Vは強い!んだけど、何がイイって、特殊能力がないところだ。
ラークヒルでの実験の作用で反射神経と運動能力が向上したとのことなので、Vは常人離れしたスピードと体力を持っているはず。
でも空を飛んだり瞬間移動したり、口から火を噴いたり目からビームを発射するわけでもない。
そこがイイの!!
Vが超能力者だったり、変身できちゃったりしたらすごく興醒めだもん。Vはあくまで人間なのだ。(Vには目がない説を信じるとすると、特殊能力で物を見ていることになるけど、私はその説は支持しない。)
だからこそ、最期は銃弾に倒れてしまうのだけど…。ああ、Vはやっぱり普通の人間なんだ、って、安心するような気持ちと、でもあの瞬間だけはどうかVが不死身であって欲しいと思う気持ちもあったなあ。
Vは肩幅が広く胸板も厚くて、その体に長いマントを羽織って、風のように敵をなぎ払って行くんですよね。
イヴィーを襲ったフィンガーマンたちを倒した時は、グーで殴っただけで恰幅の良い男が吹っ飛びましたよね。あの拳が、腕が~、かっこいい!
戦う時も銃を使わずに素手かナイフなんですよね、そこもいいのです。この映画のなかではアクションシーンはメインではないと私は思っているけど、俊敏で鋭いVの姿にもクラクラしてしまうのです。ああ。私も助けられたい…。
映画ではそういうシーンはありませんが、Vはコンピューターハッキングの腕もすごいんですよね。原作では、政治を司っているスーパーコンピューターのザ・フェイトというのが登場しますが、Vは実はそのスパコンをハックして操ってしまう。
映画ではザ・フェイトは登場しないけど、フィンチがロックウッドに接触するきっかけになったメールはVが仕組んだものですよね。データベースにアクセスした人に自動的にメールが送られるようになってたんでしたっけ?Vは政府のデータベースに忍び込んで細工を仕掛けてたんですかね。
DC Comics Database によると、Vはmental capabilities も上がったそうですが、つまり知力ですね。やっぱ、強いだけじゃなくて知性がなきゃね。たくさん書物を読んで、ぐんぐん吸収していったのですかね?こんな人から見たら、そら普通の人間は虫けらみたいに見えるのかも。(デリアが言ってたように)
http://dc.wikia.com/wiki/V_(V_for_Vendetta)
こんなになんでもできる男なんているわけないだろ!と思われるかも知れないけど、いいの。Vはなんでもできるの!公式サイトの衣装担当者のインタビューによると、Vは彼の服を全て手作りしているらしいし、ということはあのエプロンも…。プロセロたちを殺すのに使った毒物も。
俊敏でしなやかで強くて、賢くて手先が器用で、芸術を愛で、手製の毒で人を殺し、かごたまパンで客人をもてなす、どこまでも紳士な男。
こんなのVにしかできない。
人間臭いような、人並外れた男。
愛すべきマスクドマンです。
大好きです。
