〈永野伶実バロック・フルートリサイタル伝統✕現代〉
6/23京都公演、6/26東京公演とも無事に終演いたしました✨
京都は満席、東京もほぼ満席となりました!
ご来場くださいました皆様、本当にありがとうございました!


何年間もやりたいと思っていたプログラムをようやく実現することができました。
チェンバリストの澤朱里さん、圓谷俊貴さん、
そして新曲を提供してくださった會田瑞樹さん、水谷晨さんのおかげです。感謝してもしきれません。

バッハが遺した、フルートとチェンバロのためのソナタ真作を全曲、
そしてこのリサイタルで初演するために書いていただいた、バロック・フルートのための新作を2曲という、
体力の限界に挑むプログラムでした。
昨年の2月頃、来年こそこの企画を実現させる!と決意し、2名の作曲家の方にそれぞれのホームページより新作委嘱の問い合わせをしました。
全く面識のない、どこの馬の骨とも分からぬ私からの依頼をお二人とも快く引き受けてくださり、
その後お会いして打合せやメールでのやりとり、
度重なるリハーサルに立ち会っていただき、
水谷晨:Napaeae Opas 13 for Flauto Traverso
會田瑞樹:《優しい女》
この2曲を1年以上の時間を経て初演することができました。
今を生きる作曲家とバロック・フルートの新たな可能性をかたちにしたい、というのが私の大きな目標のひとつ。
そういった意味でも私自身の音楽人生において大きな意味をもつ2公演だったと思います。
京都公演の様子。
遠藤剛熈美術館、響きが良く素敵な会場です。


当日金沢から京都入りしてくださった會田さんと本番前のリハ。お忙しい中ありがとうございました。

澤さんとの演奏、もう何度目か分からないくらい。
いつも並々ならぬ安心感と同時にエネルギーをいただいています。


そして東京公演の様子。
マリーコンツェルトにて。
またここで演奏できますように。

圓谷さんのチェンバロ、一音一音に常に魂がこもっています。
私もこんな風に演奏したい!という気持ちで、リハの時からご一緒させていただけることに感謝の気持ちでいっぱいでした。


2階席の方が音が良かったらしい。

この日も駆けつけてくださった作曲家のお二人と。
初演、再演に立ち会っていただけて贅沢な時間でした。御本人の前での演奏にこちらは手は震えてましたが。

同時間にロ短調ミサの本番があった友人たちがリハに応援に来てくれました。嬉しかった!そしてこの写真が好きすぎる😂

東京公演にはなんと師匠も来てくださいました。
そして佐賀県からはるばる聴きに来てくれた生徒も。
両公演手伝ってくれた妹にも感謝です。
今月に入ってからはろくに食べれない、寝れない日々が続いてドレスがブカブカになるほど激痩せ。
メンタルもズタボロの中迎えたリサイタルでした。
なんとか2公演やりぬくことができ、
もう、今回ばかりはほんとに自分で自分を褒めたい😭
今やりきった充実感、反省点、今後への決意が同時に襲ってきております🤣
終わりがない分どこまでも歩いていけるのが音楽の道ですね。
でもきっと、それでも追い求めていきたいものがあること、本当に幸せなんだと思います。
また京都、東京の皆様に聴いていただけますよう、努力してまいります。
来年には2ndCDも出る予定です。
まだまだ上手くなれると思っています。
フルートを始めてもう随分と経ちますが、今が一番楽しいです!