上が挽板

下がシート材(アドバンスフローリング)



  床コーティングの利点


こんにちはニコニコ

 

2022年に、ヘーベルハウスで家を建てたRenです。

自己紹介はこちらをどうぞ。

 


家を新築したりリフォームすると、床(フロア/フローリング)のコーティングを考える方も多いですよね。


我が家も、コーティングを行いました。


なお、アドバンスフローリング(永大産業のシート材)にコーティングしたら、大量にシミが発生しています。


半年経ちますが、シミ自体を取り除く解決策は、見つかっていません。


まだ、旭化成ホームズ側と対応を協議中なので、解決したら書きます。


アドバンスフローリングの方は、安易にコーティングしない方が良いですよ悲しい



床コーティングをすると、


  • 傷がつき辛くなる
  • 傷がついても、自然修復効果がある
  • 滑りにくくなるので、高齢者の転倒防止になる(我が家がコーティングした主な目的)
  • 滑りにくくなるので、ペットにも安全になる
  • ワックスがけが不要で、メンテナンスフリーとなる


などの利点があり、人気ですニコニコ


一方、難点、というほどではないかも知れませんが、どちらかと言えば、マイナスの変化もあるのをご存知ですか。



  床コーティングの難点


コーティングしたことによる変化として、


  • 生の床材よりテカる(特にマットな床材は見た目が変わる程、テカる)
  • 生の床材と触り心地が変わる

があります。

ちなみに、旭化成ホームズ/コーティング業者さんから、利点の説明はありましたが、上記のような難点の説明はありませんでした。


私の部屋は、寝室側は挽板で、書斎のみアドバンスフローリングにしました。


書斎はデスクチェアで、床が傷つくかなと思ったためです。


気温が上がって、裸足で過ごすことも増えました。


本来は挽板と、アドバンスフローリングのようなシート材では、裸足で歩いた時や、寝転がった時など触り心地が違います。


しかし、コーティングすれば、床材表面に化学的な幕ができるので、良くも悪くも均質化します。


コーティング後は、挽板とシート材で、ほとんど触り心地に違いはありません。


無垢材の床をコーティングすることは、あまりないと思いますが、挽板や突板でも、なるべく木の風合いを重視したい方もいますよね。


嫌だったら剥がせば良い…と思うかも知れませんが、一度コーティングすると、剥がすのは相当に困難です。


上記のトラブルで、剥がすのも試しましたが、2畳くらい剥がすのに9時間かかり、剥がしきれていません。


ハウスメーカーや、コーティング業者さんは、各種床材をコーティングしたサンプルを持っているので、事前に確認した方が良いです。


もし、持っていなかったら、シミに限らずトラブルが起こる恐れもあるので、先にサンプルテストしてもらいましょう。



  コソッと現状


旭化成ホームズは2016年、アドバンスフローリングでサンプルテストをして、その時はシミは発生しませんでした。


コーティング業者さんによると、その後2021-2022年頃に、アドバンスフローリング(恐らくロット番号を印字するインク剤)が変わり、シミができるようになったようです。


旭化成ホームズによれば、永大産業側は、アドバンスフローリングに変更はないと言っているそうです。


なお、ヘーベルハウス内でシミが確認されたのは、我が家が1軒目ではありません。

(我が家がコーティングしたのは、2022年11月。)


写真に写り辛いので、

旭化成ホームズ/コーティング業者さん

立ち合い時にシミにふせんを貼ったもの


2022年だけでも複数のヘーベルハウスでシミが発生し、先輩施主さん達からクレームが生じていたことが、後からわかりました。


コーティングは高額オプションであること、シミは透明であることから、バレなきゃ良い的に、売っていたものと理解しています。


我が家が要請し、旭化成ホームズで、2023年に現行のアドバンスフローリングでサンプルテストをやり直したところ、シミが確認され、再現性を認めています。


先輩施主さん達のクレームに、真摯に向き合っていたら、被害拡大を防げたのではないか、と残念です。