なんと。
Vの自己紹介を丸暗記してしまった。あのシーン、大好きなのだ。きっと記念すべき壮大な復讐の開始日ということでVもテンション上がってたのかな?あの自己紹介は、もしイヴィーに出会ってなければ マダム・ジャスティス に対してやろうと思ってたんじゃないのかなー、と考えてみたりする。家(シャドウ・ギャラリー)で練習してたのかなー。かわいいなあ、Vは!!
もし、あの夜Vがイヴィーに出会っていなければ、Vは彼の筋書き通りにコトを進めて、最後の議事堂爆破のときはオールド・ベイリーのときと同じように、特等席で高笑いしながら見物していたんでしょうか?
Vは全てを予見できていたはずです。これから先、ドミノがキレイにカタカタと音を立てて倒れて行く様が見えていたはず。
BTNでドミニクに殴られ気を失ったイヴィーを見つめて、彼は戸惑います。監視カメラを見やりながらウロウロ歩くVは堪らなく可愛いのですが、あれが、Vの完璧なる計画にズレが生じた瞬間なのだと思います。
結局シャドウ・ギャラリーにイヴィーを連れ帰ることにし、自分の人生に大きく関わらせることになりました。本人も止むを得ない選択だったのだと言っていますが、あれは本心なのだと思います。Vの計画には無かった、完全にイレギュラーな出来事だったのだろうと思う。
イヴィーに恋をし、イヴィーに新世代の担い手としての資質と価値を見出し、自分の存在意義に疑問を持ってしまった。
最後のドミノが倒れなかったのは、Vの(当初の)計画の完全性が崩れたことと、新しい世代の代表としてのイヴィーの存在の、二重の意味があるのではないかと思っています。
この映画のラストは好きなのですが、でも、「なぜVは死なねばならなかったのだろうか」と考えてしまう。Vならば、命を落とさずに復讐を遂行する術を考えられたはずです。
Vには、自分の死の意味や意義さえも、見通せてしまったのでしょうね。Vが選んだ最期なら、それで間違いはなかったのだろうとも思う。
それでも、議事堂が派手に破壊されゆく様を見て、満足気に笑うVを見たかった。