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両親の老いについて 
また私が面した老いについて綴っています。



過去記事はこちらからどうぞ






母の葬儀を終えた後
終活認定講師の方をお迎えして


「父のお葬式をどうするか」


をメインテーマに
家族で話し合いをすることになりました。





講師の方は
次のようにおっしゃってました。


死は待った無し!
交通事故など突然に死が訪れることもあります。
   
死亡が確認されれば 
ずっと病院に安置することは出来ず
とにかく遺体を運び出さなくてはならない。

何も準備していなければ
病院提携の葬儀社に連絡して
そのまま葬儀への流れになることが多いけれど
これは1番費用がかかる方法。

人生の備え(終活)こそ
本人・親族のハッピーエンディングだと思います。




生前に  本人の前で
お葬式のことを相談する
って話しにくいことかもしれない。


けれど  突然 が目の前に来てからでは
間に合わないこともある。



自分は人生をどう終わりにするのか

本人の希望を取り入れるためにも
ハッキリさせておいた方がいい!



ということで

死に至る前の病気や医療の情報も踏まえ
色々な葬儀方法や埋葬法の説明を受け
もうその場で父の希望を聴きながら
兄 妹 義弟  私で意見を交わし合い

「じゃあ 父が亡くなったら
    こういう流れで
    こういう形のお葬式にしよう」

と希望プランが大体決まりました。



話し合いで擦り合わせた要点は
ザックリこんな感じ。


・現在会員になっている互助会はそのままにして
   父が亡くなったら 
   すぐ!終活協議会に連絡する

・終活協議会の希望プランで可能なら
   それが第一候補

・でも 条件によってはタイミングがあり
    希望プランが難しい状況だったり
    キャンセル料の兼ね合いもあるので
     確認後  どちらで葬儀するか 最終決定する

・希望プランで可能な場合
   斎場は使用せず亡骸は自宅に迎える

・葬儀も自宅で行う

・参列は近親者のみ
(葬儀方法がどちらの場合でも)
    参列していただきたい方は
    父了承の上で前もって決めておく

・供花  弔電などはお気持ちだけいただき
    お受けしないこととする



今回は一応 「父の葬儀について」
という名目で話し合ったのだけれど
必ずしも歳の順で逝くとは限らないのよね。


誰が いつ 
先に死ぬことになるかはわからない。



なので 1人1人
エンディングノート
を書くことを勧められました。


(社)終活協議会のエンディングノート



葬儀をするか?

誰に来てほしいか?

どのようなお墓にするか?

埋葬してほしいか?

希望の埋葬方法は?

供養はどうする?


などなど 
気持ちや希望を書けるようになっている。





自分のことで
伝えておきたい大事なこと
を書くページもある。




出展 : 終活協議会



少し時間を取って

ゆっくり考えないと…


な項目ばかり。



これは

「1度書いたらそれで決定! はい 終わり!」

ということではなく

自分の気持ちも社会的な制度も変わるので  
何度も見直して 
その都度修正することが大事 

だそうです。


※ 修正出来るように鉛筆で書くこと



それから
たとえ エンディングノートに書いて
自分だけがわかっていても
ノートの在りかがわからなければ
もう誰にも希望や大事なことを伝えられないし
死に方によってはその時間さえないかもしれない。



まだまだ先のことだし…
いつか話し合えばいいし…

と思っていて
何の準備もせず  その時を迎え
故人の希望もわからず
遺族の気持ちをまとめる時間さえなかった

そういうお話が多いのです

(講師の方から)




自分の死を最期まで
責任を持って全うする

という意味でも



自分のことについて
考える時間を持つこと

家族で話し合って
本人の気持ちや希望 
伝えたいことを知っておくこと


大事だと思います。






お話を聴いた中で  私が

「えー?そうなの!?」

と驚いたのが樹木葬。



てっきり  

「好きな木の根元に遺骨を埋葬してもらい
   自然に還れる」

と思っていたのだけれど
すべての樹木葬がそうとは限らないんだって!





一定期間は樹のそばに
「区間で」埋葬されるけれど
期間が過ぎると別の場所に移され合葬

という樹木葬もあるそう。



自分がどんな風に埋葬され
その後 どうなるのか  ⬅︎ココ大事

イメージだけでなく
事前にちゃんと見学して
自分の目で見て  知っておくことも大切!


ですね。