恐竜→カオス→災害対策
こんにちは
2022年に、ヘーベルハウスで家を建てたRenです。
自己紹介はこちらをどうぞ。
突然ですが、恐竜、お好きですか?
私は7歳の夏休みに、2-3時間も待って、マメンチザウルスの骨格を見上げたのがキッカケで、恐竜の虜になりました。
何枚も絵を描いたのをよく覚えています。
成長するにつれ、時々、博物館へ行く程度でしたが、1993年、ジュラシック・パークを見た時のショックは、強烈過ぎて、一生忘れられません。
そこで初めて知ったのが「カオス理論」でした。
(学者にしてはセクシーすぎる、イアン・マルコム爆誕ですね)
受験生だというのに、マイケル・クライトンのジュラシック・パークを熟読するのにハマりました。
翌年、なんとか大学へ入学。
(歳がバレます)
一般教養で、カオス理論があると知って、飛びつきました。
私は数学科ではないし、非線形なんてとても理解できませんが、一つパラメータをほんのちょびっと変えるだけで、グラフががらりと変わる驚きに虜になりました。
(年度末の感想で、ジュラシック・パークからのカオス理論履修を、むさ苦しく熱く書いたら、翌年のシラバスに載りました)
社会人になり、オペレーション時代はそこまで意識していませんでしたが、プロジェクトマネジメントをするようになって、強く思った疑問があります。
(プロジェクトマネジメントプロフェッショナル®︎を所持しています。)
なぜ、プロジェクトは100%と言い切れる程、遅延するのか。
そこからハマったものが二つあります。
- エリヤフ・ゴールドラットの、制約条件理論(TOC)
- ロングテール理論(通称ブラックスワン:滅多に起きないけれど、起きたら壊滅的な影響を及ぼす)
ブラックスワンを学ぶにつれ、カオス理論が、恐竜のためでもなく(当たり前)、机上の理論でもなく、現実を左右していることを、まざまざと思い知らされました。
世界的に著名なトレーダーのナシーム・ニコラス・タレブは、ブラックスワン関連で多くの著書があります。
リーマンショックにせよなんにせよ、生馬の目をくり抜く世界で、なぜ彼はすっ飛ばされないのか。
それはとてもシンプルで、ブラックスワンが、いつ起きるかや、どれくらいの確率で起きるかに注目するのではなく、それが起きたら人生すっ飛ぶような出来事に備えておく、という発想を知りました。
こう見ると、シンプルで、当たり前のように思えます。
しかし、強い意志で行動しなければ、平時には見えないブラックスワンに備えられないのが、人間の感覚です。
そして、ある日、ブラックスワンが現れ、すっ飛ばされて、なぜ自明なことに備えなかったのだろう、と後悔します。
さて、南海トラフ地震は、30年以内の発生確率が70-80%と言われます。
首都直下型地震は、過去の多くは70-80年サイクルで、今年は関東大震災から100年です。
私の子供の頃から、いつ起きてもおかしくないと言われています。
自明なことではないでしょうか。
タレブも著者で、地震に備えることにも触れています。
死んじゃえば後のことはどうでも良い、という発想もありますが、簡単に死ねるかどうかもわからないのが自然災害です。
人生を思い切り楽しむ、今日死んでも後悔しない今日を生きる、そのために、私は淡々と備えることにしました