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両親の老いについて 

また私が面した老いについて綴っています。

 

 

 

過去記事はこちらからどうぞ



老いを生きる 目次

 

 

 

空とお花の写真は実家近く 

 

八王子市富士森公園の風景です。

 

 

 

 

今年7月 父85歳の誕生会の時

 

ちょっとしたハプニングがありました。


 

 

 

久しぶりにワインを飲んだ父。

 

 

途中までは何事もなく

 

会話しながら食事していたのだけど

 

急に様子がおかしくなって。

 

 

座ったまま 目も開いたまま

 

応答がなくなり 身体の動きが止まり…

 

 

 

 

 

意識が遠のいてるとわかり

 

幸い和室の個室だったので

 

係の方に座布団やタオルを運んでもらい

 

部屋の隅に敷き寝かせると 父は熟睡。

 

 

1時間ほど休んだら

 

何事もなかったように回復し

 

事なきを得たのだけど。

 

 

 

 

 

 

この時はワインが原因だと思い

 

「もうお酒はやめた方がいい」

 

という結論に父も納得して

 

その後 飲酒はしていませんでした。

 

 

 

ですが 先日 実家で同じように 

 

父が気を失う事態になりました。

 

 

 

 

その日は前日との気温差が10度位あって

 

急に寒くなった日。

 

 

いつもより長くお風呂に入っていた父が

 

「なんだか今日はなかなか身体が温まらなかった」

 

と入浴後 私と話をしていたのだけど

 

急に黙り込み 話しかけても反応がなくなって。

 

 

座ったまま 目は開いて まっすぐ前を向き 

 

あの時と同じような意識もうろう状態。

 

 

 


父の身体が傾いてきたので


私は背中を後ろから支えながら

 

あれこれ問いかけたのだけど

 

まったく反応がない。

 

 

それから 変な咳をはじめて

 

嘔吐しそうな様子で。

 

 

身体を横にして もしも嘔吐し

 

吐しゃ物がのどにつまったら危険だろうと思い

 

座った状態のまま 父を支えながら

 

呼びかけ続けました。

 

 

 

 

私の大声を聞きつけて

 

一緒に泊まっていた息子や

 

2階にいた兄がかけつけ

 

救急車を呼ぶことも考えたのだけど

 

前回のことがあったから 

 

少し様子を見ることに…

 

 

 

 

結局 ワインの時よりは早く

 

15分ほどで正気に戻ったのだけど

 

気を失っていた間のことを

 

やっぱり 父はまったく覚えていませんでした。

 

 

 

 

 

実は 夫も最近

 

同じような場面に出くわしたそうで。

 

 

立ち飲み屋さんで友人(60代男性)と飲んでいて

 

話している途中 相手の方が急に黙り込み

 

立ったまま 目も開いたまま

 

まったく反応がなくなったらしい。

 

 

 

(なんか様子がおかしいな)

 

と夫が気づいてから ふら~と倒れ

 

周囲にいた人たちで介抱し

 

救急車を呼び 病院に行った と。

 

 

 

診断結果は「脱水症状」 

 

 

 

念のため検査を受け 他に異常はなく

 

幸い父と同じようにすぐに回復されたようで

 

どちらも「良かったね」という話だったのだけど。

 

 

 

目は開いたまま 

 

座ったまま 立ったまま

 

意識がなくなっていき 

 

すぐにバタッとは倒れず

 

わりと短時間で回復する

 

ということが共通点。

 

 

父もワインの酔いだけではなく

 

脱水症状もあったのではないかな。

 

 

 

 

気を失った後に落ち着いてから 父に訊いた所

 

嘔吐しそうな様子で苦しそうに見えたけれど

 

本人 吐き気はまったくなかったそう。

 

 

「目は開いてて こんな状態だったんだよ」

 

と私が説明しても 苦しかった記憶もなく。

 

 

 

夫の友人も同じく

 

その時間の記憶がぽっかり抜けていたそうです。

 

 

 

 

それにしても

 

自分で気づかないうちに気を失ってしまう

 

というのがとても怖い。

 

 

 

夏場でなくても

 

水分補給が大事!と知った話でした。

 

 

 

父は夜中トイレに起きる回数を少なくしたくて

 

寝る前はなるべく水分を摂らないようにしていたようだけれど

 

「入浴前後は特に気をつけて飲むようにする」

 

と言っています。

 

 

水分は充分に摂りながら

 

夜間ぐっすり眠れるような良い方法があるといいけれど。




父の症状が脱水症かどうかもちゃんと確かめるため

 

後日 かかりつけの医師の診察を受けることにしました。

 

 

 

 

 

 

それから そばにいた身として 私はあの時

 

 

(パジャマしか着ていない父に上着を着せたい)

 

(助けを呼びに行きたい)

 

(嘔吐してもいいように洗面器を持ってきたい)

 

 

など 色々したいことがあったけれど


父の身体を支えるのに精いっぱいで動けず


叫ぶことしか出来なかったのね。

 

 

 

息子や兄がすぐに来てくれて

 

父の身体を支えたり 

 

毛布をかけたり 洗面器を用意したり

 

万が一の時は救急車!

 

と手分けして対応出来たからいいけれど

 

 

この状態で もしも 父が1人だったら…

 

もし 私1人しか 近くにいなかったら…

 

 

大ごとになっていたかもしれない。

 

 

 

父は自分がどんな状態だったか記憶もないし

 

具合が悪かったという自覚もなく

 

すぐに回復したこともあって

 

自分でも気づかないうちに

 

危険な状態になっている可能性があるということ。

 

 

 

特に高齢者は注意が必要ですね。

 

 

 

 

脱水症状について

 

こちらの情報がわかりやすかったです。

 

お借りしました。

 

 

イリーゼさんの記事