どうしても売りに出せず、大切にしているキャノンの一眼レフカメラ。
どちらも愛着があるフィルムカメラなのだが、思い出がそれなりに詰まっている。
「キャノンのカメラで名作は?」と聞かれればいまだに1978年に発売されたA-1と答えている。
キャノンがはじめて電子制御のマルチモードを一眼レフに取り入れ、当時は多少高価であったがかなりの人気と販売数を成し遂げた記憶がある。
写真に興味を持ちそれなりにシャッターを押し続け、いつも肩にぶら下げていた思い出いっぱい、愛着いっぱいのカメラなのでそれなりにひいき目に見てしまうが、その時代時代の技術や一般人が手頃に購入出来る価格帯であるなど、様々な要素を取り込むと、やはりA-1は名機で有り名作であると答えるしか無いのである。
今眺めていても、手にとっても造形・重さ・サイズどれをとっても素晴らしい!
そして私なりの駄作がこちら、EOS-10QD。
当時のテレビコマーシャルにすっかりだまされて、無けなしの貯金で買ってしまった1台。
心を奪われた機能が斬新だったのである。
このカメラ、ART CODE CARDなる見本のカードから選び、バーコードで読み込んだシャッタースピードや露出などカメラの設定を転送できる優れモノなのだ。
ART CODE CARDは追加購入でバリエーションを増やせ、この時代ステレオでも何でも機能いっぱいが主流であったので、すっかりツボにはまってしまった。
実際カメラたるものそんなに単純では無く、なかなかイメージ通りの写真にならず現像された写真を見ては頭を抱えていたw
ボディーも樹脂になり、A-1と比べたら重厚感も無くなり、値段の割に何とも安っぽい姿。。。
自分の中で駄作過ぎ、逆に手放せなくなってしまっている。
久しぶりにA-1をいじくってみたが、久々の可動にシャッターを切ると違和感が。
いや~~な音がするのである。
さすがに一番シャッター押した数が多いだけあるな。機械モノは使わなくても痛むし・・。
これ以上下手に動かして壊してもあれなので、キャノンサービスに修理に出そうと思う。
古いけど直してくれるかな~?
キャノンの神対応に期待。