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両親の老いについて 
また私が面した老いについて綴っています。



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前回の続き。
 
 
 
 
父が「死ぬまでに解決しておきたい」
と思っていたことの中で
1番気がかりだったのが これ。
 
 
 
母名義のゴルフ会員権
 
 
 
亡くなった母名義のゴルフ会員権があり
預託金を請求したい
 
 
以前 父がゴルフ場の会社に掛け合ってみたが
よくわからず…
 
 
弁護士に相談したこともあったが
 
「裁判を起こすしかない
   それには名義変更や代理人を立てる必要があり
   でも 父の年齢では歳をとりすぎている
   それに預託金が戻るとは断言出来ない」
 
と言われた
 
 
 
 
さて  どうしたものか…
 
 
 
。  。  。
 
 
。  。
 
 
 
 
 
 
両親はゴルフなんてしない
 
 
 
なのに 
 
なぜ ゴルフ会員権???
 
 
 
と当時 その話を聞いた時
思ったんだよね。
 
 
 
兄妹も同じように思っていたようだけど
しばらくして
 
 
(どうやら  アレは
    うまいこといかなかったみたいだな)
 
 
という空気が流れ…
 
 
 
家族の中で話をすることもなく
というか 話してはいけないような
 
(暗黙の了解 )(タブー)
 
となって ここまできた案件。
 
 
 
 
どういう経緯で買うことになったのか
いくら投資していたのか
どんな内容だったのか
 
 
母の名義だったことも
父がその後  預託金を取り戻そうと
出来る限りの対策を試みていたことも
兄私妹はまったく知らなかった。
 
 
 
 
父によく話を聴いてみると
このゴルフ会員権は
約30年前のバブル期に
父が信頼する人からの勧めに乗って
投資目的で買ったんだとか。
 
 
投資金額の大部分は
母が譲り受けた祖父の遺産だった。
 
 
 
 
もう この件について
父は自分でどうすることも出来ず
だからと言って 
このまま放ってもおけず。
 
 
私たちも話を聴いてから
初めて関係書類を見て
各々ネットの情報など調べてみたものの
確かなことはわからなかった。
 
 
とにかく 
名義人の母が亡くなってしまったのだから
これ以上 先送りにすることも出来ない。
 
 
 
なので この件も
 
「行政書士のOさんに相談してみよう」
 
ということになったのね。
 
 
 
Oさんには事前に
内容のおおまかな説明をして
この日 証書や関係書類を実際に見ていただいた。
 
 
 
結論!
 
 
預託金は戻らないと考えた方がよい
 
裁判など 手立ても考えない方がよい
 
 
とのこと。
 
 
 
もし 裁判をしたとしても
預託金が戻る可能性は低く
でも 裁判費用や弁護士費用はかかるから
結局 赤字になってしまうだろう
 
 
というのがOさんの見解でした。
 
 
 
事前に調べていたネットの情報からも
預託金を取り戻すのはどうやら難しそうだ
と予想はしていたのだけど
 
 
やっぱり そうか…。
 
 
 
ゴルフ会員権の権利は有効なので
「売る」という策もあるけれど
今となっては当時と違い
雲泥の差の微々たる価値にしかならない。
 
 
さらに 名義変更する必要があって
それにかなりの費用がかかるらしく
 
「やっぱり  
  何もしない方がいいね
 
という結論になった。
 
 
 
 
専門家の方の見解をハッキリ聴いたことで
 
 
「これは自分の人生の中で
    最大の失敗だった」
 
 
と 父も諦めがついたよう。
 
 
 
このゴルフ会員権  父は
 
「話を持ってきたのが信頼していた人で
   一旦は断ったのだけれど その後も誘われて
    (この人が言うものなら大丈夫だろう)
    と よく中身を確かめずに買ってしまった」
 
のだそう。
 
 
 
タラレバになってしまうけれど
多分 購入した後 すぐに現金化していれば
その人の勧め通りに儲けが出たのだろう。
 
 
でも 父は
 
「(その人がいいようにしてくれるだろう)
   と すべてをお任せしてしまい
   現金化の仕方もよくわかっていなかった」
 
と。
 
 
 
常に慎重に事を進め
心して倹約生活をしてきた父だから
このことは相当 残念無念だったと思う。
 
 
 
お金のことだけを考えれば
 
(あららぁ…)
 
と 私もそりゃ思ってしまう。
 
 
 
 
でも  なぜか この時
私は 清々しさ を感じたんだよね。
 
 
妙な 安堵感 があった。
 
 
 
。 。 。
 
 
考えてみると  慎重な父は
 
(失敗しないように)
 
と幼い頃から私に
アレコレ事前対策を立ててくれました。
 
 
 
言葉でずっと
そう言われていた訳じゃないけれど
 
つまづかないように
何事も無いように
 
との父の姿勢から 私の中には
 
(失敗してはいけない)
 
という思いが強く根付いていた。
 
 
 
だから  私も
 
失敗しないように
慎重に
石橋を叩いて渡り
何事も無く済むように
 
してたよなぁ
 
 
 
でも  なんだ  
 
そっか
 
父も失敗したんだな
 
 
 
そんな人生最大級の失敗があったけど
 
今 こうして みんな無事に生きてるじゃん
 
 
 
なんだ
 
そのお金
 
無くても大丈夫だったんだ
 
 
。 。 。
 
 
 
そんな風に思って
 
ホッと スッキリしたんだな。
 
 
 
 
それに
 
「もう 今はどうにも出来ない」
 
という形の解決策で
今後 アレコレ考えなくてよくなったしね。
 
 
 
 
 
そもそも 
このお金はほぼ母のもの。
 
 
 
当の本人  
当時はこの投資話にノリノリで
 
「いいね!それ やろうやろう!」
 
と言っていたそうだけど
結局は父にすべてお任せで
内容なんてもちろん 
母は一切関知していなかっただろう。
 
 
晩年は認知症もあったから
この件について
既にまったく頭にはなかったはず。
 
 
説明したとしても
わからなかっただろうけれど。
 
 
 
最晩年の母は幸せな妄想の中に生き
祖父の遺産が(それはちゃんと覚えていたけれど!)
ありもしない不動産に転化していて
 
「私が死んだら 3人(兄私妹)で分けなね〜」
    (⌒▽⌒)」
 
なぁんて
私たちに遺産をたぁーっぷり遺したつもりで
ドヤってた時もあったしね。
 
 
 
 
結局 このお金について
母はまったく気にしてなかった。
 
 
問題にもなってなかった。
 
 
 
当の本人がまったく気にせず
幸せに逝ったんだから
もう いいね!!  笑
 
 
との結末になりました。
 
 
 
 
私たち子供の結婚費用は
ちゃんと別にとっておいてくれたらしく
本当になにも困らなかったのだし。
 
 
この辺は父らしく。
 
 
 
 
人生最大の失敗しても大丈夫!
 
 
って かなりパンチの効いた安心感
 
 
 
 
でも  父も言っていたけれど
 
 
お金は
判断を誤らせる可能性がある
 
 
いくら信頼している人でも
ちゃんと自分で中身を確かめること
 
 
これは心に留めておこうと思います。
 
 
 
 
 

 

(赤)ジプシーカード 31 Money お金

 

現金  価値判断 信じていること

 

お金に対してどんなイメージがありますか?

 

お金があると安心する

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遣わないように貯めないと

いつもすぐになくなってしまう

 

お金に関することでも問題や気がかりが

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今 お金について考える 

ひいては自分の信念を探る好機です

 
 
 

(藍)サイキックタロットカード
緑7 Choose Wisely 賢い選択

 

選択肢 岐路 実行

 

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結果がうまくいくに越したことはありませんが

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~ たまゆら占いより ~

 

 

 
 
 
 
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