写真に写り辛いので、

旭化成ホームズ/コーティング業者

立ち合い時にシミにふせんを貼付



  床コーティングで起きた問題


こんにちはニコニコ

 

2022年に、ヘーベルハウスで家を建てたRenです。

自己紹介はこちらをどうぞ。

 


家を新築したりリフォームすると、床(フロア/フローリング)のコーティングを考える方も多いですよね。


我が家も、コーティングを行いましたが、その結果、大量のシミが生じました。


シミが生じるのが確認されたのは、アドバンスフローリング(永大産業のシート材)です。


我が家は、アドバンスと、挽板があり、いずれもコーティングしましたが、挽板はシミになっていません。


本当は決着してから、まとめて書こうと思っていました。


しかし、7ヶ月以上経過しても未解決なこと、そして今も、旭化成ホームズでは床コーティングを販売しているようで、メッセージでご質問いただくので、経緯をまとめます。



  床コーティングをした理由


2022年8月だったと思いますが、旭化成ホームズ主催の「住まいの勉強会」に参加しました。


その際、床コーティングの紹介がありました。


床コーティングをすると、様々なメリットがあります。


我が家が採用した一番の理由は、滑りづらくなり、高齢者の転倒防止になるためです。




  問題発覚の経緯


床コーティングは、引渡前(2022年11月初め)にされました。


引越しのバタバタで、最初は気がついていませんでしたが、少し落ち着くと、階段に液だれが固まったような跡がたくさんあるのを見つけました。


1ヶ月点検(2022年12月)の際に伝えたところ、コーティング業者が翌1月に来ることになりました。


コーティング業者が来る少し前、床になにか”こぼれている”のを見つけました。


透明なリップグロスを塗ったような、湯呑みを置いた輪染みのような感じです。


拭いても拭いてもとれません。


え?と思ってよく見たら、床一面に同様のものがありました。


我が家は色違いでアドバンスが入っていますが、全ての床が同様で、色やロットによる問題ではないな、と思いました。


てっきり、コーティング剤の塗りムラだと思い、これもコーティング業者に見てもらおうと思いました。



  コーティング業者の説明


階段は、コーティング剤が多すぎて、垂れて固まったもの、ということがわかり、修正してもらいました。


問題は、アドバンスフローリングです。


塗りムラではありませんでした。


コーティング業者によると、2021-2022年頃に、アドバンスが変わったようで、その後、シミができるのを見かける、とのことでした。


コーティング業者が確認したところ、家中で少なくとも100-200個のシミがあると言われました。


私はなにか書くとき、この言われた数字をそのまま使っています。

施主側で数を盛っている訳ではありません。


そのようなことは事前に全く聞いてないので、旭化成ホームズへ連絡しました。



  旭化成ホームズの説明


サービス課の当時の課長(2023年4月に交代)さんが確認に来ましたが、正直、全く要領を得ませんでした。


それで我が家が一つずつ、これを確認しましたか?あれを確認しましたか?と進めました。


その経緯を全て書くとあまりに長いのでまとめると、


  • 旭化成ホームズでは、2016年にアドバンスでサンプルテストを行ったが、その時はシミはできなかった。
  • 実は、我が家がコーティングする前、2022年だけでも複数のヘーベルハウスで、既にシミが発生し、クレームが上がっていた。


既に先輩施主さんたちからクレームが上がっていたのに、コーティングは高額オプションであること、シミは透明なのでバレなければ良い的に、販売を続けていたと理解しています。


ちなみに、2023年6月現在も、シミを説明せずに販売を続けているようです。



  永大産業の説明


これは、我が家では直接確認できず、旭化成ホームズ経由で確認になりました。


それによると、永大産業では、アドバンスの材料など、なにも変更していないそうです。



  シミの原因


我が家が依頼し、旭化成ホームズでアドバンスを入手し、サンプルテストを2023年3月に行いました。


すると、同様にシミが発生し、再現性を認めています。


アドバンスには、肉眼では見えず、ブラックライトを当てると見える、ロット番号が印字されています。


その印字部分が、コーティング剤と反応し、シミになっていました。


なお、2016年のサンプルテストの板も見せてもらいましたが、ロット番号の印字部分はシミになっていませんでした。


印字するインクが変わったのか(永大産業は何も変更はないと回答)、コーティングの材料が変わったのかは不明です。



  我が家で行った数々の実験


シミを取り除くために、旭化成ホームズとコーティング業者で、様々な実験を、我が家の床でしていきました。


これらは我が家が提案したのではなく、彼らがプロとして提案してきたものです。


しかし、いくつか実例を挙げますが、いずれも失敗に終わっています。


  • コーティングを重ね塗りする

シミは少しは薄くなりましたが、グリップが効きすぎて、2,3歩でも歩く度につんのめったり、転びそうになったり、危険で暮らせません。

  • コーティングを剥がす
2畳程のスペースのコーティングを剥がすのに、9時間以上かかり、そして剥がしきれませんでした。

コーティングは剥がす前提になっていないためです。

ちなみに、コーティングを剥がすことについては、サービス課の当時の課長さんから、絶対にできます!的に言われましたが、できませんでした。

今も、シミを取り除く方法は見つかっていません。


  旭化成ホームズの対応


サービス課の当時の課長さんは、「性能的に何ら問題はない、美装だけ」と言い、匙を投げてしまいました。


交代の連絡もなく、いなくなってしまいました。


それで、2023年4月に支店長にメールしたところ、支店長も異動してしました。


後任者から連絡させるとのことでしたが、10日以上、全く音沙汰がなく、現支店長の連絡先を教えて欲しいと催促しました。


それでやっと、サービス課の後任課長から連絡がありました。


サービス課内で満足に引き継ぎもされておらず、後任の課長さんへ、その他の問題を含め、一から経緯を説明したり、我が家の要望を伝えています。


なお、今(2023年6月)も、後任の支店長の連絡先は教えてくれません。



  これからコーティングを検討するなら


アドバンスは、コーティングをしないか、シミができるのを承知でするかのいずれかです。


少なくとも我が家は、シミができずにコーティングする方法が見つかった、というような連絡は受けていません。


その他の床材は、ハウスメーカーやコーティング業者は、各種床材をコーティングしたサンプルを持っているので、事前に確認した方が良いです。


そして、そのサンプルテストが直近なのか、何年も前なのかも確認しましょう。


年数が古ければ、サンプルテストの再実施を要請した方が良いでしょう。


また、これまでサンプルテスト自体、全く行っていない床材なら、シミに限らず他にもトラブルが起こる恐れもあります。


先ずはサンプルテストをしてもらいましょう。