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A Votary of V4V

映画 V FOR VENDETTA にハマってしまった自分のための備忘録(ネタバレ)


なんと。
Vの自己紹介を丸暗記してしまった。あのシーン、大好きなのだ。きっと記念すべき壮大な復讐の開始日ということでVもテンション上がってたのかな?あの自己紹介は、もしイヴィーに出会ってなければ マダム・ジャスティス に対してやろうと思ってたんじゃないのかなー、と考えてみたりする。家(シャドウ・ギャラリー)で練習してたのかなー。かわいいなあ、Vは!!

もし、あの夜Vがイヴィーに出会っていなければ、Vは彼の筋書き通りにコトを進めて、最後の議事堂爆破のときはオールド・ベイリーのときと同じように、特等席で高笑いしながら見物していたんでしょうか?

Vは全てを予見できていたはずです。これから先、ドミノがキレイにカタカタと音を立てて倒れて行く様が見えていたはず。

BTNでドミニクに殴られ気を失ったイヴィーを見つめて、彼は戸惑います。監視カメラを見やりながらウロウロ歩くVは堪らなく可愛いのですが、あれが、Vの完璧なる計画にズレが生じた瞬間なのだと思います。

結局シャドウ・ギャラリーにイヴィーを連れ帰ることにし、自分の人生に大きく関わらせることになりました。本人も止むを得ない選択だったのだと言っていますが、あれは本心なのだと思います。Vの計画には無かった、完全にイレギュラーな出来事だったのだろうと思う。

イヴィーに恋をし、イヴィーに新世代の担い手としての資質と価値を見出し、自分の存在意義に疑問を持ってしまった。

最後のドミノが倒れなかったのは、Vの(当初の)計画の完全性が崩れたことと、新しい世代の代表としてのイヴィーの存在の、二重の意味があるのではないかと思っています。

この映画のラストは好きなのですが、でも、「なぜVは死なねばならなかったのだろうか」と考えてしまう。Vならば、命を落とさずに復讐を遂行する術を考えられたはずです。

Vには、自分の死の意味や意義さえも、見通せてしまったのでしょうね。Vが選んだ最期なら、それで間違いはなかったのだろうとも思う。

それでも、議事堂が派手に破壊されゆく様を見て、満足気に笑うVを見たかった。


正義のためならば暴力は許されるのか?というテーマもこの映画にはあるのだと思いますが、私はこの点についてはあまり深く考えたことはありません。

Vは無慈悲に人を殺すけど、それを悪だ!と思ってこの映画を見たことはないんです。

暴力を許せるわけじゃない。だけど、Vの過去を思えば、止むを得ない展開なのかなと思うだけです。

なんの罪もないのに捕らえられて、収容所に送られ、拷問され、人体実験のサンプルにされ、家族も友人も財産もプライドも人間としての尊厳も何もかも根こそぎ剥ぎ取られたんです。

ヴァレリーが教えてくれるまでは、たった1インチだけ残されたものがあるのだということにすら気が付かないほどの絶望の淵に立ってたはずです。この体しか残されていないのだと思っていたはずなのです。そしてその体さえも、他人の手によってもはやオリジナルな自分とは異なるものに変えられてしまった。そしてそこを脱するために炎に包まれ、本来の外観さえもなくしてしまったのです。

想像するのだって難しいでしょう、そんなの。理解できっこない。そんな思いをした人の気持ちなんて、分かるわけないんです。

なのに、暴力はダメだとか、他にもっと良い方法があったはずだとか、どの口が言えるんです?と思うんです。

もちろん、私がこの映画のストーリーにすっかり浸ってしまっているからそう思うのかも知れない。Vに入れ込んじゃってるからそう思うのだと思う。

ただこの映画については、わたしはその行為を否定することは出来ないというだけです。プロセロもリリマンも、気の毒だとは思わなかった。デリアは自分の行いを悔いていたけど、でも復讐されることを予期していたのです。つまりそれほどのことをしたという自覚があったということです。

命を取られるのも致し方ナシ、と加害者が思うほどの行為を受けてたのです、Vは。そんなの想像できないでしょ、理解できないでしょう。そんな私に、Vの行いをジャッジすることなんて出来ないのです。



Vのカリスマ性てすごいと思うんです。自信に溢れた態度とあの語り口調のせいでしょうか?

見た目はあんなに怪しいのに、まあ怪しいからこそ注目を集めやすいということもあるのかも知れないけど…

冒頭でイヴィーを屋上コンサートへ誘ったときも、あの声であんなに自信満々に、且つ紳士的に誘われたらYesと答えるしかないですよね、女性としては!まあ、得体の知れないこの怪しい人を不機嫌にさせない方が良いと思ったのかも知れませんけども。

TVを通してのあのスピーチも、丁寧ながら力強くて、でもサトラーの圧力的なのとは全然違う。スピーチの内容がまた素晴らしいのですけど、やはり誠心誠意、真理を突いたスピーチには自然と聴衆を惹きつけるのですよね。

また、Vはデリアも魅了しましたよね。彼が他の被験者と異なる反応を見せたということで研究者としてのデリアの関心をひいたのですが、映画では描かれませんがVは実験の影響でか大変に魅惑的な人格を現したとのことですから、もしかするとデリアはVを単なる研究対象としてではなく、何か特別な見方をしつつあったのでは?とも思ったりします。原作ではデリアの日記はもっと内容が濃いので、また改めてよく読んで考えてみようっと。


こんな魅力的な人物が20年もの長い間、地下深いシャドウ・ギャラリーで暮らし、ほとんどの時間を一人で過ごしただなんて。

魅力的な人格になったのは、実験のせいだけではないと思うんです。

ヴァレリーの手紙を読んで、自分の命よりも大切なものに気付いた、守るべきものを見つけた、死の恐怖を克服した、強固な意志を得た…

Vはある種の悟りの境地に立ったのだと思うんですが、それがデリアには神々しく、魅惑的に見えたのではないかと思います。



この映画やVについて考えるときはすごく集中して没頭することができるんだ。ずっとそればっかり考えていられたら良いのに。


この映画、インテリで饒舌なVによる名ゼリフ揃い。私がこの映画の中で特に印象に残ったセリフは、VのBTNでの演説の中に出てくる、

if you're looking for the guilty, you need only look into a mirror.

という部分です。

ハッとした。

間違ってる、こんなのオカシイ、って分かってる。
身に滲みて分かってる。
なのに漫然と現状に甘んじてしまっている。

そんな自分を心の底では嫌悪していたんだ。

映画の中じゃなくても、
相手が独裁政権じゃなくても、
多かれ少なかれ、誰しもがそういう「罪悪感」を抱きながら生きてるんじゃないでしょうか。

このままじゃダメだって分かってる。
どうにかしないといけないって分かってる。

でも、
面倒くさいから、
失敗するのが怖いから、何もせずにいる。
いつかどうにかなるだろうと思っている。


そんなところを、Vにズバっと指摘されたのです。
ハッとした。

映画の中の家族も老人たちもパブの人たちも、
同じようにハッとさせられたはずだ。

Vはそれを責めているんじゃない。
そうなってしまっている理由も理解している。

ただ、指摘しただけだ。
気付かせただけだ。

本当にそれで良いと思っているわけじゃないでしょう?と、少しくすぐっただけなんだ。

Vは、人知れず、11月5日にすべてが成就するように準備してきた。それこそ、ドミノを一つ一つ並べるように、一つの事象が次々に影響しあって連鎖していく様子が、Vには見えている。

あのVのスピーチが、国民一人一人にどう響くかもVには分かっていたんだ。

サトラーの会議での威圧的なだけの叱咤や、誰も見ていないテレビで演説との対比がスゴイですね。

本当に人を惹きつけるものがどういうものなのか、Vには分かっているんです。


あのスピーチ映像をVが自分で録画している様子を想像するとまた可愛いんですけど。

原稿らしき紙とペンを前に置いている細かさもツボです。チラリとも見ないのに!練習したんだろうか。録画したのをチェックして、満足げに頷いたんだろうか。VTVのロゴも入っててほんとにやることが徹底している、そんなVが大好きだ!


私はもはや、Vが画面にいるシーンは一瞬たりとも見逃すわけにいかないというくらいの勢いで、まさに釘付けになっています。

Vの指の動きや首の角度などの細かい仕草もすべて目に焼き付けたいのです。もう全部、わたしの脳に記憶したい!脳内再生できたら最高じゃないですか?それこそ、いつでもどこでもVと一緒です、夢でだってぐふふふふ、です。

Vは黒いスーツ?を着ていますが、やたらと胸板が厚くて良い体してます。スーツもパツパツになってる。これって、下になんか着込んでるからでしょうか?あのラストの防弾チョッキ?をいつも着てるのかな?

巌窟王を観ながらフェンシングに興じているときは、いつもの黒いスーツじゃなくてグレイのシャツにキルティングベストを着てますよね。これって珍しい、というか黒スーツ以外のものを着てるってこのシーンだけではないですか?プロセロを殺して帰ってきて、お風呂上がりなのかな?

この服もVが自分で作ったのかな~。イヴィーとソファで巌窟王観ながらくつろいでるVもたまらなくかわええ。ベスト姿がちょっとおじさん臭く見えなくもないけどそんなの関係ねえ。思わず最後のセリフを口に出しちゃうとことかもうほんとかわええ。いつも言ってるんでしょうね。

最初は「何これ、変なの!!」と思ったVのオカッパ頭も、今となってはそのサラサラヘアにウットリです。肩に当たって跳ねてるのがまた可愛らしい。BTNでの警官との格闘シーンのラストで、Vと警官が向かい合って顔がアップになるところ。ただ見つめ合ってるかのような二人だけど、Vがクルッと素早く振り返った瞬間に警官が血をドボーっと。あのときのVの髪の毛のサラサラ具合、ちょうど警官の鼻の先をかする絶妙の距離。素晴らしいです!

しかしなんであの髪型なの?と考えたけど、きっと帽子を取った時に、あの前髪パッツンだとマスクがボワっと浮かび上がるように見えるからかな?

そう言えば、冒頭の自己紹介シーンの最後で帽子を取った時、すこーし髪の毛が乱れてるとこもかわええ!

Vの黒い革の手袋も、厚手で柔らかくて、きっと上等なんだろうなぁ、と見る度に思います。気持ち良さそう…私もあの手で撫でられてみたい!革のブーツも、絶対柔らかくて厚くて上等ですよね!

そしてあのマント!わたしには多分もともとマント萌えの素質があると思うんだけど、実写でのあの長マントには参る。かっこいいー!BTNから去るときエレベーターのボタンを押そうとしてマントをバサッとするシーン、リリマンを殺しに教会の屋根にバサッと飛び降りて着地するシーン、かっこよ過ぎる!大好きだ!

そしてそして、あのエプロン!Vのファッションを語るうえで外せないですよね。あのエプロン姿で一気にVの虜になっちゃった人は多いんじゃないでしょうか?なんてお茶目なの!
他の部分はとってもシックなのに、なぜ、よりによって赤い花柄のエプロンなの… さりげないフリル付きの!それをいつものガタイの良い黒スーツの上から着けると言う…大サービス!鼻歌歌いながら卵焼いてるんだもん。もう完全ノックアウトですよね。

V、とことん愛すべきキャラクターです!