ユーザー車検を体験 | 負けるなオヤジ!(シーズン6)

負けるなオヤジ!(シーズン6)

仕事と趣味の両立目指して頑張りましょう~

はじめに

私はけしてユーザー車検を薦めているわけではありません。

自動車のメカニカル的なメンテナンスは、一般家庭では限界があるし、多少整備に自信があってもそのメーカー車種を毎日のように見ているディーラー専門メカニックには、その知識も車種特定のチャックポイント(この車はこのネジがゆるみやすいとか)などとうていかなわないわけで、時速100キロを超える高速道路の運転など自分の命を預ける機械なわけですから、定期的なプロのチャックは必要不可欠だと思います。




ユーザー車検のメリットは?

単純にディーラーや整備工場へ依頼したときの手間賃と整備費の節約です。

先に行ったようにプロの整備を行わないわけですから、車検が通っても同条件じゃないことを理解していただきたい。


今回ユーザー車検を行った理由は、6月、7月と二台の車が車検を迎え金銭的な理由が一番大きいのですが、定期的に整備士の方に愛車を見てもらっているので(自分でも多少の整備は日常やっている)、その辺の安心感もあり前々から興味のあったユーザー車検を経験してみた。



【必要書類】

1.継続車検申請書

2.自動車重量税納付書

3.自動車検査票

4.定期点検整備記録簿

5.自動車検査証(有効期限内の車検証)

6.自動車納税証明書(毎年納付している税金の一番新しいモノ)

7.自動車損害賠償責任保険証書(事前に24ヶ月分の継続が必要 継続前の現行保険証書も必要)


1~3、4、は検査場窓口で販売しています。

4に関しては車検有効期限内であれば不要です。言われたら車検後に受けると言いましょうw

書き方があるので自分で偽造はタブーです;



【ユーザー車検の準備】

・事前に予約が必要です

 国土交通省のホームページからインターネット予約するか、テレフォンサービスでの予約が受けれます。

 http://www.kensayoyaku.mlit.go.jp/CarAnswer/app


・事前車両チェック

ほぼ100%光軸はずれている(走行中の振動などで)ので調整が必要です。

車検場の周辺には車検テストの事前チェックと調整をやっていただけるテスタ屋さんと呼ばれる整備工場があるので事前に整備します。

車検当日でもいいのですが、車種によっては調整に時間がかかることもあるので書類作成と合わせ事前にやっておいた方が無難です。

費用は光軸調整、スピードメータ確認(検査では時速40キロでパッシングするので、計測値でのメーター表示値を確認しておきます)、サイドスリップ、排ガス検査で2000円前後です。



【車検ライン】

窓口で必要手続きを済ませると何番のラインに並んでといわれるので車を待機させますが、初めての場合はラインの見学が出来るのでどのようなことをするのか見ておくといいでしょう。

電光表示版の指示でブレーキ踏めとかサイドブレーキ引きなさいとかありますので、いきなりだとパニクリ後続車に迷惑をかけます。


ラインに入る前に外観検査(各種ランプ・ワイパー・ウォッシャー・ホーン・マフラー騒音・タイヤのはみ出し、車体ナンバー等)を受けます。

検査員の指示に沿って必要動作を行えば良しです。


ラインにはいると表示に従い

サイドステップ→スピードメーターテスト・ブレーキテスト・ヘッドライト(光軸)→排気ガスチェック→下回りチェック

が行われます。(検査場によっては順番が違うかもしれません)※一般乗用車の検査順です


サイドステップ:白線表示に沿ってゆっくりまっすぐ走るだけです。


  前に進みマルチテスター(ローラー)の上にタイヤを合わせます(正しい位置で停止表示が出ます)


スピードメーターテスト:40キロでパッシングと表示されるので、テスタ屋さんで覚えたメーター表示でパッシングします。

※FF車で車速パルスを後輪で取っている車種はテスタ屋さんで計測できないお店もあるので、現在のタイヤサイズが標準より大きいか小さいか理解し、パッシング速度を調整します。


ブレーキテスト:表示板に次から次と動作表示がでますw 

一番あわてるところです。


ヘッドライト:現行車はハイビームでの光軸検査になるので間違わないように。


  再び前進し・・・


排ガスチェック:銅管の検査パイプをマフラーの中に入れます。15秒前後で判定が出ます。

※この時点で自動記録器に検査表を矢印に沿って差し込むと、各検査の合否が印字されます。


  またまた前進し・・・


下回りチェック:下から検査官がタイヤ周りをカキンコキンたたいてます。


  表示案内に沿って前進し終了。

※問題なければ出口の係員に合格印をもらいます。

※不適合部があれば、直して再検査を1日3回までラインにはいることが出来ます。


合格すれば書類を窓口に提出し、新しい車検証とシールを受理して終了です。




さてさて・・・私は

負けるなオヤジ!-s01

事前にテスタ屋さんで検査調整を行いました。

私の車はヘッドライトがボンネット一体型なので、調整するにも空けたり閉めたり・・・

光軸調整だけで30分以上かかりました。
当日やってたら予約時間に検査受けれませんでしたw



負けるなオヤジ!-s02

光軸テストを受ける際に、ハイビームで検査するのですが、この車・・・

ローハイ調整が同じネジのためハイビームを合わせるとロービームが空を向いてしまいましたw

検査時に余計な光が入らないよう、ロービーム側を目隠しします。

検査後また光軸直しとは・・・w



負けるなオヤジ!-s03

これは!

交換しているタイヤとホイールがフェンダーと絶妙な面位置で、見方によってはタイヤがはみ出して見えます。

検査で指摘されるとブレーキやら色々いじくっている関係で直しようがないので、フェンダーを力任せで引っ張って無理矢理調整(違法ですね?)


外観検査で指摘があり(ロールバーの取り付けで車体ナンバーが見えなかった)ましたが、容易に取り外しは出来たので車体ナンバーの刻印再確認で無事車検を通すことが出来ました。


外観検査でボンネットを開けたとき、「これ通るかな?」とボソッとつぶやいたセリフが聞こえてしまったときの滝汗は精神的に良くないよな~冷や冷やしました;


さて気になる費用ですが、

ユーザー車検で安くなる実費は手数料・法定点検費・下回りスチーム洗車費(消耗品の交換費は別)のおおよそ5万円前後(車種によっては+α)。

検査費用や税金は変わりません。

この費用を高いという人も多いですが、実際自分でやってみると最低このぐらいもらわないと商売にならないなw

が正直なところ。

何も改造場所が無く、買ったままの状態で乗っていればもう少し手間も精神的な心配も無く楽だったのかもしれませんが。


問題なく検査を通れば安くできた!

何かあれば・・・大変だった~頼めば良かった~

なユーザー車検ですねw


車検を受けに来ている方の大半が自動車関係者が仕事としてきています。

ライン上でもたもたされるのは大変好ましくない状況だと言うことを忘れないでください;