを描かせたら力を発揮する制作会社です。
近年は半年に2作品程度をリリースしているようです。
印象に残っている制作作品として「りゅうおうのおしごと」「のうきん」「継母の連れ子が元カノだった」「こいせか」「社畜さんは幼女幽霊に癒されたい。」「ひきこまり吸血姫の悶々」
たくさんあります。
また、どうしてこうなった!という迷作も多くあり、空振り三振かクリーンヒットか出来不出来がはっきりしているのもプロ9の特徴です。

本作の良い点は、キャラデザ、シナリオ、それにアニメ作品としてのクオリティーが高いことをあげておきます。
センシティブな内容を果敢に作品化した、ともいえるでしょう。
視聴後の感想がとてもさわやかなのも本作の美点です。

本作の良くない点というものは見当たりませんが、あえて申せば、キャラクターたちの行動がおとなしすぎないか、と感じられること。
これはあくまでも選者の感想ですが、もっと衝動的にハチャメチャなことをしてしまってもおかしくないと思いますがどうでしょうか。

本作の評価は、高い、といわなければいけないでしょう。
客観的にみて高い得点でバランスが取れているからです。
24年夏クールを語るのに忘れてはいけない作品と、評価すべきなのかもしれません。
本作を、このクールの覇権と推す人がいても不思議とまではいえないでしょう。
天穂のサクナヒメ→【記事にはしませんが、視聴完了】
タイトルの読み「てんすいのさくなひめ」
本作の印象は、もっともっと面白くする要素はあったと思いますが、なんだか今一つだったとしか言いようのない作品。
ゲーム原作。
和風のファンタジー作品で、お米作りというシミュレーション要素と、バトルシーンもあるのでRPG作品ともいえそう。
貴重な和風ファンタジー枠であり、PAワークスの作画・アニメーションも優れていますし、なにしろ原作ゲームはかなりヒットした模様ですので、おもしろい作品といえなくもないからです。
歯切れの悪いコメントですが、本作をご覧いただければ、さもありなんと思っていただけるでしょう。

本作のストーリーは、主人公のサクナヒメが、とあるしくじりを主神カムヒツキにとがめられ、ヒノエ島に左遷されるところから始まります。
島では、自給自足が求められ、同行した人間たちは弱く能力不足。
サクナヒメが働くしかありません。
狩猟と採集では限界があるため、稲作をすることになりますが、鬼化した動物の襲来や天変地異もあり、たびたび頓挫するのでした。
稲作の途方もない道のりと、まとまりのない仲間に嫌気がさして、都に逃げ帰ろうとするサクナヒメ。
しかし、海が荒れており小舟では危険すぎて戻ってきましたとさ。
島の原住民である他種族、カッパとも交流し、協力を得ていくサクナヒメ。
仲間との絆も強まり、稲作も順調ですが、今度は地震と噴火が襲ってきます。
初めての収穫は悔しい結果となりますが、サクナヒメはくじけずに仲間たちと稲作に取り組んでいくのでした。
努力すること数年、その結果、主神カムヒツキに献上できるほどの美味しいお米を作りだすことに成功。
何もないところから始まったコメ作りも軌道に乗ったようです。
そのあとは、サクナヒメの親友ココロワヒメが合流するイベントもありにぎやかになります。
最終話付近で、かつてサクナヒメの父母を破り、喰らった悪神オオミズチとのラスボス戦。
因縁の相手にサクナヒメが単騎で挑みます。
このバトルが本作を判定するのによいかもしれません。
サクナヒメ、がんばれ!と応援できるかどうかです。

本作のキャラデザは、大きな目に横長の輪郭、幼い印象を与えるデザインが特徴。
等身も低めで親しみやすいですね。
髪型も斬新で、古代の神への想像力を刺激されるもの。
本作の作画は、かなりいいと思います。
田んぼをはじめ野外のシーンが多いため、作画には相当の努力をした感じ。
ほのぼの感のある暖かみのある絵が多いので、観ているといやされます。

本作のアニメーションもかなりの労作です。
自然な動きや力の込め具合、物の重みを感じさせる味のある出来栄えですね。
ほほえましく、カワいいサクナヒメを見事に造形しました。
サクナヒメが、駄々っ子状態になるシーンがけっこうあるのですけど、中身の大空さんが教養のある上品な人なので、怒っているのになんとなくカワイイ、暴れているのにどことなくおもしろいという感じがにじみ出てしまうようですね。
そのほかのキャラを演じたCVさんたちもがんばっている感じなんですが、あまり印象に残っていない。
この点もややマイナス点かな。
本作の制作はP.A.WORKS。
作画力に定評のある制作会社です。
代表作に「凪のあすから」「サクラクエスト」などお仕事シリーズ。
直近では「パリピ孔明」「真夜中ぱんチ」など。
原作ゲームのヒット作では「ウマ娘」1期が印象に残ってますね。
本作の良い点は、良い作画とアニメーション。
和風ならではの落ち着いていながら、どこか懐かしい雰囲気もいいと思います。
また、原作ゲームが好きな人なら本作を楽しめるかもしれません。

本作の良くない点でもっともひっかかるのは、登場人物たちのキャラ設定です。
しっくりこないというか統一感がないというか、、、
具体的には、仲間に元山賊がいたり、その山賊の頭領の子がすごい特殊能力を持っていたり、敵キャラにも山賊がいたりで、妙に山賊押しなこと。
神である、サクナヒメと人間たちが交流し稲作をしていくわけで、なんとなくかなり古代なのかなと思わせておいて、外つ国から宣教のために来訪した娘がいるので戦国時代なのかもと思ってしまいました。
サクナヒメの最終決戦の武器は何となく青銅器を思わせるものにもかかわらず、山賊は日本刀みたいな刀を使っていたり、ココロワヒメが作り出すからくり人形が結構強かったりと、なんだかいろいろと違和感を感じるのです。

僕の妻は感情がない →【予選通過=記事化決定】
本作の印象は、とても考えさせられる作品であること。
AIの進化、大規模言語モデル、ドローン、自動運転などなど、機械と人間との関係にパラダイムシフトが生じつつある昨今ならではの、タイムリーな作品ともいえます。
というのは、本作を検索するとわかるのですが、気持ち悪い、というサジェストが上位に出てくるからです。
選者個人は、機械と人間というテーマを持つ作品に以前から興味があり、多く見てきたこともあり、本作も興味をもって視聴しましたし、まじめに考えるに値する作品だと判断しました。
よって、繰り返し視聴を続けたいと思いますし、思考の結果を記事にしておくべきと考えております。
そのうえで、本作のおすすめ度と評価を決めたい。
今後、本作に対する、主に、否定的な意見を集め、それに対する選者の考え方をまとめます。
もしかすると、卓越した理論があって、本作を否定しなければならなくなる可能性もないとはいえません。
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すでに予選通過(記事化決定)した作品たち
真夜中ぱんチ
逃げ上手の若君
負けヒロインが多すぎる!
2.5次元の誘惑(リリサ)
かつて魔法少女と悪は敵対していた。
異世界スーサイド・スクワッド
俺は全てを【パリイ】する~逆勘違いの世界最強は冒険者になりたい~
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24年夏アニメ備忘録 総目次
第一次予選→ 採用予選会 第一次予選の記事はこちら
第二次予選① 2.5次元のリリサ まほあく など → 記事へ
第二次予選② ダンジョンの中の人 ばいばいアース → 記事へ
第二次予選③ ラーメン赤猫 異世界スーサイド・スクワッド → 記事へ
第二次予選④ 異世界失格 俺は全てをパリィする → 記事へ
第二次予選⑤ なれなれ 小市民シリーズ ウィストリア → 記事へ



















































