いろはの森〜高尾山薬王院参拝 | Rememberのブログ Love & Harmony゚・:,。☆

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高尾山に行ってきました〜😊


高尾山は大学生のころボランティアの仲間とムササビの観察に訪れて以来。観察会も終わり空が白み始めたころ、眼下にとても美しい雲海が見られたことが今でも印象に残っています。高尾山は年間登山者数が「世界一」。まるで観光地のような山なので、混雑を敬遠して長らく足が遠のいていました。


それでも自宅からアクセスも良いことだし、平日なら混雑もさほどではないかと願いつつ、数十年ぶりに登ってみることにしました。今回は人混みを避けて、比較的登山者が少ないとされる裏高尾ルートの「いろはの森」から登ることにしました。



JR高尾駅から小仏行きのバス停へ着くと、通常1時間に1本のバスが同時刻に2台に増便されてたのですが2台とも満員😱目的地の「日影」バス停では山の草花を鑑賞する団体が一緒に降りましたが、違うルートで山の中へ。高尾山にはさまざまな楽しみ方があるようです。



日影沢キャンプ場から登山道へ。急峻な斜面や膝まで足を上げないと登れないような段差も続きましたが、30分くらい歩く間隔で程よくベンチもあり、私にはちょうど良い登山道でした。前々日の雨のせいで樹木や森全体が息づいているせいか、急な斜面が続いても不思議と疲れは感じませんでした。


登山道脇には「いろは47文字」を頭文字とする樹木が植えられ、その樹木にちなんだ和歌が立看板で表示されていました。前評判どおり登山者は少なく、頂上手前で大きな登山道4号路と交差するまで1人しかすれ違いませんでした。おかげでゆったりとリラックスして森の自然と対話できました。


それでも頂上に到着するとそこには「登山者数世界一」の光景が広がっていました。別ルートから登ってきた登山者たちはもとより、ゲーブルカーで一気に登ってきた普段着のカップルや、近くの幼稚園や小学校でしょうか、見晴台では大勢の子供たちが楽しそうにお弁当を広げていました。


昼食後は下山途中の中腹にある「高尾山薬王院」を参拝しました。薬王院は真言宗のお寺ですが、そう言えば「いろは歌」の作者は真言宗開祖で日本書道三筆の弘法大師 空海でした。だから「いろはの森」という名前の登山道だったのか〜と得心しました。


本尊の飯縄大権現は戦勝の神さまとして崇められ、戦国時代には上杉謙信や武田信玄など戦国武将たちに信仰されました。上杉謙信の兜の前立てには白狐に乗り劔と縄を持った羽のある飯縄大権現があしらわれています。飯縄大権現は烏天狗の化身とされ、空から飛来した神とされています。

烏天狗のモデルは八咫烏。八咫烏といえば天照大神の命で神武天皇を大和国まで案内した神の使いでした。一度は訪れてみたかった高尾山薬王院の烏天狗。そのルーツを辿ると神話の世界が垣間見えてきます。境内のみならずお土産屋さんにも天狗にまつわるお土産がたくさん並んでいました。


帰路は表の登山道2号路〜6号路を辿って下山。途中、先般の台風15号の倒木で登山道が塞がれた箇所もありました。さまざまな登山道がある割に標高が低いせいか看板は少なめで、初めての者にはどの辺を歩いているのか分かりづらい箇所もありましたが、無事に高尾山口駅のある麓に到着。


思ったより早く下山でき、ラッシュ前には悠々と電車に乗り込むことができました。やはり頂上までさほど標高差もなく、都心から電車のアクセスや本数も豊富で気軽に訪ねられるところが、世界一の登山者数を誇る高尾山の魅力なのかもしれません。