傀儡師の吻 45【終】 | 黄色い涙〜Storm〜

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黄担当で大宮をひどく拗らせてお話書いてます(。-ㅅ-。)
はじめましての方はテーマ→蓮のトリセツの必読を!





先にこちらをお読みください













※妄想中








45 智 [終]


和「ねっ!どこにっ!?」


閉まった扉と俺の掴んでる手を

何度も交互に見ながら


さっきまで

泣いてた顔が

おどおどしてて

またそれも可愛く見えて

俺の目はどうしょうもねぇ〜な

なんて

思いながら


そのまま

ベットに寝かせると


和「え…ちょっ、いきなりっ!?」


とかなんとか

騒ぎだすけど


智「もう、お前うるさい…俺のもんだろ?」


うるさい唇を

そのまま塞いでやった












𓂃 𓈒❤︎




和「起き…れない」


智「言っただろ?覚悟できてんのか?って」


俺は

スボンを履いたあと

ベットの縁に座る

カズナリはくったりとして

うつ伏せ寝になっていた


そのカズナリの頭を

笑いながら撫でて

黒く伸びた髪の毛を

耳にかけたり

手ぐしで梳いたりしながら

遊んでいた


和「サト…」


昔の名を呼びながら

とろんとした目が

俺を見つめる


智「カズナリ?」


和「ん?」


智「俺の本当の名は "オーノ・サトシ" だ」


和「サトシ…」


智「エスでもサトでもなく。サトシだ」


カズナリは

何かを言うでもなく

優しく俺に微笑んだ


智「あ、そう言えば。ナツ姉ぇがさっきイチゴ持ってきてくれたんだよ。いつもは仕事のときくらいしかこねぇ〜のに、手土産付きでさ?珍しいこともあんなぁ〜って思ってたんだよ。ちょっと待ってろ」


キッチンで

イチゴの準備をして

部屋に戻ると

カズナリが

ベットの背に持たれて起き上がっていた


ここの特産物のお茶と

イチゴをサイドテーブルに置き

1つ摘んで

カズナリの口に入れてやると


和「わぁ…甘い」


俺はどれ?なんて言って

そのままカズナリの唇を塞いだ


和「知ってる?」


智「ん?」


和「イチゴにもさ?実にもね?花言葉みたいなのがあるんだよ」


智「そーなのか?」


和「 "幸福な家庭" それと "尊重と愛情" ほかにもあるけど、結婚のお祝いに贈られることが多いんだよ?」


智「まじか…え?けど…まさか…いや…ナツ姉ぇなら…」


俺は頭の中のことを

口に出していたのか

カズナリが

ふふっと

笑って


和「挨拶もしたいし、あとでお礼しようね?」


智「そうだな…それよりも」


俺は

カズナリに

覆いかぶさり

離れていた数年を埋めるように

カズナリに

たくさんの愛を…












傀儡師の吻 【終】







長い間

お付き合いくださり

ありがとうございました🙇‍♀


本日20時に

あおたんちゃんの部屋

蓮の部屋にて

あとがきがありますので

最後まで

よろしくおねがいします🙇‍♀