母の認知症 糖尿病
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両親の老いについて
また私が面した老いについて綴っています。
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前に書いたこの記事
まぁ 当初父が持った印象と
実物の母はまったく違ったんだけどね。
(母はおしゃべりな祖母似だった)
「お見合いには母親が付いてくるのが普通なのに
父親が付いてきてめずらしいなと思った。
でも もしも おばあちゃんが
お見合いに付いてきていたら
きっと話はまとまらなかったと思う」
と よく父は言っていて
間違いなく
おじいちゃんの作戦勝ち~!
タンスの別の引き出しには
母がお友達とやりとりした
手紙やハガキもたくさんあって
几帳面な父は
すべて 一通り目を通したんだって。
その中で
多くの友人たちからの言葉に
「あなたがうらやましい」
と書いてあったそう。
結婚後は祖父と父の自営の洋服店を
手伝っていたけれど
就職としての仕事には就かず
色々な学校に行って
習い事が出来て
うらやましいって。
私が見たこのハガキの方も
そう書いてあった。
娘さん=私
生まれたお子さん=息子
全然知らなかったけれど
祝福してくださっていたこと
私も嬉しく♡息子にも見せました。
66年のお付き合いの
母の親友Yさんも
私 直接お聞きしたけれど
やっぱり
「お母さんは働かないで ずっと幸せだった人」
と。
まったく嫌味な感じではなく
本当に幸せでよかったわぁ
と心からの気持ちで
言ってくださったのがわかった。
上記のハガキの方も
こんなにきれいなユリを描いてくださっていて
他のお友達の方も
母のどっちらけ~な本性をよくご存じで
「うらやましい」
って素直なお気持ちで
ほほ笑みながら
書いてくださったのだろうと思います。
その状況も祖父のおかげだった
と父。
お花の段位は
試験(?)を受ける度に
3千円ほどかかっていて
最終の師範を受ける時は
1万円
(そんな資料も全部 母は保管してました)
あの当時(昭和30年代前半)にしたら
相当な高額だったはず。
時代からしても
かなり気合を入れた
「嫁入り修行」だったんでしょうね。
母は私の書道と珠算
他 学校での賞状も
一緒に保管してくれてました。
母も 私も そうだけれど
どの賞状も学生時代のもの。
女性は家庭に入ると
賞状をもらう機会なんて
なかなかないと思います。
男性はお仕事とかで
表彰される機会もあるでしょうけれど
体調が下降したり
出来なくなっていくことも多くなるでしょう。
賞状のように
形として見える形で
称えられることって
なくなってしまう。
今日は敬老の日。
年配の方々を敬う気持ちはもちろん
「老いていくことを敬う日」
として ひとりひとりが
歳を重ねていることを
たっぷり表彰する日
としたいな と思いました。
知らなかった母の持ち味を称えつつ
自分のしてきたことも思い返しながら。。。
成長を祝福しましょう
あなたはこれまで 地道に着実に
1段ずつ階段を上ってきましたね
振り返って
後悔や失敗と思うことがあっても
それも貴重で大切な経験
1つ1つが糧だったのです
今の自分を 成長した自分を
讃えましょう
そしてまた
新たな階段を上っていきましょう
同様に 階段を上る人々を
心から祝福しましょう